全国の兄(C)たちは、昨夜のアニスパは聞いたでしょうか。下田麻美さんの超ラジガールズのCMが流れまくってたのはもちろん、箱番組として「下田麻美の超ラジ!Girls あさぽんマニュアル」も放送されました。初回は自己紹介と、特技として野原しんのすけ(『クレしん』)・ビーデル(ドラゴンボールZ)のものまねを披露していました。かなり緊張した様子が見えつつ、一人しゃべりならではの新鮮な雰囲気が楽しめますので、未聴の人は来週以降は、ぜひ聞いてみましょう。というか、デジタルラジオでは今日の11時からアニスパ再放送なんで、今から聞きましょう(笑)。
生番組で聞けるとはいえ、地上波アニスパでのオンエアを意識すると、やはりまた雰囲気が違うでしょうしね。こちらは10月いっぱいは箱番組として放送されるようです。おや、箱番組でVOCALOIDコンビがニアミスですね。
そして下田麻美さんがパーソナリティを務める超ラジガールズ月曜日の生放送ですが、日付の上ではいよいよ明日、月曜日の夕方17時から1時間です。どうぞお忘れなく。昨夜の放送を聞き逃した紳士たちのために、コーナー情報等を拾っておきます。
番組名:下田麻美の超ラジ!Girls
放送日時:10月6日17:00~18:00の生放送。当日深夜や翌日以降もリピート放送あり。
デジタルラジオの聴取には、デジタルラジオ対応のワンセグチューナーが必要です。聴取環境がない人は、インターネットラジオ(http://www.uniqueradio.jp/agplayer/player.html)でも聴取可能です。
コーナー内容
・港区立下田小学校
「小学生役のイメージの強い私なんですけども、小学生レベルの常識や記録などにチャレンジしていく港区立下田小学校というコーナー」
ということで、下田さんにチャレンジしてほしい内容を募集。
・替えステ
「私個人的に替え唄が大好きなので、課題曲を指定しまして、リスナーさんから替え歌を募集する替え歌ステーション、略して替えステ」
こちらはお題に合わせた替え歌を募集。初回のテーマは「THE IDOLM@STER」。初回は例題的になるようですが、急いで出せば間に合うみたい。「ほんの些細な言葉に傷ついた♪」のフレーズを口ずさんでいたので、このフレーズ中心に作れば一番無難かと思います。
メールの宛先は、【g.asapon@joqr.net】です。
生放送とはいえ初回は準備もばたつくでしょうから、なるはやで送ったほうが採用率は高いと思います。どうやら番組ブログも開設されるようです(既にブログ自体が準備されているのは確認済)ので、こちらも楽しみにしましょう。
そんな感じで、明日の放送を楽しみにしつつ。
追記.まだ確認はとっていないのですが、深夜のリピート放送は無くなるという情報を頂きました。カタギの社会人の紳士たちは、録音環境の整備を考えたほうがいいかもしれません。僕はこんな時のために無職なので、正坐して聞く予定です。
生番組で聞けるとはいえ、地上波アニスパでのオンエアを意識すると、やはりまた雰囲気が違うでしょうしね。こちらは10月いっぱいは箱番組として放送されるようです。おや、箱番組でVOCALOIDコンビがニアミスですね。
そして下田麻美さんがパーソナリティを務める超ラジガールズ月曜日の生放送ですが、日付の上ではいよいよ明日、月曜日の夕方17時から1時間です。どうぞお忘れなく。昨夜の放送を聞き逃した紳士たちのために、コーナー情報等を拾っておきます。
番組名:下田麻美の超ラジ!Girls
放送日時:10月6日17:00~18:00の生放送。当日深夜や翌日以降もリピート放送あり。
デジタルラジオの聴取には、デジタルラジオ対応のワンセグチューナーが必要です。聴取環境がない人は、インターネットラジオ(http://www.uniqueradio.jp/agplayer/player.html)でも聴取可能です。
コーナー内容
・港区立下田小学校
「小学生役のイメージの強い私なんですけども、小学生レベルの常識や記録などにチャレンジしていく港区立下田小学校というコーナー」
ということで、下田さんにチャレンジしてほしい内容を募集。
・替えステ
「私個人的に替え唄が大好きなので、課題曲を指定しまして、リスナーさんから替え歌を募集する替え歌ステーション、略して替えステ」
