新年あけましておめでとうございます、狐汁管理人の中里です。11月中旬に開設したばかりの駆け出しのブログですが、さまざまなニュースサイト様などで取り上げて頂いたおかげで、零細ブログとしては望外に多くの閲覧者様に訪問して頂きました。今年度もよろしくお願いします。
●現代の竜宮城
コミケやサークルの打ち上げと言えば、どういうものをイメージしますか? サークルの関係者や友人、知人が居酒屋で乾杯というものが一般的だと思います。今回(大晦日~元日)、僕はゴルカムの打ち上げに参加させて頂きました。この打ち上げ兼忘年会の内容も「居酒屋で乾杯」には違いないのですが、なにせ規模と参加者が違います。前回、夏コミの打ち上げには萌え界の巨人・赤松健御夫妻が参加、奥様の赤松佳音さんがライブで新曲を披露していました。そして今回はなんと、あのモモーイこと桃井はるこさんが普通に座ってる! 他にもニュースサイト・テキストサイトのビックネームはもちろん、有名漫画家さんや業界関係者などなど、綺羅星のごとき参加者たちが並んでいます。その数、100人以上。僕もたまたま座った座席の左右が商業誌の編集さんで、あわてて営業込みの名刺交換に入ったぐらいです。これというのも幹事のかーずさんをはじめとした人々の豊富な人脈と、人柄の成せる業でしょう。
●web媒体の特性
僕がブログを始めてアクセス解析という形で人の流れが見られるようになって、改めて実感しているのが、「個人ニュースサイトの影響力」というものです。大手サイトにリンクを張ってもらうと、途端にアクセス数が跳ね上がってびっくり…という経験をした人は多いのではないでしょうか。しかしこれは、実は個人サイトに限った話ではないのです。商業サイトにアップされるコンテンツにとっても、個人ニュースサイトによる捕捉というのは、決して軽視できない要素です。多くのアニメ・ゲーム系の企業情報サイトに共通した特徴ですが、トップページの検索性・利便性は、決してよくはありません。
これは、コンテンツの配列やデザインよりも、速報性を重視しているからです。仮に週1、月1更新の「webマガジン」的な体裁をとるのであれば、巻頭特集から順番に、コンテンツを整理して見せ方を考えることができます。しかし、web媒体が持つ最大のメリットは「アクセスの容易性」と「速報性」です。ですから、細かい構成を考えている暇があれば、リリースや取材ネタをすぐにくみ上げて、端から上げていくほうがよほど効果が大きいんですね。しかし、結果として企業ニュースサイトのトップはずらずらずらっとタイトル文が並ぶことになります。その中には読者にとって、興味のあるジャンルとないジャンルが混在することになるので、上から順にクリックする人は、ほとんどいないんですね。実際のところ、トップページが導入口として有効に機能しているのは、Yahooなど、幾つかの例外だけと言ってもいいでしょう。
それだけに、主要企業サイトから、読み手の属性に沿った記事をフィルタリングしてくれる個人ニュースサイトは重要なのです。「電撃オンライン」や「gpara.com」の記事であっても、“カトゆー家断絶”や“かーずSP”から見に行くことがほとんど…という人も多いはず。企業サイトにとっても、個人ニュースサイト、そして2ちゃんねるなどの大規模掲示板は、決して無視できない存在なんですね。そうすると、状況的には逆転現象がおきてきます。かつては企業サイト>一般サイトという認識が一般的だったかもしれませんが、現在は、個人ニュースサイトが企業ニュースを選別し、フィルタリングする時代が来ているのです。もちろん、これは企業サイト<一般サイトという意味ではありません。企業サイトには、「写真やインタビューなど、オフィシャルの協力が必要な情報を提供できる」「公式のリリースをベースにした情報や、公式のチェックを通った情報は信頼性が高い」というメリットが変わらずあります。これまでは送り手:企業 受け手:個人という関係だったのが、相互に補完しあう関係に変わりつつあると言ってもいいでしょう。
