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2025/04/22 02:34 |
新ユニット? クリスタルがエージェント初披露!
 電撃15年祭に来ています。無料イベントという事もあってか会場周辺はかなりの混雑。列が全くうごいてないですね...朝一のイベント目当ての人は相当じれてそうです。

 そんな中、すったもんだはありつつもなんとか会場へ。今日はライターとしてではなくプロデューサーとしての参戦です。目指すはもちろんアイドルマスタークリスタルステージ。このあと色々あるのでセットリストのみ書いておきます。

1.太陽のジェラシー(中村)
2.エージェント夜を征く(今井・中村)
3.マイベストフレンド(今井・中村)
4.蒼い鳥(今井)
5.i(今井・中村)

 ミニライブかと思いきや、ゲームサイズとはいえ、5曲も歌ってくれるとは。グレパでMA曲は聴けたものの、やはり定番曲もききたかったプロデューサーには嬉しい。一番のプレミアムはエージェント。実は今井さんも中村さんも初披露だったのですよね。ランクFユニット「クリスタル」として、グラサン姿での披露になりました。あとは客席に乗せられた今井さんが照れ気味にもじぴったん歌ってたとか、中村さんがノリノリで客席にグラサン投げてたとかが見所でしょうか。朝一で入場が追いつかず、客席にあきがあったのはもったいない内容でした。

おまけ しかしもういい大人なのだから、蒼い鳥を生で聴くたびに涙ぐみそうになるのはやめた方がいいと思います。自分。気持ち悪いので。
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2007/11/24 13:56 | Comments(3) | TrackBack() | アイドルマスター
アイマスの売れ方は“腐女子”的?
先日アイマスの売れ方は変わっている……という書き方をしたのですが、今日戦国BASARA絡みのメールをやりとりしていてふと思ったのが、『アイマス』のファン層・購買パターンは、オタ系よりも、いわゆる腐女子をターゲットにした女性向け作品の方が近いんじゃないかな、ということです。

まずファン層という意味で考えると、“アイマスの商品を買って支えている層”のメインは、20代後半~30代前半、そしてバイトして生活力のある大学生、て感じじゃないかと思います。カバー曲のチョイスの仕方なんかを見ても、パンナムさんの認識もそういう感じじゃないかな? これは理由を考えれば簡単で、アイマスというコンテンツが、入り口からして金食い虫だからです。アーケード版からやっているプレイヤーが集まれば、“投資金額6桁”なんて話はザラですし、Xbox 360版にしても、本体とソフトを買い、Xbox LIVEに接続する段階で約5万、そこからDLCでさらに……という追加投資が必要です。それらの購買力がある層、となると、独身の社会人がコアターゲット層になるのは自然の成り行きだと思います。ニコニコ動画等を視野に入れると、“アイマスというコンテンツに興味を持っている層”の年齢層は、ぐっと下にシフトするとは思いますが。

しかしアイマスに関し、実際に商品をコンプリートし、イベントに通い……というコア層が、非常に多いか、といえば答はNOだと思います。先日のグレートパーティでは、概算ですが東京1200人、大阪800人、東京+1200人ぐらいの来場者があったと思います。これが=アイマスには3200人のイベント集客力があるかといえば、実際には2、ないし3会場制覇したぜ、という人がかなりの人数いるわけで。数字にすれば来場した人間の実数ってのは、2000人ぐらいでしょう。残念ながらドームにはまだちょっと遠いですね。しかし、この複数会場をはしごする熱烈なファンによってイベントが支えられている……というのは、まさしく女性向けイベントのパターン。女性向けの声優イベントは、昼夜興行が非常に多いんです。声優さんの拘束時間や会場を借りるのが1日で済み、衣装やセットリストも使いまわせる……となればいいことづくめですよね。ただこれは、ご贔屓の声優さんが出演するのであれば、内容は似通っていても全部見たい! ちょっとしたフリートークの違いも聞き逃したくない! という忠誠度の高いファン層を抱えていて、初めて可能なイベント形式ですね。男性向けでいえば、『サクラ大戦歌謡ショウ』シリーズなどもこの系譜でしょうか。キャラクターと声優さんのシンクロ度が高く、コアなファンのサポートにより長期シリーズに……という意味では、アイマスとサクラ大戦にもある程度の類似性はあるかもしれません。

こうした、コア層の囲い込みで客単価が高いジャンルというのは、外部の印象以上の売り上げを叩きだします。たとえば、11月19日付のオリコン週間シングルチャートで、『家庭教師ヒットマン REBORN!』 の“Sakura addiction”(雲雀恭弥 vs 六道骸)が何枚売れたかご存知でしょうか。初週37411枚でオリコン7位です。 創聖のアクエリオンが13295枚で14位、 平野綾さんの“NEOPHILIA”が10429枚で17位であることを考えれば、男性オタにはぽかーん、て感じじゃないでしょうか。こうした、囲い込んだ輪の中で暴風雨が吹いている作品というのは、 外側からは認知しにくいものなんです。テニスの王子様のキャラソンが頻繁にCDTVに登場するのは男オタには理解しにくいことですが、アイマスにしても“それほど有名な声優も出てないのに…”という見方は業界の内部にもあります。しかし、キャラソン売り上げだけで見ると、伊織よりも千早の方が売り上げを伸ばしてるんですね。