こちらはお題に合わせた替え歌を募集。初回のテーマは「THE IDOLM@STER」。初回は例題的になるようですが、急いで出せば間に合うみたい。「ほんの些細な言葉に傷ついた♪」のフレーズを口ずさんでいたので、このフレーズ中心に作れば一番無難かと思います。
メールの宛先は、【g.asapon@joqr.net】です。
生放送とはいえ初回は準備もばたつくでしょうから、なるはやで送ったほうが採用率は高いと思います。どうやら番組ブログも開設されるようです(既にブログ自体が準備されているのは確認済)ので、こちらも楽しみにしましょう。
そんな感じで、明日の放送を楽しみにしつつ。
追記.まだ確認はとっていないのですが、深夜のリピート放送は無くなるという情報を頂きました。カタギの社会人の紳士たちは、録音環境の整備を考えたほうがいいかもしれません。僕はこんな時のために無職なので、正坐して聞く予定です。
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本日行われた「任天堂カンファレンス2008秋」において、携帯機ニンテンドーDSの新型「DS-i」の発売が発表されました。発売日はなんと1ヶ月先。先日、アマガミに絡めて書きましたが、任天堂の正式発表→発売までのサイクルはどんどん早くなっています。これはメインの広報媒体を週刊・月刊ベースのゲーム雑誌から、テレビCMや中吊り広告などの媒体に切り替え、短期集中型の露出で一気に一般層まで浸透させる戦略にシフトさせたことが大きいと思われます。
また、この「発表から発売までの速さ」は、ハード間競争の上でも大きなメリットがあります。この時期に新型DSの発売をぶつけられたことで、10月16日発売の「PSP-3000」は幾らかの影響を受けることは避けられないでしょう。発売は「PSP-3000」が2週間先行するとはいえ、やはり勝負は欧米の感謝祭シーズンから年末年始にかけての商戦。「ハードをふたつ同時に買う」という選択肢はかなりのゲーマー層以外にはなさそうですから、モンハンの勢いで一気にゲーマーの間に浸透したいPSP陣営は水をさされた形です。
ただ、新DSの仕様を聞いて、個人的には大丈夫なのか? という一抹の不安を感じました。現在ゲームハードメーカーとして最大のライバルであるソニーと任天堂のカラーは、「性能のソニー」と「アイデアの任天堂」だったと言えると思います。根っからのハード屋である久多良木健氏のカラーを反映し、PSP、PS3は、単純なカタログスペックではDS、Wiiを遥かに凌駕しています。ですが、任天堂のブランドイメージと、廉価な価格設定、そしてDSではタッチパネル、Wiiではリモコンとヌンチャクという新しい入力デバイスにより、新たなゲーム体験をコンセプトとして打ち出すことで、任天堂はハード競争を優位に戦ってきました。“ゲーム機に特化したハード、スペック差を埋めるゲームメーカーとしての創意工夫”こそが、任天堂の生命線だったわけです。
任天堂は広告モデルの変化により、発表から1ヶ月程度で商品を供給できる体制にあると書きました。しかし、こうした新機構を組み込んだハードの発売においては、「そのハードによって体験できるゲーム体験」の具体例と今後の発売計画を、ある程度示す必要があります。Wiiの発売に際しては、2006年のE3において、かなりのタイトル数のWiiソフトがプレイアブル出展され、Wiiでできること、を明確に打ち出していました。これはゲームキューブのラインで開発されていたソフトの転用ができたからこそとはいえ、オフィシャルの任天堂がこれたけのラインナップを提供してくれる、という安心感があったからこそ、あの初動の伸びはあったと思います。2年以上が過ぎて、未だにWiiミュージックのプレゼンを引っ張っているのはどうかと思うんですが^^;
