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2025/03/03 23:13 |
声優の人気の定義@あみっけいいとも
 人気声優の定義とは何でしょうか。たくさんアニメに出演している人? 地上波でラジオをやっている人? お茶の間の誰もが知っている人? 声優雑誌の表紙を飾る人? そのどれもが正解であって、正解ではありません。以前からそのあたりは考えていたのですが、より考えさせられたのが、昨日の小清水亜美さんの「笑っていいとも」出演でした。草尾毅さん・杉山佳寿子さん・小清水亜美さん・ 古谷徹さん・古川登志夫さん・田中真弓さんという出演者の中で、小清水亜美さんは明らかに浮いています。なんせ、草尾毅さんが若手に類する顔ぶれなのです。僕は以前、ある作品のインタビューで、久川綾さんに「私はこの現場では若い方だから」と言われて、改めてその日の面子にクラクラきた覚えがあります。世代のミスマッチというのは、やはり若造には緊張の種です。

 いいともでのコーナー内容は、有名声優が誰もが知っている役柄を演じて拍手を受け、それから声優業に関するトークをする……という型どおりのものでした。そのコーナーで、『明日のナージャ』のナージャの声を演じた後は、小清水さんはほとんど発言が無く、その様子がいわゆるν速系、VIP系と言われる人たちに? フルボッコにされてしまったようです。

 ですがここで、あの種のコーナーについてもう一度考えてみましょう。杉山佳寿子さんのハイジや、田中真弓さんのルフィはたしかに大受けでした。しかし、古川登志夫さんのピッコロ大魔王の時など、ほんのわずか、客席に微妙な間があったのにお気づきでしょうか。草尾毅さんの桜木花道も、決して打てば響く感じではありませんでした。その違いは、なぜ生まれるのでしょうか。それは、客席層を考えればわかります。『いいとも』の客席にいるのは、比較的若い世代で、おそらくアニメにはあまり興味の無い女性が中心です。彼女たちにとって、『スラムダンク』やピッコロがバリバリ現役だった頃の『ドラゴンボール』は、オンタイムで経験した作品ではないのです。では、彼女たちがなぜアムロやハイジには反応するのか? それは(再放送で経験している人もいるにせよ)、この種のアニメ声優を起用してのバラエティが、定型化されたものだからです。客席の彼女たちは、アニメを見ていなくても、30代の男性芸人たちが「うわぁ、南ちゃんだ!」「アムロだよー!」と大騒ぎする場面を、当時の映像とセットで何度と無く見ています。ですから、「ああ、テレビで見たあの有名な声優さんだ」となって、それが歓声に繋がっているわけですね。ですから、そうした“バラエティの大物声優の定番”におさまっている人なら大騒ぎして、それ以外はどんな大物でも指示された反応しかできないのです。

 その傾向から考えると、今回小清水さんが置かれた立場はあまりに過酷です。「明日のナージャ」は、フジテレビから見て他局、そして5年前の作品です。懐かしアニメとして成立するほど古くは無く、当時高校生~大学生だった一般女性が、見て、明確に憶えている種の作品ではないでしょう。目立った決め台詞もありません。これがもし、『ルルーシュ』のカレン役であれば、客席には少数ではあっても本物のリアクションをする人がいたはずです。しかし、今まさにTBSの4月新番で始まろうとする『ルルーシュ』の番宣を、昼間の生番組でするわけにはまさかいきません。逆に言えば、そうした引っ掛かりが一切無いことを考えての『ナージャ』チョイスですから、彼女に課せられたテーマは厳しい言い方をすれば「場を壊さないこと」と「若くて綺麗な女の子が座っていること」です。おそらく、当初は別のベテランが出る予定だったのではないかな、と思います。その意味で、発言はできないなりに、先輩の発言に一生懸命に相槌を打って、放送後に明るいテンションでブログを更新している小清水さんはとてもがんばったと思います。逆に、酷評している人は、あの場で何をすればよかったというのでしょうか?