しかし、“企業サイトもまた、個人ニュースサイトや、blogといったCtoCの媒体に依存している”という事実は、“企業サイトと個人の情報サイト・テキストサイトにあるコンテンツは、等価にフィルタリングされる”ことを意味します。企業サイトの記事でもつまらないものはスルーされ、個人の書いたテキストや、集めた情報でも、面白かったり、情報価値が高ければ、ネット界隈を席巻する可能性があるのです。一般には、blogの登場で情報発信が簡単になり、ユーザー発のコンテンツが力を持った、と言われています。しかし僕には、企業サイトのニュースと、個人のブログやテキストサイトを「面白さ・情報価値という尺度でフィルタリングする個人ニュースサイトの登場」こそが、位置づけの転換を促しているような気がするのです。
●再び、竜宮城へ
先日の打ち上げがあれほど衝撃的に感じられたのは、そうした、オタク系ニュースサイト界隈の、人間と人間の繋がりというものが、目に見える形でそこに存在していたからでしょう。なにせ、座っている人間のほとんどが作り手であり、そして情報を発信する立場の人たちなのです。そんな場で盛り上がる話が、面白くないはずがない。19時頃に始まった宴は二次会、三次会に突入し、最後に解散した頃にはもう朝でした。願わくば、ああいう濃密な時間をまた過ごしてみたいものです!
おまけ 宴席で、キャラクター設定や物語論について大激論をしていた僕に、黒かーずさんから頂いた「まともに作品作ったり書き上げたことないような人間が偉そうに言うなって感じですよ」という評価が、物書き人生を全否定された感じで突き刺さっているので(※もちろん、ネタとしてのやりとりですよ)、2008年は創作分野でも、目に見える形で何かを残したいです。ちくしょう見てろ(゜ー゜)
●現代の竜宮城
コミケやサークルの打ち上げと言えば、どういうものをイメージしますか? サークルの関係者や友人、知人が居酒屋で乾杯というものが一般的だと思います。今回(大晦日~元日)、僕はゴルカムの打ち上げに参加させて頂きました。この打ち上げ兼忘年会の内容も「居酒屋で乾杯」には違いないのですが、なにせ規模と参加者が違います。前回、夏コミの打ち上げには萌え界の巨人・赤松健御夫妻が参加、奥様の赤松佳音さんがライブで新曲を披露していました。そして今回はなんと、あのモモーイこと桃井はるこさんが普通に座ってる! 他にもニュースサイト・テキストサイトのビックネームはもちろん、有名漫画家さんや業界関係者などなど、綺羅星のごとき参加者たちが並んでいます。その数、100人以上。僕もたまたま座った座席の左右が商業誌の編集さんで、あわてて営業込みの名刺交換に入ったぐらいです。これというのも幹事のかーずさんをはじめとした人々の豊富な人脈と、人柄の成せる業でしょう。
●web媒体の特性
僕がブログを始めてアクセス解析という形で人の流れが見られるようになって、改めて実感しているのが、「個人ニュースサイトの影響力」というものです。大手サイトにリンクを張ってもらうと、途端にアクセス数が跳ね上がってびっくり…という経験をした人は多いのではないでしょうか。しかしこれは、実は個人サイトに限った話ではないのです。商業サイトにアップされるコンテンツにとっても、個人ニュースサイトによる捕捉というのは、決して軽視できない要素です。多くのアニメ・ゲーム系の企業情報サイトに共通した特徴ですが、トップページの検索性・利便性は、決してよくはありません。