では新型DSで何ができるか、ということを見てみると、“それがどのようにゲームとしての楽しさと結びつくのか”というポイントが、見えづらく感じられるんです。ハードとしての大きな変更は、カメラの搭載、オーディオ機能、ブラウザの搭載の三点です(画面の大きさの変更は微妙な差で、PSP-3000の画面輝度の劇的な向上などに比べると、いささか見劣りします)。「DS-i」の進化は、ゲーム機というより、携帯端末としての方向を向いているような気がします。ここに、ちょっと危機感を覚えるんです。はっきり言えば、携帯総合端末のジャンルでPSPと喧嘩をして、勝てるわけがない。ゲーム機としてのDSがあまりにも圧倒的なのでイメージ的にはDS>PSPになってますが、映像再生や音楽再生の端末として考えた場合、性能的にはPSPが圧倒的に上です。それだけのハードスペックを、採算を度外視して詰め込めば支持される、と考えたPSPは、“ゲーム機”としての競争には敗れ去りました。しかし、DSの側がカメラ、オーディオ、ブラウザといった機能に注力してくれば、自然、そのあたりが比較の軸になってきます。これはPSPにとっても逆に好機かもしれません。
鍵になるのはカメラをゲームにどれだけ取り込めるかだと思うのですが、ここでネックになるのが普及台数の問題です。仮に、『ニンテンドーDS2』をリリースするにあたり、カメラ機能を搭載…ということであれば、かなり斬新なシステムを搭載した新ゲームが続々と出てきた可能性が高いと思います。それだけのアイデアを生み出す人材と土壌が、任天堂にはあります。しかし、今回の新ハードは、現行機の上位バージョンというべき完全互換機です。『DS2』にまで踏み切れなかったのは、国内2000万台を越える現行DSの市場を放棄するのが、あまりにもリスキーだったからだと思います。しかし、この2000万台のシェアは、武器であると共に、足枷でもあるのです。
この2000万台がすぐさまネットにつながれ、カメラ、オーディオ、ブラウザの機能を備えた端末として機能するのであれば、話は簡単です。そのシェアを武器に、あっさりと覇権を握ることが可能だったでしょう。しかし実際には、こうした新たなサービスを受けられるのは「DS-i」という新たなハードを購入した人だけなのです。DS-iが爆発的に売れたとしても、当面普及するのは100万台~数百万台が天井です。すると、DS-iの新機能を最大限にいかしたゲームは、その『DS-i』所有者のマーケットでしか販売できません。せっかく新機能を搭載した新機軸のゲームを作ったとしても、既存のDSの何分の一かのユーザーしか遊べないのであれば、メーカーも二の足を踏まざるをえません。結果として、現行のDSが稼動している間は、DS-iのカメラ対応ソフトは、いわばPS陣営におけるEye-Toy専用ソフトのような、傍流にならざるを得ないのです。
それ故にか、今回の発表会でも、DS-iだからできるゲーム体験……ではなく、ネットワークとの連携や、カメラ機能単体でできること、に重点を置いています。しかし、携帯電話というカメラ・ネットの機能を併せ持った端末が普及しきっている中で、はたしてDSカメラにどこまで需要があるでしょうか。昔発売されたゲームボーイ用の「ポケットカメラ」も有効活用されたとは言いがたい印象があります。今回は内臓という形ですが、周辺機器に関しては、割と出しっぱなしで終わるのも昔からの任天堂の伝統です。
繰り返しますが、任天堂の強みは「ゲーム屋」であること。「DS-i」の新機能を生かした新しいコンセプトのゲームが提示できないのであれば「DS-i」は次世代携帯機までのショートリリーフで終わると思います。もちろん、任天堂のブランドイメージで発売後しばらくはかなりの台数が出ると思います。しかし、今回のライバルは「PSP-3000」以上に「現在普及しているDS lite」です。現在DS liteを所有しているユーザーに、新型に買い換えさせるフックはいささか弱いのではないか、というのが現時点での感想です。
18900円のDS-iと、19800円のPSP-3000、どちらを買うかと言われたら、僕は「PSP-3000」を選びます。『アイマスSP』がよりきれいな液晶で遊べる、PS3最強のキラーコンテンツ『トロ・ステーション』が見られる、という具体的なよさがPSP-3000には見えるからです。GK乙と言われそうですが、新ハードのスペックを聞いて「で、それでゲームはどう面白くなるの」と聞きたくなるのは、むしろ任天堂ファンとして自然な反応だと思うんです。