 「あみっけは頑張った」という僕的な当たり前の結論を書いた上で、もうひとつ考えてみたいことがあります。それは、あの場に座っていたのが他の声優だったらどうなるか、ということです。若い女性声優の中で現在トップどころと考えられている、田村ゆかりさんや堀江由衣さんだったら。おそらく、状況はほとんど変わらない……というか、田村ゆかりさんは“絶対に出ない”でしょうね。そのあたりの状況把握を含め、とても頭のいい人ですから。「一般バラエティ視点」においては、彼女たちであっても目立った代表作はない、という評価にかわりはないのです。堀江さんなら、「どうぶつの森」あたりがチョイスされるのかな? とは思いますが、それによって引き出せる反応は「かわいい」まででしょう。あの場において声優としての歓声を受けられるのは、「ゴールデンタイムに数年~数十年やっている国民的アニメ」「誰もが知っているレベルの子供向けアニメ」、そして「声優バラエティのテンプレに入っている大御所声優」だけなのです。例外は、エヴァンゲリオンぐらいですかね。バラエティ視点においては、現役の若い女性声優のトップどころであっても、若手であっても、新人であっても、大きな差はほとんどないのです。

 しかし、こうした一般視点では差がないとなると、声優の「人気」とはどこではかればいいのでしょうか。ここでよく尺度とされるのが、CDの売り上げ枚数です。2万枚~3万枚をコンスタントに売り上げる堀江さん、田村さん、そして6万枚越えを叩き出す水樹奈々さんを3トップに挙げる人が多く、そのあとに平野綾さんが続いたり、茅原実里さんが続いたりします(野川さくらさんを推す声も根強いですが、これはタイプが違うのでこの場では外して考えます。)。この感覚が当たり前に受け入れられているのは、おそらく、「90年代に絶対的に人気を誇った林原めぐみさんが、CD売り上げでも突き抜けたセールスを記録していた」名残だと思います。ですが、改めて考えてみます。これ、どう考えても声優じゃなくて、「歌手としての活動の人気」ですよね? もちろん、アイドル声優的活動の中で、歌の占める割合は大きいです。ですが、「声優」という職業を評価する上で、一番最初に来る価値観が歌のセールスというのは、本来かなり歪なことだと思うのです。ではなぜ、これほどCD売り上げが大きな視標とされているのか。それは、「数字として定量化された人気の視標」が他に存在しないからだと思います。

 声優としての人気の比較は難しいです。たとえば新人声優で、非常にたくさんの作品に出演している人がいた場合、彼女はトップクラスの人気といえるでしょうか? おそらく、その多作には「新人・ジュニアはギャラが安い」というアドバンテージが関係しているはずです。逆に、「存在感が有りすぎてヒロイン以外においてもしっくりこない」という立場の人は、出演本数で言えばやや控えめになる年もあるでしょう。もっと言えば、「スタッフやオーディションでの評価が高い」からといって、その人が本当にファンから人気があるかを数字で検証するのは難しいからです。アニメ業界でよく言われる話に「ドラマCDによく起用される声優は数字を持っている声優。なぜならドラマCDの多くは、出演声優の固定ファンの購入にかなり依存しているから」というものがあります。しかし、ドラマCDの売り上げ、誰の人気の影響が大きいか…なんて話は、現場の人にしかわからないでしょう。その点、歌の売り上げに関しては、オリコンという唯一無二の視標が一般に公開されていますから、物差しに使われやすいのだと思います。

 それ以外の大きな視標としては、ラジオもありますね。トップクラスと、そこに次ぐ名脇役の声優さんの大きな特徴として、「地上波で冠番組を持っている」層と「webラジオを多数やっている層」があると思います。前者の代表は堀江由衣さんや田村ゆかりさんであり、後者の代表は伊藤静さん、後藤邑子さん、松来未祐さんなどが挙げられるでしょう。どちらも人気声優であることには限りませんが、どちらがトップクラスの人気? と言われると、なんとなく堀江さんや田村さんの名前を挙げる人がほとんどでしょう。