これは、コンテンツの配列やデザインよりも、速報性を重視しているからです。仮に週1、月1更新の「webマガジン」的な体裁をとるのであれば、巻頭特集から順番に、コンテンツを整理して見せ方を考えることができます。しかし、web媒体が持つ最大のメリットは「アクセスの容易性」と「速報性」です。ですから、細かい構成を考えている暇があれば、リリースや取材ネタをすぐにくみ上げて、端から上げていくほうがよほど効果が大きいんですね。しかし、結果として企業ニュースサイトのトップはずらずらずらっとタイトル文が並ぶことになります。その中には読者にとって、興味のあるジャンルとないジャンルが混在することになるので、上から順にクリックする人は、ほとんどいないんですね。実際のところ、トップページが導入口として有効に機能しているのは、Yahooなど、幾つかの例外だけと言ってもいいでしょう。
それだけに、主要企業サイトから、読み手の属性に沿った記事をフィルタリングしてくれる個人ニュースサイトは重要なのです。「電撃オンライン」や「gpara.com」の記事であっても、“カトゆー家断絶”や“かーずSP”から見に行くことがほとんど…という人も多いはず。企業サイトにとっても、個人ニュースサイト、そして2ちゃんねるなどの大規模掲示板は、決して無視できない存在なんですね。そうすると、状況的には逆転現象がおきてきます。かつては企業サイト>一般サイトという認識が一般的だったかもしれませんが、現在は、個人ニュースサイトが企業ニュースを選別し、フィルタリングする時代が来ているのです。もちろん、これは企業サイト<一般サイトという意味ではありません。企業サイトには、「写真やインタビューなど、オフィシャルの協力が必要な情報を提供できる」「公式のリリースをベースにした情報や、公式のチェックを通った情報は信頼性が高い」というメリットが変わらずあります。これまでは送り手:企業 受け手:個人という関係だったのが、相互に補完しあう関係に変わりつつあると言ってもいいでしょう。
しかし、“企業サイトもまた、個人ニュースサイトや、blogといったCtoCの媒体に依存している”という事実は、“企業サイトと個人の情報サイト・テキストサイトにあるコンテンツは、等価にフィルタリングされる”ことを意味します。企業サイトの記事でもつまらないものはスルーされ、個人の書いたテキストや、集めた情報でも、面白かったり、情報価値が高ければ、ネット界隈を席巻する可能性があるのです。一般には、blogの登場で情報発信が簡単になり、ユーザー発のコンテンツが力を持った、と言われています。しかし僕には、企業サイトのニュースと、個人のブログやテキストサイトを「面白さ・情報価値という尺度でフィルタリングする個人ニュースサイトの登場」こそが、位置づけの転換を促しているような気がするのです。
●再び、竜宮城へ
先日の打ち上げがあれほど衝撃的に感じられたのは、そうした、オタク系ニュースサイト界隈の、人間と人間の繋がりというものが、目に見える形でそこに存在していたからでしょう。なにせ、座っている人間のほとんどが作り手であり、そして情報を発信する立場の人たちなのです。そんな場で盛り上がる話が、面白くないはずがない。19時頃に始まった宴は二次会、三次会に突入し、最後に解散した頃にはもう朝でした。願わくば、ああいう濃密な時間をまた過ごしてみたいものです!