10万人のファンが1000円ずつ使う作品と、1万人のファンが10000円を使う作品は、どちらが望ましいでしょうか。宣伝効果やスポンサーの事情を考えれば、明らかに小額を出す10万人のファンの方がメリットは大きいでしょう。しかし、“どちらが計算できるか”という意味では、1万人のファンの方がハンドリングがしやすいのではないでしょうか。で、当たり外れの大きいオタ業界では、この安打率の高さは十分な武器になると思います。ブームに乗って変動するファンに比べ、コアな信者は1年後、2年後にも変わらずついてくる可能性が高いですしね。それから、コア層の情熱ってのは、時としてスケールメリットを覆すんです。遠征するファンの比率が高くなるほど、全国ツアーは当然打ちやすくなります。それでも、“1会場に動員できるファン数の上限の絶対数は母数に依存する”という原則は変えられない……筈だったのですが、それさえも覆したのが9/20のAice5解散ライブ。平日の横アリは本来オーバーキャパだったと思うのですが、

少しでも良い席で最後を見届けたい熱心なファンが、複数のチケットを購入

知り合いと自分の購入分を含めた中での、最良番以外をオークションに放流

興味はあるが、定価でチケットを買うほどではないライトファンが安価に落札

というサイクルが成立したこともあり、結局横アリが満員という結果になりました。もちろん、良番確保のための複数購入やオークションでの売買は、必ずしもよいことではありません。しかし、この場合熱心なファンが余分に身銭を切ったことで、結果として売り上げ・動員数の面では、通常のソールドアウトと同じだけのお金と人が動いているわけです。やっぱコアなファンのパワーってのは、あなどれないものがあります。招待券で形だけ埋めるよりは、よっぽど健全…とまで書くと問題でしょうか(笑)。

…最後に蛇足ですが、声優さん同士の人間関係を観客的立ち位置から見ていたいってスタンス、その関係に異性(ファンから見て同性)が立ち入ることを嫌う、カップリング脳なんかもいわゆる腐女子的かな、とも思います。

2007/11/20 15:19 | Comments(3) | TrackBack() | アイドルマスター
『アイドルマスター』というコンテンツの特異性
アーケードからXbox 360に移植され、2008年2月には新作のXbox 360『Live fou YOU』の発売も予定されている『アイドルマスター』。企画のスタートが2001年頃である頃を考えると、本当に息の長い企画です。もちろん世の中には、大きな人気が出て、もっと長いスパンで愛されている作品はたくさんあります。しかし『アイドルマスター』の毛色が違うのは、アーケードでは商業的に必ずしも成功した作品とは言えないことです。ナムコからの出荷ベースでは順調だったのかもしれませんが、実際にゲームセンターにおけるインカムが順調だったとは必ずしも言えず、店舗によっては赤字を出したところも多いようです。これはアイドルマスターというタイトルに魅力が足りなかったからでは無く、ゲームセンターという公共の場において、ギャルゲーテイストの大型筐体機をプレイするというハードルが、想像以上に高かった、という要素が大きいように思います。僕はアーケード版アイドルマスターは、“ファーストプロデュースで惨敗した時の痛みと後悔、アイドルに対する申し訳なさ”を知った時が本当のスタートだと考えていますが、そこまでには最低2000円~3000円程度の投資が必要です。オーディションの厳しさもあり、アーケードでの『アイドルマスター』というタイトルは、そのポテンシャルをユーザーに完全には伝え切れていない部分があったのは事実でしょう。

●固定ファンからの圧倒的な支持
その後Xbox 360版発売を契機にコンテンツとしての復活を果たす『アイドルマスター』ですが、その企画にGOが出るきっかけとして、固定ファンからの応援の熱さは決して無縁ではないでしょう。赤羽会館でのシークレットイベントを皮切りに、アイマス関係のイベントは軒並みソールドアウト(※赤羽は高倍率の抽選)。必ずしもよいことではありませんが、前列の席がオークションに数万円で高騰したり、アブレイズ行徳で、100名のイベント募集枠に、早朝5時には推定500名のファンが殺到したり。僕も取材で伺いましたが、店長さんの憔悴した様子が印象的でした。そうしたファンの熱さが、新作企画の背中を押したのは間違いないでしょう。