 僕は、女性声優の人気というものは、プロレスラーの「格」に非常に似た部分があると思います。「何勝何敗だから彼がトップ」といったものでは決してなく、ファンみんなが「なんとなく彼がトップ」「直接対決ではこっちの方が格上だから、相対的に比較すると」「タイトル歴では…」といった多面的な見方がある中で、ファンの意見の総和が「なんとなく○○がトップ」という空気を形成するのだと思います。そこには世代や年齢も当然含まれます。「誰もがゆかりんやほっちゃんはトップだと思っている」からこそ、彼女たちはトップなのであり、そこには歴史の蓄積が必須です。ですから、そうした「ファンと声優、それを取り巻く業界」が重ねた歴史を共融しない一般バラエティでは、そうした評価が通用しないし、またする必要も無いのだと思います。

 それでも敢えて基準を挙げるなら、「代表作(一般に通用する/オタクに通用する)」「歌のセールス」「ラジオ番組の格(地上波・webラジオ・作品冠か本人冠か)」「声優誌等の表紙を務めうるか」などが個々の基準になるかと思います。ただ、これすらも、いわゆる「アイドル的立ち位置の声優さん」の評価に限られるんですよね。たとえば、沢城みゆきさんのような演技派、浅野真澄さんのようなラジオ特化型声優に、どれぐらいの人気があるのかは、なかなか評価できません。特に浅野さんは柱のアニスパのトップクラスの人気に加え、童話とか一般向け作詞してて、その上Aice5みたいな活動もしてる。でも浅野さんがトップだとは誰も思わない。このあたり、イメージ商売における「人気」の尺度の難しいところであり、面白い部分でもあります。

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2008/04/08 23:59 | Comments(2) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)
2008年4月期アニメ・インプレッション(2)
●裏ドルアーガの塔(gyao放送版)
 前回酷評を重ねた「ドルアーガの塔」ですが、Gyao版裏第1話は全く切り口が違うということでチェック。出遅れたので動画サイトです、スイマセン。地上版(表)は「ジルの夢(妄想)」、Gyao版(裏)は「ジルの現実」という描き分けで、時折台詞が寝言などでリンクする……という仕様のようですね。個人的な感想は、試みとしては抜群に面白い、ただし第1話としては?マークをつけざるをえない、という感じです。おそらく、ドルアーガに高評価をつけているのは、現時点では「ニコニコ動画で表→裏→比較動画」と楽しんでいる人に限られているのではないでしょうか。裏版だけを見た人は「可もなく、不可もなく」、表版だけを見た人は「ひどい駄作、即切り」という評価をした人が多数派じゃないかと思います。凝った作りが、ほとんどの人に届かないのはもったいないです。地上波版しか見ていない人は、ニーバパーティの掛け合いとか見ないで切っちゃうかもしれない。減ったとはいえアニメ濫作の時代、視聴者は「面白い作品を継続視聴して、それ以外は切る」という見方をしてます。第1話は実験よりも、まっすぐ掴みに行く方が大事じゃないのかな……DVD特典だったらかなり肯定的に評価できるのですが。

 とりあえず、脱力夢オチ版しか見ていない人は、Gyaoで4月10日12時から24時間裏版が再放送されるようなので、確認してみるとよいと思います。

●絶対可憐チルドレン
 全体的に、日曜朝の子供アニメを意識した設定、演出になっていますね。これは椎名先生が自ら仰ってますが、「内務省特務機関」が、地球防衛軍よりな組織に変更されています。そしてチルドレンの人間・大人たちに対する不信も、比較的ライトな感じになっています。この感じだと、旧日本軍時代の実験の遺産、みたいな切り口も難しそうです。チルドレンたちが天使になるか、悪魔になるかって要素は外せないと思うのですが、どうなるかですね。1話完結で、色々な事件や怪人の出現を、チルドレンが解決していく感じになるのでしょう。ちょっとおっちゃんには食い足りない、かな? チルドレン+皆本の配役に関しては、個人的にはやはり微妙に違和感が残ります。戸松遥さんの三宮紫穂は結構しっくり来ました。あとオープニングの小学生は、誰が嬉しいんでしょうか…KOTOKOさんでよかったんじゃないかしら。

