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2025/01/25 03:40 |
レッスルエンジェルスサバイバー2のススメ
 皆さん、レッスルしてますか? トライファーストから11月6日に発売された『レッスルエンジェルスサバイバー2』のことでございます。女子プロレスSLGというかなりニッチなジャンルなので、サイトで取り上げるのはどうかな、と思ってたのですが、“秋葉原でレッスルエンジェルスサバイバー2絶滅”との噂を聞き、やっぱりオタにも需要はあるんだなぁ……と思い色々書いてみることにしました。

 『レッスルエンジェルスサバイバー2』を知らない人のために説明すると、レッスルエンジェルスは16年の歴史を持つ女子プロレスゲームで、『レッスルエンジェルスサバイバー2は団体経営SLGという位置づけになっています。レスラーを発掘して、なだめすかし、コーチをつけて鍛え上げ、試合を重ねてマット界の頂点を目指す、というゲームです。難易度調整もついており、潤沢な資金を持ってはじめられるLV.1から、カツカツな団体経営が楽しめるLV.3まで選べるので初心者にも安心。ただいま僕は、「LV.3で女子プロレス黎明期、他団体は強い順から4つ選択、自前で発掘してきた15歳の新人だけ(+ガイジン)だけで団体運営」というマゾプレイを実施しております。さて、なぜこの女子プロレスゲーなんてニッチジャンルが好評なのか。その一端を知るために、うちの団体のメンバーを公開してみたいと思います。

LV.3女子プロレス黎明期スタート、5年目4月
団体名:NineLives
本拠地:東京

所属レスラー:
ソニック・キャット(CV:斎藤千和)
ボンバー来島(CV:野田順子)
桜井千里(CV:水樹奈々)
菊池理宇(CV:水樹奈々)
小川ひかる(CV:柚木涼香)
佐尾山 幸音鈴(CV:斎藤千和)
ディアナ・ライアル(CV:柚木涼香)
永原ちづる(CV:豊口めぐみ)

 という構成。やたら声優さんがかぶってるのは気のせいです。気のせいですってば。こうして見てもらえばわかるとおり、まず声優さんが異常に豪華です。兼役はありますが、基本は二役。皆さんキャラクターによって演じ分けをちゃんとしていて、たとえば水樹奈々さんなら菊池理宇はさわやかな特攻系元気ハツラツとした感じで、桜井千里は淡々とした感情レス系の…ええと、『リリカルなのは』の次回予告で、きっとフェイトちゃんが悲しい目に合いそうなテンションの水樹奈々さんみたいな感じです。

 他にも高笑い系お嬢様ただしパワー馬鹿ただし頭も馬鹿のビューティ市ヶ谷がたかはし智秋さん、関節職人南 利美が沢城みゆきさん、強さにストイックで芯の強いサンダー龍子に渡辺明乃さん、周囲とのコミュニケーションが苦手だが芯は熱い孤高の天才姫が桑島法子さん、地獄少女みたいなキャラが能登麻美子さん、黒魔術キャラや鬱入ってそうなキャラが後藤沙緒里さんなどなど、ツボを押さえすぎておなかいっぱいです。前回レッスルエンジェルスサバイバー1が発売されたとき、豪華キャストを見て「これで賢プロ三人娘あたり参戦したら若手女性声優オールスター戦じゃね?」と話していたんですが、今回きっちり生天目仁美さんと伊藤静さんが参戦してきました。メインどころの声優を列記すると、

浅川悠、浅野真澄、伊藤静、植田佳奈、大原さやか、折笠富美子、川澄綾子、神田朱未、桑島法子、桑谷夏子、後藤沙緒里、後藤邑子、小林沙苗、斉藤貴美子、斎藤千和、沢城みゆき、下屋則子、篠原恵美、白石涼子、進藤尚美、たかはし智秋、田中敦子、冬馬由美、豊口めぐみ、中原麻衣、生天目仁美 (出演者) 野田順子、能登麻美子、野中藍、久川綾 、広橋涼、福圓美里、松岡由貴、水樹奈々、雪野五月、柚木涼香、渡辺明乃etc 