また、この「発表から発売までの速さ」は、ハード間競争の上でも大きなメリットがあります。この時期に新型DSの発売をぶつけられたことで、10月16日発売の「PSP-3000」は幾らかの影響を受けることは避けられないでしょう。発売は「PSP-3000」が2週間先行するとはいえ、やはり勝負は欧米の感謝祭シーズンから年末年始にかけての商戦。「ハードをふたつ同時に買う」という選択肢はかなりのゲーマー層以外にはなさそうですから、モンハンの勢いで一気にゲーマーの間に浸透したいPSP陣営は水をさされた形です。
ただ、新DSの仕様を聞いて、個人的には大丈夫なのか? という一抹の不安を感じました。現在ゲームハードメーカーとして最大のライバルであるソニーと任天堂のカラーは、「性能のソニー」と「アイデアの任天堂」だったと言えると思います。根っからのハード屋である久多良木健氏のカラーを反映し、PSP、PS3は、単純なカタログスペックではDS、Wiiを遥かに凌駕しています。ですが、任天堂のブランドイメージと、廉価な価格設定、そしてDSではタッチパネル、Wiiではリモコンとヌンチャクという新しい入力デバイスにより、新たなゲーム体験をコンセプトとして打ち出すことで、任天堂はハード競争を優位に戦ってきました。“ゲーム機に特化したハード、スペック差を埋めるゲームメーカーとしての創意工夫”こそが、任天堂の生命線だったわけです。
任天堂は広告モデルの変化により、発表から1ヶ月程度で商品を供給できる体制にあると書きました。しかし、こうした新機構を組み込んだハードの発売においては、「そのハードによって体験できるゲーム体験」の具体例と今後の発売計画を、ある程度示す必要があります。Wiiの発売に際しては、2006年のE3において、かなりのタイトル数のWiiソフトがプレイアブル出展され、Wiiでできること、を明確に打ち出していました。これはゲームキューブのラインで開発されていたソフトの転用ができたからこそとはいえ、オフィシャルの任天堂がこれたけのラインナップを提供してくれる、という安心感があったからこそ、あの初動の伸びはあったと思います。2年以上が過ぎて、未だにWiiミュージックのプレゼンを引っ張っているのはどうかと思うんですが^^;
では新型DSで何ができるか、ということを見てみると、“それがどのようにゲームとしての楽しさと結びつくのか”というポイントが、見えづらく感じられるんです。ハードとしての大きな変更は、カメラの搭載、オーディオ機能、ブラウザの搭載の三点です(画面の大きさの変更は微妙な差で、PSP-3000の画面輝度の劇的な向上などに比べると、いささか見劣りします)。「DS-i」の進化は、ゲーム機というより、携帯端末としての方向を向いているような気がします。ここに、ちょっと危機感を覚えるんです。はっきり言えば、携帯総合端末のジャンルでPSPと喧嘩をして、勝てるわけがない。ゲーム機としてのDSがあまりにも圧倒的なのでイメージ的にはDS>PSPになってますが、映像再生や音楽再生の端末として考えた場合、性能的にはPSPが圧倒的に上です。それだけのハードスペックを、採算を度外視して詰め込めば支持される、と考えたPSPは、“ゲーム機”としての競争には敗れ去りました。しかし、DSの側がカメラ、オーディオ、ブラウザといった機能に注力してくれば、自然、そのあたりが比較の軸になってきます。これはPSPにとっても逆に好機かもしれません。
鍵になるのはカメラをゲームにどれだけ取り込めるかだと思うのですが、ここでネックになるのが普及台数の問題です。仮に、『ニンテンドーDS2』をリリースするにあたり、カメラ機能を搭載…ということであれば、かなり斬新なシステムを搭載した新ゲームが続々と出てきた可能性が高いと思います。それだけのアイデアを生み出す人材と土壌が、任天堂にはあります。しかし、今回の新ハードは、現行機の上位バージョンというべき完全互換機です。『DS2』にまで踏み切れなかったのは、国内2000万台を越える現行DSの市場を放棄するのが、あまりにもリスキーだったからだと思います。しかし、この2000万台のシェアは、武器であると共に、足枷でもあるのです。