●To LOVEる -とらぶる-
 えろいアニメ。少年漫画「To LOVEる」が、男子中学生たちの間で果たしている役割を、正しく画面に3割増しで再現した作品と言えるでしょう。なんだろう、原作の微妙にディフォルメされた漫画表現が薄められて、生っぽくなまめかしい感じになってます。僕は原作を読んでるときは「ララはどれだけすごいことになっても、なんとなくエロとしてはノーカウント」みたいな読み方をしてるのですが、アニメ版はそうでもないですね。ララの天真爛漫な感じがやや薄れて、わかってやってんじゃねーのという小悪魔感が出ています。この調子でサービスサービスを続ければそこそこの支持をキープしつつ、DVDも5000本~10000本ぐらいは出そうな予感。アニメとしての面白さはメイドガイが上だと思いつつ、えろい漫画としての希求力は上か。えっちが嫌いな男子なんていません! 戸松遥さんは原作のララとはイメージが違うものの、これはこれでいい感じ。

●チーズスイートホーム
 今期ナンバーワン癒されアニメ。丁寧にかわいらしく、原作の雰囲気を驚くほど忠実に表現しています。これなら原作読めばいいんじゃねと思うぐらい。で、その部分での決定的な差になってるのが声優さん。こおろぎさとみさん、小桜エツ子さん、日高のり子さんと来たら僕の世代にはたまりません。意外だったのは、木内秀信さん。テニプリの忍足さかREBORNの笹川兄とかが印象的だったんですが、こんなおだやかなお父さんもできる方だったんですね。問題は、僕にとっては「朝6時」ではなく「深夜30時」にやってること。毎日は無理ですね……ジャパニーズビジネスマンの皆さんは、3分でほっこりできるのでおすすめです。

●隠の王
 やや女性向けのテイストはありますが、結構楽しめました。戦闘かっけー。脚本横手 美智子さん、音楽大島ミチルさん、声優が釘宮理恵さん、田村ゆかりさん、浪川大輔さん、日野聡さん、中田譲治さん……と個人的にツボに入る豪華メンバー。原作を知らない僕はやや物語のスピードについていけてませんが、最低限の設定は頭に入ってきたので及第点かなと。

●我が家のお稲荷さま。
 また狐娘です。なんかうちのblog名がいやらしっぽくなってくるじゃないですか。少年に弱いクーさんはなかなかにかわいらしく好印象。ただ、一点突破のかのこんよりはちゃんとアニメしようとしてる分、いささか辛めに評価すると、術による戦闘描写がいささかチャチすぎるかなーと。「風のスティグマ」と比べても見劣りします。作品としての評価は、クーさん日常パートの雰囲気を見てからかなと。個人的には、小清水さん的なかわいらしい年齢不詳より、ゆかなさんの艶のある年齢不詳(やや年増)の方が好きです。僕のような「年上のお姉さんが好き」「でも熟女はちょっと」「そうこう言ってると自分がおっさんに」という手合いには、こういう人外の皆さんは嬉しいです。原点はディードリット。

 ドルアーガの塔は、なんかおもろいことをやろうとする意欲は感じられるので、とりあえず第2話は視聴予定。ただ、この作品の書き文字とかの面白のセンスはちょっと口に合わないかも。To LOVEるは、こういう作品ばかりになったらもうおしまいだけど、やっぱりこういう作品もあっていいと。

2008/04/07 23:59 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)
2008年4月期アニメ・インプレッション(1)
 鏡音リン・レンが特価6000円割れしているのを目撃。やや在庫がダブついているようですね。ボーカロイドはかなり扱いが難しいですから、初音ミクで挫折した人が多いんでしょうね。さて、今期も新番組アニメがスタートしました。フォローできる範囲で第1話の雑感を。

●マクロスF
 第1話のクオリティは文句なし。過去の劇場版やOVAよりも上のクオリティでなければやりたくない、という河森総監督の言葉に偽りなしです。ただし先行放送の時点であのクオリティだったわけですから、作画的には2話以降どれぐらい持ちこたえられるかを待たざるを得ません。ランカ・リーの中島愛さんは、芝居的に「声優経験のない人」の感じは明確に出てますが、それが醒めるよりも新鮮さの方に繋がってるのでありかな、と。かわいいじゃないですか、ランカ。シェリルもステージ衣装のセンス以外は好感触。ただ、今のところアルトにあまり感情移入できないのがどう転ぶか、ですね。ストーリーもファーストコンタクトの段階なので、とりあえずいろいろな意味で経過観察。