といった具合です。兼役が多いので×2がおおいです。結構セリフのカットインとかも多くて、これだけの豪華声優のレスラーたちから好きなように俺団体を作れるのですから、そりゃ秋葉原でも人気ですな。好感度を上げていくと、ちょいとギャルゲーテイストなイベントが入ることもあります。ただし、その比率は決して高くないのでご注意を。ごく普通の女子プロレスゲームとして楽しんでいるところに、時々不意打ちのようにギャルゲー的イベントが起こるのがよいのです。いわゆる、少年誌のエロは嬉しいの法則です。先日桑谷夏子さん演じる藤島瞳が西陣織をねだりに来たときは、「なんだこのピッチ、結婚してくれ!」と叫びそうになりました。

 そして、もうひとつ忘れてはならないのが、その気になれば、ゲームとしてやり込みの要素がかなり深いということです。この、その気になればというのが重要で、LV.1スタートで人気選手を集めて海外の強豪団体と提携していけば、試合はスキップ中心でも初心者でも結構簡単に俺TUEEE気分を味わうことができます。ですがこだわろうと思えば、「桜井千里は打撃と関節系。序盤はローキックやドラゴンスクリュー、足4の字で試合を組み立てて足にダメージを与え、フィニッシュはアキレス腱固めかSTF」みたいな組み立ても細かくできます。ドロップキックは名前だけ低空ドロップキックにしました。足にダメージは入らないけど、それっぽくてかっこいいからです。試合の組み立てはあくまでプロレスリング。一方的に相手を潰す試合はしませんし、マッチメイクも流れを考えます。他団体に殴りこみをかけると、CPUもちゃんと数ヵ月後には殴りこんできます。他団体のベルトをとったら数シリーズ後にはちゃんと返す算段を考える、みたいな「プロレス的なこと」にもかなりこだわれるのです。

 初心者でもドッロドロのマニアでも、楽しめるバランスと奥行き。萌える絵と豪華声優。練りこまれた育成システム。これは久しぶりに買いのゲームだと思います。

●レッスルエンジェルス略史
 レッスルエンジェルスと言えば、権利関係が二転三転した作品の代名詞です。初代PC版『レッスルエンジェルス』が株式会社グレイトから発売されたのは、1992年のころ。実はこのころは、“水着はぎデスマッチ”の要素があるエロゲーでした。ソフ倫発足前なので18禁指定は受けていませんが、んー、ゲーセンの脱衣麻雀ぐらいのエロさです。レッスルエンジェルスシリーズは2、3、SPECIALと新作をリリース。3では団体経営の要素が加わり、今のレッスルの原型ができました。マイティ祐希子、ビューティ市ヶ谷、南利美、パンサー理沙子、菊池理宇、武藤めぐみ、結城千種、永原ちづるなどのレギュラーキャラたちはこの頃からおなじみです。このレッスルエンジェルス1から3までは、後にK.S.Sが、全年齢版でストーリー性を高めた『レッスルエンジェルスV1、V2、V3』としてリメイクしています。

 しかし、現在30歳前後のファンにとって、レッスルの知名度を決定的にあげたのは、1994年にスーパーファミコンに移植され、イマジニアから発売された『SUPERレッスルエンジェルス』でしょう。この時点で現在のゲームシステムの土台はほぼ出来上がっており、今と比べては絵的なしょぼさは否めないものの、当時僕らは猿のようにやりこんでおり、3人までですが対戦も可能だったので、桃鉄状態でやりこんでいた覚えがあります。当時のグラフィックだとサンダー龍子がかわいかったです(うるせぇ)。

 リリースされるたびに会社が変わるのがレッスルエンジェルスの特徴ですが、2006年、プレイステーション2で満を持して発売されたのがサクセスの『レッスルエンジェルス・サバイバー』です。完成されつつあった基本のシステムをそのまま継承して細部をチューンするに留め、そのかわり予算の大半をグラフィックと声優に投じるという、大変わかっている選択。そして今回、さらにその路線を推し進めたのが、トライファーストから発売された『レッスルエンジェルス・サバイバー2』というわけなのです。

●もうひとつの新日本女子プロレス
 スーパーファミコン版の発売からサバイバーまで10年以上。権利関係が錯綜する中、レッスルエンジェルスというコンテンツを支えてきたのは草の根のファンの応援と愛情でした。そうした非オフィシャルのファン活動が長かった土壌が影響しているのか、レッスルサバイバー2では普通ではちょっと考えられないコラボレーションが実現しています。