おまけ 宴席で、キャラクター設定や物語論について大激論をしていた僕に、黒かーずさんから頂いた「まともに作品作ったり書き上げたことないような人間が偉そうに言うなって感じですよ」という評価が、物書き人生を全否定された感じで突き刺さっているので(※もちろん、ネタとしてのやりとりですよ)、2008年は創作分野でも、目に見える形で何かを残したいです。ちくしょう見てろ(゜ー゜)
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冬のコミックマーケット73、皆さんお楽しみでしょうか。僕はこの3日間はほぼ企業ブースエリアに張り付きです。いろいろと見て回ってますが、やっぱり存在感があるのはTYPE-MOONですね。まっかっかなブースで、Fate/Zeroの会場限定特典付が飛ぶが如く売れていきます。京都アニメーションの京アニセットも連日早々と完売御礼。小粒なところでは、グッドスマイルカンパニーの「はちゅねミクマフラー」なんて面白いですね。ネギ型マフラー。もうもはや初音ミクはどこにいってしまったのか、なんてツッコミどころがあるところも個人的には好きです。
今回の冬コミは「土・日・大晦日」という、ある意味最も来やすい日程だったこともあってか、初日から大変な人出でした。中でも企業ブースは歩いて目的地にたどり着くのも困難な有様で、時々列整理で集団が動くと、通過点にいる人間は身の危険を感じるほど。ほんと、列移動中にふざけてはしゃいでる人、大惨事になってからじゃ遅いですので。本当に。そうした混雑もまた楽し、ではあるのですが、流石にあのスペースに人気声優を呼んでイベント、という形式にはそろそろ無理があるんじゃないか、と思わされました。
色々とイベントもあった二日目ですが、やはり一番の注目株はクリプトンの「藤田咲・下田麻美」ステージ。初音ミク&鏡音リン・レンの素材を担当する2人が、公的な場に揃って登場する初舞台とあって周囲は厳戒態勢。アイマスガールズが、こういうアイマス以外の晴れ舞台に出てくると、兄(C)ちと嬉しくなりますね。VOCALOIDに関しては2人が「役」として前に出ることはなかったんですが、その分まぜ生でバンバン演じてましたな。
さて、アイマスといえば、クリプトンイベントから30分ほど前には、工画堂で今井麻美さん、たかはし智秋さんがサイン会を行うというニアミスが。そして同時刻、少しだけ離れたばんびブースでは喜多村英梨さんがイベントをしていました。その辺をうろうろしてた僕からは妙に面白い風景が見えていたので、紹介してみます。
・今井麻美さん、たかはし智秋さんがサイン会を実施中
・わりと近所のばんびブースに喜多村さんが登場。「ちょっと向こうのブースにアイマスとかのミンゴスが来てるんですけど、私ですいません!」的ないきなりのいじり。
・観客がオタエリに夢中になっている背後を、門脇舞以さんが普通に横切ってそのあたりのブースを見物しているが誰も気づかない(!)
・タイミングよくばんびの隣のスターチャイルドブースではAice5のラストライブのPVが流れ始め、通行人を釘付けに
色々とコンボが重なって大変面白かったです。カレイドスコープとJPY分多めのエリアでした。
●個人的最注目は……?
さて、今回のコミケ企業ブースを総括する上で、もっとも印象的なのは「Fate」と「初音ミク」だったのは間違いないと思うのですが、個人的に大変気になったのが“ai sp@ce”ブース。このブースがいったい何のブースなのか、さっぱりわかりません。ブース前では朝倉音夢とリシアンサスのコスプレイヤーが名刺を配っているのですが、「4月に情報公開、8月オープン」という以外、具体的な情報公開はなし。