●アリソンとリリア
 こういう冒険活劇を、NHKがやってくれるのはやはりいい。ナディアが始まったときを思いださなくもないです。やや進行が駆け足な感じがありますが、リリアとトレイズまで入れるのなら仕方ないでしょう。継続視聴確定。水樹奈々さんのアリソンはかなり好感触。必殺技とキャラソンのないアニメではかなり安定してきた感じがします。声優に関しては、脇の使い方がNHKでよいですね~。

●かのこん
 大沢事務所始まったな! ストーリー性や超展開といった指摘は無粋にすぎるかな、と。結局のところ、キャラクターとシチュエーションがピンと来るかどうかが全てのジャンルですから、「川澄さんと能登さんだから見る」で個人的にはFA。ただ、気がついたら見なくなっていても痛痒を感じないジャンルなのも確かなので、とりあえず保留で。

●紅
 原作のかなり癖のある絵柄が強く印象にある作品だけに、少々絵柄が平板に感じますね。単なる絵柄の違いならよいのですが、紫の生命力や魅力というのは作品としてかなり重要な要素だと思うのです。「瞳の力が弱い」というのは、印象としてかなり大きいな、と。紫ちゃんが「単にかわいそうな女の子」なんですよね。ストーリー的にも、1話の掴みがやや弱い気がします。沢城みゆきさんの少年声は惜しいし、栗林さんに始まって新谷さんに終わるOP-EDは個人的に非常によいのですが……残念ながら、気がついたらフェイドアウトしている予感。

●ドルアーガの塔
 なんとなく、「かなりの豪華声優が作品人気に結びつきにくそうなGONZO作品」という意味では、『ドラゴノーツ』を彷彿とさせないこともありません。ただでさえゲームを絡めたファンタジー物は難しいので、かなりのクオリティを出さないと、『.hack』でいいや、となりそうです。僕個人は、作品世界に引きずり込まなければならない第1話の顔見せで、軽いノリのギャグ主体のダイジェストを見せられた時点で(さらにそのギャグで笑えない)、個人的には視聴断念です。とにかく全てが軽く、ドルアーガの塔の高さ、深さ、過酷さをまず見せてほしかった僕的には肩透かし。結構期待していて、これほどがっかりさせられたのは久しぶり。残念というか、1話が終わって怒りを感じました。口直しにロードス島戦記でも見たい気分。

●あまつき
 女性向け作品の最大の違いは、キャラクター萌えを提供する作品でも物語をきっちり構築するところだと思います。視聴者の側が能動的に萌えやカップリングを妄想してくれるから、作品そのものは、キャラクターを格好よくかわいく描いていけばいいんですね。異世界物の第一話としては満点だと思います。僕が女子ならきっと見たでしょう……と書くつもりだったのですが、紅一点の朴さんのキャラがツボに入ってしまったので、とりあえず継続視聴。

●仮面のメイドガイ
 聖上が全てのゴミ屋敷行為に介入すると聞いたので視聴。OPのKOTOKOさんから出来上がっていますね。ハヤテの後継はこっちな気がします。ギャグ、エロ、ギャグ、エロの小気味よいテンポ。聖上、豊口さんのメイドコンビ、祖父=麦人さんのキャスティングの妙。今期ネタ系アニメの大本命でしょう。しかし、あのダンディの内に男子中学生の心を住まわせるトゥーシャイシャイ小山力也さんがここまでぶっ千切れるとは。役者の凄みを感じなくもないです。ぎっちりと詰まった密度の1話が終わると、鎖骨が粉々に砕けて雑菌が入って手術して抜糸した直後でもギターを唸らせる不死身の鎖骨ボンバー、福山さんのED。ネタアニメをここまで力入れて作ってくれると嬉しくなります。

 個人的な一押しは仮面のメイドガイ。マクロスFとアリソンは、乗り遅れると入れなくなりそうなので、ひとまず追いかけて損はないかと思います。第1話視聴済アニメが溜まったらまた更新します。

2008/04/06 11:32 | Comments(1) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)

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