 オタ兼プロレスファンの間でちょっと有名な作品に、テーブルトークRPGの『GURPSリング★ドリーム』というものがあります。レッスルのスーパーファミコン版と同時期に発売されたこの作品は、プロレスの熱さとキャラクター性を再現すべく、もはやベースとなったシステムが原形をとどめないぐらいこだわって作られており、全国のプロレス者オタたちを狂喜させました。そのリンドリのオフィシャル団体“新日本女子プロレス”の人気ナンバーワンキャラクターが、音速ヒロイン“ソニックキャット”であり、その愛弟子で、新日本女子プロレス最後の二冠チャンピオンがサバンナの黒豹“ディアナ・ライアル”なのです。

 リンドリを手がけたスタジオ実験室(当時)のでいしろうさんとは、2000年~2004年頃、「Wrestle Princess 21」という女子プロレスCGIゲームで一緒のユニットを組んだりしてよく遊んでもらったんですが、その後疎遠になっておりまして。数年後にサバイバー2でソニックとディアナの名前、そしてスタッフロールのでいしろうさんを見つけた時はお茶を吹くかと思いました。その後でいさんは携帯版の『レッスルエンジェルス』とかにも関わってたみたいで、自分のアンテナの低さに恥じ入った次第です。どうしても携帯コンテンツはチェックから外れちゃうですよね……。

 ともあれ、いかにスタッフにでいさんが加わったからとはいえ、全く別のゲームの“新日本女子プロレス”からキャラクターを受け入れたサバイバーチームの懐の深さに感服です。流石でいさんが関わってるだけあって、ソニのキャラクターは完璧にソニのまま。それを演じる斎藤千和さんがもうね……完璧のそのまた上をいく演技とイメージの再現っぷりに、完全にやられてしまいました。ソニはとても愛い奴で、しかもわりと簡単に人気Sに駆け上がるので、おすすめです。使ってあげてください。ディアナの方は、原作とはちょっとイメチェンしてますね。やっぱりナディア肌で日本語カタコトってのは色々問題があったりするんでしょうか。ややイメチェンをして色白になってるものの、健気さはそのまま、へそのエロさは5倍増しな感じなので無問題です。

 リンドリファンとしては、レッスルのフォーマット上でソニが使えるのは夢のまた夢のようでした。でもリンドリ、他にもいいキャラが多いんてすよね。スパイダー菊池や“静かなるドラゴン”日高さんなんかもいいキャラなんで、次作で登場しないかなーと願っております。これだけオリジナルキャラクターが増えた現レッスルなら、違和感なく混ざれると思うんですが、いかがでしょうか。

 そんな感じでつらつら書いてきましたが、『レッスルエンジェルスサバイバー2』、面白いのでみんなやろうぜ。そして徹夜で対戦プレイしてくれる人を募集します。そんな感じでした。

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10月末発売 GAME JAPAN12月号 『鉄人中里のMJ4極め道R』第6回掲載されてます。
11/07発売 MJ4攻略大全前半の方と板倉・綾瀬プロへのインタビューとか担当しました。
11/10発売 アニメージュ12月号 毎月担当してるnetコラムで初音ミクについて書きました。藤田咲さんと下田麻美さんのイベントのときの写真も。ちっこいけど。
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2008/11/10 15:20 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記(ゲーム系)
アニメロサマーライブ2008・最遅最長レポート
以前「アニメロサマーライブのレポート掲載されたら報告する」と書いたのですが、よーーーーーーーーやく、掲載することができました。掲載はGetchu.comさんのげっちゅブログになります。

中里キリの“アニメロサマーライブ2008 -Challenge-”超主観的レポート・初日編~華麗なる歌姫たちの共演!

中里キリの“アニメロサマーライブ2008 -Challenge-”超主観的レポート・二日目編~会場の奥井さんに想いよ届け、ここが世界のアニソンの中心だ!

中里キリの“アニメロサマーライブ2008 -Challenge-”超主観的レポート特別編! 最後はモモーイ&アイマス尽くし!

8月末のイベントのレポ掲載が11月頭ってね、ほんとに。原稿自体は9月半ばにあがってたのですが、もろもろの事情がありまして……あと、アイマスは画像がありません。力不足です、ほんとすいません。そろそろ皆さんアニサマの記憶が薄れてる頃だと思うので、思い出を掘り起こしつつご笑覧いただければ幸いです。