ただ、プロモ的な動画が流れていて、『SHUFFLE!』のリシアンサス、『CLANNAD』の古河 渚、『D.C.II』の朝倉 音姫が、統一規格の3Dモデルで動き回ってるのが堪能できます。髪の毛のゆれやスカートのなびき方など、かなりハイレベルなので、一度見ておいて損はないかと。プロモ中に色々と気になるキーワードも散見されたのですが、これから見に行く人も多いと思うので、ネタバレはカットカットで。ただ、2007年頭には、誰も初音ミクを(当然)知らなかったように。来年の今頃、「“ai sp@ce”が世の中に初めて登場したのは昨年末のコミケだった」と言われる可能性もあるんじゃないか……という、ちょっと面白さを秘めたコンテンツな気がします。とりあえず企業ブースに行った人は、PVを冷やかしてみてもいいかもですよ。
(あとアイマスプロデューサーズは、タイトルロゴのインスパイヤぶりを楽しめるかも)
今回の冬コミは「土・日・大晦日」という、ある意味最も来やすい日程だったこともあってか、初日から大変な人出でした。中でも企業ブースは歩いて目的地にたどり着くのも困難な有様で、時々列整理で集団が動くと、通過点にいる人間は身の危険を感じるほど。ほんと、列移動中にふざけてはしゃいでる人、大惨事になってからじゃ遅いですので。本当に。そうした混雑もまた楽し、ではあるのですが、流石にあのスペースに人気声優を呼んでイベント、という形式にはそろそろ無理があるんじゃないか、と思わされました。
色々とイベントもあった二日目ですが、やはり一番の注目株はクリプトンの「藤田咲・下田麻美」ステージ。初音ミク&鏡音リン・レンの素材を担当する2人が、公的な場に揃って登場する初舞台とあって周囲は厳戒態勢。アイマスガールズが、こういうアイマス以外の晴れ舞台に出てくると、兄(C)ちと嬉しくなりますね。VOCALOIDに関しては2人が「役」として前に出ることはなかったんですが、その分まぜ生でバンバン演じてましたな。
さて、アイマスといえば、クリプトンイベントから30分ほど前には、工画堂で今井麻美さん、たかはし智秋さんがサイン会を行うというニアミスが。そして同時刻、少しだけ離れたばんびブースでは喜多村英梨さんがイベントをしていました。その辺をうろうろしてた僕からは妙に面白い風景が見えていたので、紹介してみます。
・今井麻美さん、たかはし智秋さんがサイン会を実施中
・わりと近所のばんびブースに喜多村さんが登場。「ちょっと向こうのブースにアイマスとかのミンゴスが来てるんですけど、私ですいません!」的ないきなりのいじり。
・観客がオタエリに夢中になっている背後を、門脇舞以さんが普通に横切ってそのあたりのブースを見物しているが誰も気づかない(!)
・タイミングよくばんびの隣のスターチャイルドブースではAice5のラストライブのPVが流れ始め、通行人を釘付けに
色々とコンボが重なって大変面白かったです。カレイドスコープとJPY分多めのエリアでした。
●個人的最注目は……?
さて、今回のコミケ企業ブースを総括する上で、もっとも印象的なのは「Fate」と「初音ミク」だったのは間違いないと思うのですが、個人的に大変気になったのが“ai sp@ce”ブース。このブースがいったい何のブースなのか、さっぱりわかりません。ブース前では朝倉音夢とリシアンサスのコスプレイヤーが名刺を配っているのですが、「4月に情報公開、8月オープン」という以外、具体的な情報公開はなし。
ただ、プロモ的な動画が流れていて、『SHUFFLE!』のリシアンサス、『CLANNAD』の古河 渚、『D.C.II』の朝倉 音姫が、統一規格の3Dモデルで動き回ってるのが堪能できます。髪の毛のゆれやスカートのなびき方など、かなりハイレベルなので、一度見ておいて損はないかと。プロモ中に色々と気になるキーワードも散見されたのですが、これから見に行く人も多いと思うので、ネタバレはカットカットで。ただ、2007年頭には、誰も初音ミクを(当然)知らなかったように。来年の今頃、「“ai sp@ce”が世の中に初めて登場したのは昨年末のコミケだった」と言われる可能性もあるんじゃないか……という、ちょっと面白さを秘めたコンテンツな気がします。とりあえず企業ブースに行った人は、PVを冷やかしてみてもいいかもですよ。
(あとアイマスプロデューサーズは、タイトルロゴのインスパイヤぶりを楽しめるかも)
べビプリ、ご覧になったでしょうか。まだの人は公式サイトへまずはGO。