この2000万台がすぐさまネットにつながれ、カメラ、オーディオ、ブラウザの機能を備えた端末として機能するのであれば、話は簡単です。そのシェアを武器に、あっさりと覇権を握ることが可能だったでしょう。しかし実際には、こうした新たなサービスを受けられるのは「DS-i」という新たなハードを購入した人だけなのです。DS-iが爆発的に売れたとしても、当面普及するのは100万台~数百万台が天井です。すると、DS-iの新機能を最大限にいかしたゲームは、その『DS-i』所有者のマーケットでしか販売できません。せっかく新機能を搭載した新機軸のゲームを作ったとしても、既存のDSの何分の一かのユーザーしか遊べないのであれば、メーカーも二の足を踏まざるをえません。結果として、現行のDSが稼動している間は、DS-iのカメラ対応ソフトは、いわばPS陣営におけるEye-Toy専用ソフトのような、傍流にならざるを得ないのです。
それ故にか、今回の発表会でも、DS-iだからできるゲーム体験……ではなく、ネットワークとの連携や、カメラ機能単体でできること、に重点を置いています。しかし、携帯電話というカメラ・ネットの機能を併せ持った端末が普及しきっている中で、はたしてDSカメラにどこまで需要があるでしょうか。昔発売されたゲームボーイ用の「ポケットカメラ」も有効活用されたとは言いがたい印象があります。今回は内臓という形ですが、周辺機器に関しては、割と出しっぱなしで終わるのも昔からの任天堂の伝統です。
繰り返しますが、任天堂の強みは「ゲーム屋」であること。「DS-i」の新機能を生かした新しいコンセプトのゲームが提示できないのであれば「DS-i」は次世代携帯機までのショートリリーフで終わると思います。もちろん、任天堂のブランドイメージで発売後しばらくはかなりの台数が出ると思います。しかし、今回のライバルは「PSP-3000」以上に「現在普及しているDS lite」です。現在DS liteを所有しているユーザーに、新型に買い換えさせるフックはいささか弱いのではないか、というのが現時点での感想です。
18900円のDS-iと、19800円のPSP-3000、どちらを買うかと言われたら、僕は「PSP-3000」を選びます。『アイマスSP』がよりきれいな液晶で遊べる、PS3最強のキラーコンテンツ『トロ・ステーション』が見られる、という具体的なよさがPSP-3000には見えるからです。GK乙と言われそうですが、新ハードのスペックを聞いて「で、それでゲームはどう面白くなるの」と聞きたくなるのは、むしろ任天堂ファンとして自然な反応だと思うんです。
アイマス関係の楽曲とかを色々聴きながら移動中、なーんとなく上野のまんがの森に、面白い新刊はないかと立ち寄りまして。その時流れてた曲は「relations」。「じゃあねなんて言わないでまたねって言って。そうだよなyou-iもそうだよな」なんてキモいことを考えてたら、新刊台から目に飛び込んできたのが『アイドルマスターrelations』第2巻!! このタイミングはマジパネェ!@えりりん という感じだったので、もちろん購入してきました。や、どんなタイミングでも買うんですが。
第1巻では765プロに現れた新星・美希が、プロデューサーとの出会い、雪歩・伊織とのユニット、アイドル神クラスの才能を老人ホーム慰問に費やす佐野美心らとの出会いをきっかけに成長していく姿が描かれました。完結となる第2巻では、すれ違いから孤高の歌姫となった千早と、“765プロやプロデューサーと出会わなかったアイドルたち”のひとつの形である魔王エンジェルが大きくフィーチャーされています。
物語の設定や構造については以前にも書いたんですが、読み終えた感想としては、実に映画的な作品だな、と。2巻というボリュームは、この作品のクオリティからするとあまりにもったいなく、もっと続けてほしい……のは山々なんですが、それだけに遊びなくぎゅっと濃縮した感じがあるなと。ちょうど、2クールのアニメを劇場版に落とし込んだような濃度と充実ぶりです。演出的にも、美希や伊織たちから魔王エンジェルサイド、千早サイドといった別ユニットにカメラを振るタイミングが巧みで、重層的に物語が進行していきます。様々なアイドルたちの生き様を描くという意味で、『アイドルマスターrelations』は如月千早の物語であり、東郷寺麗華の物語であります。そしてそれが、同時に対置される美希・伊織の物語にも奥行きを与えているのです。
そして「線」としての物語とは別に、「点」である個々のシーン描写が本当にかっこよいのですよ。物語の終盤、東郷寺麗華のヒールターンの瞬間の回想から、アイドルマスターGP発表会でのプロデューサーの逆転の一手に至る流れは圧巻ですし、第13話・relations前編で、千早の元に走るプロデューサーにかぶせる社長の言葉とか本当に熱いです。抱かれたい。ラストに至る流れを含め、非常によくできた作品なので、アイマスファンはぜひ読んでほしいです。