げっちゅ屋さん、記名で好き放題やらせて頂いてほんとうにありがとうございました。


現在中里はアニメーション神戸やアニミックス大阪取材のため関西に来ております。そのうち、ぼちぼち記事になると思います。

2008/11/05 13:48 | Comments(1) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)
elements学園祭・秋色オーケストラレポ
 下田麻美さんと狩野茉莉さんのユニットelementsの3rdライブ“elements学園学園祭・秋色オーケストラ”に参加してきました。会場は田町のclub cube326。駅から15分ぐらい歩くライブハウスで、わかりにくい場所とは聞いていましたが、案の定道に迷いました^^; ライブハウスとかのおされちずってわかりにくいですね…どこにでもあるコンビニとかより、交差点の名前を明記してもらうとなんぼかありがたいです。最近仕事でも趣味でもライブは1000人規模以上の箱が多いので、300人前後のキャパの箱は久しぶり。前に行ったのは…6月の妖精帝國、7月のLittle Nonあたりだから3ヶ月ぶりになります。そもそもライブハウスって、当たり前ですが狭いところにぎっちり人を詰めるので、スチールカメラが入るのが難しく、取材対象にはほとんどならないんですよね。逆にもう少しアットホームな規模(この前のでちことっアルバム発売記念ライブとか)だと入れたりするんですが。入場整理番号は50番~300番代後半まで配っていたようで、チケットだぶりとか含めても、300人前後は入っていたように思います。

 秘密基地酒場RoBo太の店長さんの前説が入って、ライブはスタート。初っ端から東京パフォーマンスドール*2、TRFのBOY MEETS GIRLとおっさん世代の曲で2人ともガンガン踊ってきます。バックには制服姿のelementsダンス部も。取材のときはどんなノリのいい曲でもちんまり座ってメモか写真を撮ってるので、僕もここぞとばかりにぴょんこぴょんことしながら、率先してふーふーします。全般的に、おっさんでよかったなと思う80年代~90年代のアニソンやアイドルソングが多かったですね。ライブはelements学園の学園祭の前夜祭・後夜祭という体裁で、ライブ中も狩野茉莉さんが「水泳部の先輩に告白してきます!(昼の部)」「水泳部の先輩に振られたので…グレます!(夜の部)」みたいな小芝居をちょこちょこと挟む感じです。

 見所をかいつまんで書いておくと、やはりまず外せないのはelements学園校長のクッシーこと串田アキラさん! アイマスの社長的ナレーションでコントに入ってきた串田さんに、下田さんから「校長、若さって何ですか!!」のフリ。串田さんが「諦めないことさ!」と答えれば、曲はもちろん「宇宙刑事ギャバン」!! ああ、嗚呼…おっさんでよかった! 昼の部はまず「宇宙刑事ギャバン」「疾風ザブングル」「ジライヤ」と立て続けに3曲畳み掛け。夜の部は「宇宙刑事シャリバン」「疾風ザブングル」「太陽戦隊サンバルカン」という構成でした。もうここは真っ白になって拳を突き上げ叫びました(笑)。ここで狩野さんと下田さんが、ショートパンツが眩しい黒っぽい衣装にけもの耳をつけて登場。串田さんと動物……といえば、ここはもちろん「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだ!」の富士サファリパークのテーマ。個人的には一番嬉しかった曲なんですが、串田さんの生歌の左右で、elementsの2人ががおぅ、て感じのケモノのポーズで踊っているというなんたる無駄な豪華さ。がぉがぉふりつけは“神が降りてきた”時の狩野さんが担当したそうです。校長タイムのラストは、「校長、わたし9月29日が誕生日なんです! 9がつ、29にち。にくにくにくにく!」という狩野さんのフリから「肉・2×9・Rock'n Roll」でシメ。もちろん頭から合いの手入れまくりです。あー、ほんとに“23歳”でよかった。

 狩野さんの見所はもうなんと言っても、あの天才的な空気の読まなさですね(笑)。途中RoBo太店長さんが場をつないでいる時、「年末の年越しライブでは『Gガンダム』……」と核心の告知が来そうになったところで、「おまたせまりまりー!」と登場。そのままライブに戻ったわけですが、メインの2人が戻ってきたにも関わらず、しばらく「Gガンダムは……?」「え、Gガンダムって……」と、客席中がGガンダムが気になって仕方がないというなんとも変な場でした(笑)。下田さんが「声を聴かせて」で感極まったタイミングでまりまりーっとしたテンションで戻ってきたりと、あのタイミングは天才としか。「にくにくゾウゾウ、にくゾウゾウ!」@筋肉増量の歌など、とりあえず勢いで歌ってみる狩野さん、ツッコみづらくて半分ぐらい乗っかってみる下田さん、客席も半分ぐらい乗っかってみる……というびみょ~な空気が一周して心地よいのです。麻男さんに対抗しての体を張ったマリオ芸があったりと、エンターティナー・まりまりっぷりを見せつけていました。「まりーずブートキャンプ」は、そろそろネタが古いのに気づいてしまったので次のネタも考えるかも? とのことでした。下田さんが結構感動メーターが上がり気味だった分、常にまりまりテンションで頑張っていた狩野さんですが、夜の部のラストの「お世話になった皆さんへの感謝」のくだりでは、下田さんの「そして相方のまりまり、本当にありがとう」の言葉に感極まってしまい、大きな瞳からぽろぽろと涙を流してました。