http://gs.dengekinet.com/suteki/index.html
先日の電撃祭での『シスタープリンセス』イベントがまだ記憶に新しいですが、このタイミングで新作を投入してきました。その名も『ベイビープリンセス』。登場する妹たちは19人! なんとも出オチ感にあふれる内容です。
●19人のヒロインは成立しうるか
個人的な雑感でいえば、19人のメインヒロインは多すぎます。前作シスプリの12人というのは、見る側が思い入れを持って見られる上限に近いギリギリのラインだったのではないでしょうか。『双恋』も6人*2の12人。この12という数字は偶然ではなく、前述の通り、読者・視聴者がそれぞれの個性や人間関係に思い入れを持って追いかけられる数字であること。『双恋』では双子になって顕著ですが、2人組、3人組、4人組などで分割してもあまりが出ない最小公倍数的数字であること。それから、アニメの1クールが13話ですから、プロローグ+各姉妹の当番回、という形でのアニメ化が狙えるというのが一番大きい理由でしょう。12人で26話を作るのは簡単ですが、14人を越える人数を1クールに落とし込むのは非常に困難な作業です。(実写版ネギまとか本当に大変そうです)
そのあたり、萌えの第一人者である電撃G'smagazineが考えていない筈がありません。それではなぜ、19人なのか。ひとつは、12人よりさらに多い……というインパクトで話題を呼ぼうとしたのもあるでしょう。しかし、それ以上に重要なのは、「0歳から18歳までが揃っている」──この事実そのものが大事だった、というのが僕の考えです。
19人もいれば、オタなら中には好みのキャラがいるでしょう。一応サンプルとして、僕の好みのキャラをチョイスしてみましょう。
四女“ヒカル” 15歳
六女“氷柱(つらら)” 13歳
七女“立夏(りっか)” 12歳
九女“麗(うらら)” 10歳
…ま、わかりやすいですね。とはいえキャラクター造形的に考えて、このあたりの妹たちは人気が出るでしょうし、一桁台にも需要はあるでしょう。ここで問題になるのが、昨今の規制の問題です。『こどものじかん』は、小学三年生~小学四年生という、少女がつぼみから花開く一歩手前……という、微妙な年代の心と身体に焦点をあてていることが、誰の眼にも明らかな作品でした。仮に、シスタープリンセスよりもヒロインの年齢層を下に設定した形で新作を提示すると、思わぬところで児ポ的な批判・炎上にさらされる可能性があります。当然ゆくゆくはメディアミックスを考えている以上、こうしたリスクはできれば避けたい。
そこで、「0歳から18歳(おそらく)」なのではないでしょうか。4歳児や7歳児のヒロインが登場したとしても、それはマーケティングや萌え的な狙いではなく、0歳から18歳の幅をとった結果、そこにいるんだと返すことが出来ます。一般的に、0歳~1歳の赤さんから性的アピールを感じるのはかなり極まった変態さんでしょう。ですから、「幼子をそんな眼で見るなんてけしからん!」という批判に対しては「え、0歳ですよ、0歳。幾らオタでも、父性的な意味でかわいいなとは思ってもそういうのはないでしょう。あなたは赤子をいやらしい眼で見るんですか?」と、まるでみだらな妄想をする批判者のほうが汚らしい、と言わんばかりの返しが成立するわけですね。
中途半端に年齢層を下げて批判を受けるなら、いっそのこと突き抜けさせてしまえ……そんな感じを受けるのです。ヒロインが「5歳から12歳」の作品は批判を受けそうなご時世ですが、「0歳から18歳(家族的な意味で)」なら、フォーカスをぼやかすことが出来るのではないでしょうか。“少女や幼女を出していきたい。でもその層をことさらにクローズアップすると世間の目が厳しい。それなら、まんべんなく広い層を投入し、ユーザーが勝手にその中から盛り上がる形を取れば……”そんな意図を感じるのは、穿ちすぎでしょうか。
ただこの作品、ユーザーサイドからは付き合い方を考える必要があるかもしれません。あまり無節操に「有明三日目的な」扱いをすると、思わぬ火種になりそうな予感がします。