あと、ちょっと同人的な遊びとして、アケマスからアニマスに至るまで、色々なところからの小ネタやパロディが散りばめられているのも魅力です。特にアケ版の凶悪NPC・レッドショルダーと「I Want」のはるかっかを絡めてくるセンスには脱帽しました。あのレッドショルダーは最強バージョンじゃなくて、ボーカルマスターでボーカル鬼叩きしてボーダーを跳ね上げてくる荒らしモードですね。巻末コミックでグレパ取材の様子が描かれていて、なるほどそのあたりがフィードバックされたのかな、と納得しました。
個人的にはアイマス系作品で一番アニメ化に向いてると思うんですけどね…唯一の問題は魔王エンジェル。ドラマCD版の今野宏美さん、茅原実里さん、阿澄佳奈さんのユニットでガチ歌唱したら、小細工の必要がない完全実力派なことですね(笑)。ここにアイドル神佐野美心として入るなら水樹奈々さんぐらいしか思いつかないのですが、カルテット版魔王エンジェルの曲とかも聞いてみたいですナー。…と、脱線しましたが、『アイドルマスターrelations』、未読の方は1巻・2巻とあわせてお勧めしますので、ぜひどうぞ。
第1巻では765プロに現れた新星・美希が、プロデューサーとの出会い、雪歩・伊織とのユニット、アイドル神クラスの才能を老人ホーム慰問に費やす佐野美心らとの出会いをきっかけに成長していく姿が描かれました。完結となる第2巻では、すれ違いから孤高の歌姫となった千早と、“765プロやプロデューサーと出会わなかったアイドルたち”のひとつの形である魔王エンジェルが大きくフィーチャーされています。
物語の設定や構造については以前にも書いたんですが、読み終えた感想としては、実に映画的な作品だな、と。2巻というボリュームは、この作品のクオリティからするとあまりにもったいなく、もっと続けてほしい……のは山々なんですが、それだけに遊びなくぎゅっと濃縮した感じがあるなと。ちょうど、2クールのアニメを劇場版に落とし込んだような濃度と充実ぶりです。演出的にも、美希や伊織たちから魔王エンジェルサイド、千早サイドといった別ユニットにカメラを振るタイミングが巧みで、重層的に物語が進行していきます。様々なアイドルたちの生き様を描くという意味で、『アイドルマスターrelations』は如月千早の物語であり、東郷寺麗華の物語であります。そしてそれが、同時に対置される美希・伊織の物語にも奥行きを与えているのです。
そして「線」としての物語とは別に、「点」である個々のシーン描写が本当にかっこよいのですよ。物語の終盤、東郷寺麗華のヒールターンの瞬間の回想から、アイドルマスターGP発表会でのプロデューサーの逆転の一手に至る流れは圧巻ですし、第13話・relations前編で、千早の元に走るプロデューサーにかぶせる社長の言葉とか本当に熱いです。抱かれたい。ラストに至る流れを含め、非常によくできた作品なので、アイマスファンはぜひ読んでほしいです。
あと、ちょっと同人的な遊びとして、アケマスからアニマスに至るまで、色々なところからの小ネタやパロディが散りばめられているのも魅力です。特にアケ版の凶悪NPC・レッドショルダーと「I Want」のはるかっかを絡めてくるセンスには脱帽しました。あのレッドショルダーは最強バージョンじゃなくて、ボーカルマスターでボーカル鬼叩きしてボーダーを跳ね上げてくる荒らしモードですね。巻末コミックでグレパ取材の様子が描かれていて、なるほどそのあたりがフィードバックされたのかな、と納得しました。
個人的にはアイマス系作品で一番アニメ化に向いてると思うんですけどね…唯一の問題は魔王エンジェル。ドラマCD版の今野宏美さん、茅原実里さん、阿澄佳奈さんのユニットでガチ歌唱したら、小細工の必要がない完全実力派なことですね(笑)。ここにアイドル神佐野美心として入るなら水樹奈々さんぐらいしか思いつかないのですが、カルテット版魔王エンジェルの曲とかも聞いてみたいですナー。…と、脱線しましたが、『アイドルマスターrelations』、未読の方は1巻・2巻とあわせてお勧めしますので、ぜひどうぞ。