 狩野さんへのツッコミ兼ツッコミ放棄兼進行で頑張っていた下田さんですが、昼の部では「なんか今の(自分の)ツッコミ智秋さんっぽいな」というフリから、なぜか「ジューシーですか! ポーリーですか!」にトライ(笑)。シモリさんが登場したり、バンドメンバーから眼鏡を借りて「ちょっとプロデューサー!」と律子が登場したりと、わりと細かいネタを入れてきます。そんな下田さんの涙腺決壊スイッチだったのが、オリジナル曲の「声を聴かせて」。昼の部でも夜の部でも泣いちゃったので、特別な思い入れがある曲なんだと思います。あさぽん涙タイムは「声を聴かせて」*2と、最後のお世話になった皆さんへの感謝、の計3回。それでも歌っている間に立て直していくのは流石、です。ダンサーの女の子にちょっかいを出したり、麻男イズムももちろん健在。MCで「大地の味がする」ネタがあったのですが、会場は半分以上は反応している感じ。超ラジガールズも順調に浸透しているようで幸いでした。

 ライブ全体を総括すると、やはり“なんというおっさんホイホイ”の言葉に尽きるでしょう。“23歳”前後の世代なら、80年代後半~90年代のアイドルソング(アニソン寄り)といえば、特に興味がなくても自然に耳に残ってますからね。本編のシメが「勇気の神様」だったのも個人的には嬉しかったです。その分、若者は大丈夫なのかしらん、と心配になる部分はありましたが、串田タイムでは若者たちも全開で盛り上がっていたのでほっと安心しました。ギャバンやザブングルは、オタクの基本科目ですからね。もっとも僕も、「太陽戦隊サンバルカン」になるとむしろ「愛國戰隊大日本」の歌詞が頭の中で流れるクチなので、まだまだ若者というかゆとり世代というか。本当のストライクゾーンは33歳~35歳ぐらいかな、という気がしました。若者は「青春ラジメニア」とか聴くと上の世代の曲も拾えるようになってよいと思います。関西ローカルだけど。

 アンコールは昼夜とも「学園天国」でシメだったのですが、夜の部のみ2人がステージに残って「さよならだけどさよならじゃない」を歌ってました。前半でWinkの「咲き誇れ愛しさよ」を歌って、ラストをやまだかつてないWinkで締めてくるとは思いませんでした(笑)。今回はアイマスやネギま曲は無しで80年~90年代アイドル曲が多い構成だったのですが、個人的にはもう少しアニソン比率が高くてもよいかな、と思ったりも。もちろん、瀬能あづさ「もう泣かないで」や高橋由美子「ファイト!」でも僕らは「らんまだ! ワタルだ!」とテンションが上がるのですが、流石に20年近く前の作品になるので、ちみっと間口が狭いかもしれないと思いました。とはいえ“アイドルがアイドルだった時代”の楽曲を選ぶと、どうしてもおっさんホイホイになってしまうのですけどもねー。このあたり、難しいですね。

 とはいえチケット代に十二分に見合うよいライブでした。続きネタや選曲など、かなり昼夜通しを前提にしたネタが多いので、次回以降も可能なら通しでの参加をおすすめします。ただ、ライブハウス2連荘+2連クッシーは、おさんには少しキツいですね(笑)。そのまま田町の漫画喫茶で潰れて、翌朝のレポートになってしまいました。どっとはらい。

・下田さん関係の記事バックナンバー
『下田麻美の超ラジ!Girls』&『あさぽんマニュアル』まとめ
プロデューサー諸君、デジタルラジオに集結せよ。してください。
下田麻美さんにオンラインゲームとかよけいなことを聞いてきました。
『ファンレターズ』第一夜と第四夜を見比べてみた
「ファンレターズ」初日観劇レポート(ネタバレ控え目)


2008/10/27 08:40 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)

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