http://gs.dengekinet.com/suteki/index.html
先日の電撃祭での『シスタープリンセス』イベントがまだ記憶に新しいですが、このタイミングで新作を投入してきました。その名も『ベイビープリンセス』。登場する妹たちは19人! なんとも出オチ感にあふれる内容です。
●19人のヒロインは成立しうるか
個人的な雑感でいえば、19人のメインヒロインは多すぎます。前作シスプリの12人というのは、見る側が思い入れを持って見られる上限に近いギリギリのラインだったのではないでしょうか。『双恋』も6人*2の12人。この12という数字は偶然ではなく、前述の通り、読者・視聴者がそれぞれの個性や人間関係に思い入れを持って追いかけられる数字であること。『双恋』では双子になって顕著ですが、2人組、3人組、4人組などで分割してもあまりが出ない最小公倍数的数字であること。それから、アニメの1クールが13話ですから、プロローグ+各姉妹の当番回、という形でのアニメ化が狙えるというのが一番大きい理由でしょう。12人で26話を作るのは簡単ですが、14人を越える人数を1クールに落とし込むのは非常に困難な作業です。(実写版ネギまとか本当に大変そうです)
そのあたり、萌えの第一人者である電撃G'smagazineが考えていない筈がありません。それではなぜ、19人なのか。ひとつは、12人よりさらに多い……というインパクトで話題を呼ぼうとしたのもあるでしょう。しかし、それ以上に重要なのは、「0歳から18歳までが揃っている」──この事実そのものが大事だった、というのが僕の考えです。
19人もいれば、オタなら中には好みのキャラがいるでしょう。一応サンプルとして、僕の好みのキャラをチョイスしてみましょう。
四女“ヒカル” 15歳
六女“氷柱(つらら)” 13歳
七女“立夏(りっか)” 12歳
九女“麗(うらら)” 10歳
…ま、わかりやすいですね。とはいえキャラクター造形的に考えて、このあたりの妹たちは人気が出るでしょうし、一桁台にも需要はあるでしょう。ここで問題になるのが、昨今の規制の問題です。『こどものじかん』は、小学三年生~小学四年生という、少女がつぼみから花開く一歩手前……という、微妙な年代の心と身体に焦点をあてていることが、誰の眼にも明らかな作品でした。仮に、シスタープリンセスよりもヒロインの年齢層を下に設定した形で新作を提示すると、思わぬところで児ポ的な批判・炎上にさらされる可能性があります。当然ゆくゆくはメディアミックスを考えている以上、こうしたリスクはできれば避けたい。
そこで、「0歳から18歳(おそらく)」なのではないでしょうか。4歳児や7歳児のヒロインが登場したとしても、それはマーケティングや萌え的な狙いではなく、0歳から18歳の幅をとった結果、そこにいるんだと返すことが出来ます。一般的に、0歳~1歳の赤さんから性的アピールを感じるのはかなり極まった変態さんでしょう。ですから、「幼子をそんな眼で見るなんてけしからん!」という批判に対しては「え、0歳ですよ、0歳。幾らオタでも、父性的な意味でかわいいなとは思ってもそういうのはないでしょう。あなたは赤子をいやらしい眼で見るんですか?」と、まるでみだらな妄想をする批判者のほうが汚らしい、と言わんばかりの返しが成立するわけですね。
中途半端に年齢層を下げて批判を受けるなら、いっそのこと突き抜けさせてしまえ……そんな感じを受けるのです。ヒロインが「5歳から12歳」の作品は批判を受けそうなご時世ですが、「0歳から18歳(家族的な意味で)」なら、フォーカスをぼやかすことが出来るのではないでしょうか。“少女や幼女を出していきたい。でもその層をことさらにクローズアップすると世間の目が厳しい。それなら、まんべんなく広い層を投入し、ユーザーが勝手にその中から盛り上がる形を取れば……”そんな意図を感じるのは、穿ちすぎでしょうか。
ただこの作品、ユーザーサイドからは付き合い方を考える必要があるかもしれません。あまり無節操に「有明三日目的な」扱いをすると、思わぬ火種になりそうな予感がします。