しかし『アイドルマスター』が現在のような人気を獲得するまでには、幾つもの奇跡と幸運がありました。まず、ハードにXbox 360を選んだこと。家庭用版が、アーケードを上回ることのない単なる移植作であれば、アケ版ユーザーが流れてくることはなかったでしょう。スペック的に成算のあるハードはXbox 360かPS3でしたが、比較的ナムコと関係の深いPS3を選んでいたら、今日の結果があったかどうか。そして、ユーザー以上に作り手のモチベーションの高さがあったことも大きな要因でしょう。2006年の東京ゲームショーで、初めて流れた「GO MY WAY」と美希の動画には、非アイマスユーザーを揺さぶるだけの圧倒的な説得力がありました。2007年頭に発売されたXbox 360版は、初週売り上げは25,000本前後でしたが、DLC(ダウンロードコンテンツ)が爆発的な売り上げを記録し、発売半年で売り上げ1億円……という、新しいビジネスモデルを確立したといってもいい成功を果たしたのでした。

●「XENOGLOSSIA」が追い風に?
この“売り上げ人数の絶対数は多くないが、コアユーザーが筋金入りに強く、お金をちゃんと落とす”という構造はアイマス特有と言ってもいいのですが、何がユーザーの忠誠度の高さを支えているのでしょうか。それを考える上で、避けて通れないのがアニメ『アイドルマスター XENOGLOSSIA』の存在だと思います。2007年初頭にもたらされた、アニメ版アイマスのキャストが堀江由衣さん、田村ゆかりさんといった人気声優に一新され、ストーリーはロボット物に……という知らせは、多くの原作ユーザーを打ちのめしました。アニメ版がどれほど豪華な内容であっても、既存のファンは原作ゲームをベースにしたアニメ化をイメージしており、多くのファンの願いは、“アイマスの声優さんたちに晴れ舞台を!”という物だったと思うのです。しかし、結果として、この経験こそがアイマスファンをひとつにしたのではないかと、僕は思います。いわばアーケード版における、ファーストプロデュースの失敗にあたる出来事なのかな、と。

「XENOGLOSSIA」のキャストの豪華さ、舞HiMEチームによる制作という売り文句は破壊力満点で、「これからはアニメ版が主流だな……」という空気が、2007年頭には間違いなく漂っていました。最近知った人には信じがたいことかもしれませんが、2007年4月のオールスターライブが、ゲーム版アイマス声優の最後の舞台だと信じていた人は少なくないのです。その時僕は、「他の媒体やライターが全部アニメ版を支持しても、自分だけはゲーム版に張り続けますよ」と大きな口を叩いていたのですが(笑)、それと同じことを、全国のプロデューサーが思ってくれたからこそ今がある。そう信じています。

●アイマスはちゃんと儲かる
しかし、ファンが熱心だから、開発者や関係者の思い入れが強いから、だけで続編が出たのでしょうか。そういう要素も大いにあるにせよ、続編が出たのは、利益が出ているからです。たまに、アニメやゲームの制作者に対する言説として、「なんだ、所詮金のためにやってるのか」というような意見・書き込みを目にして眩暈がするのですが……商品を作って売るのは、基本的にお金を儲けるためです。僕も、明日のご飯をちゃんと食べるためにライティングをしています。もちろん、“お金のためにだけやっているのか?”という質問に対してはNOと言えますが、仮にもプロなんですから、収益を目指すことはなんら恥ずかしいことではありません。アイマスの人気の爆発の契機としてニコニコ動画があることは間違いないですが、バンダイナムコのような大企業が新作開発を考えるのに、「ニコニコで大人気だから売れるよ」なんて企画書を出したらひっぱたかれるでしょう。あくまでも、DLCがXbox 360の記録を塗り替えるほど売れてしまったからこそ、『L4U』の企画も通ったはずです。

●『MASTER ARTIST』シリーズの安定した売れ方
『アイドルマスター』がビジネスになるコンテンツとして、一番サンプルになるのが、コロムビアさんから出ているマスターアーティストシリーズだと思います。声優関連CDデータベースver.1.01から抜粋すると、2007年のキャラクターソングアルバムの売り上げは以下の通り。

順位      タイトル      アーティスト      推定枚数      最高      登場      発売日
1     TVアニメ『らき☆すた』後半エンディングテーマ集 白石みのるの男のララバイ     白石みのる(白石稔)     13912枚     23位     4回※     2007/10/17
2     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE     765プロ ALLSTARS     11776枚     21位     2回※     2007/10/24
3     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 05 如月千早     如月千早(今井麻美)     11641枚     22位     3回     2007/8/22
4     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 07
三浦あずさ     三浦あずさ(たかはし智秋)     11184枚     24位     4回     2007/9/5
5     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 09
萩原雪歩     萩原雪歩(落合祐里香)     11179枚     17位     2回     2007/10/3
6     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 02
高槻やよい     高槻やよい(仁後真耶子)     10819枚     19位     3回     2007/7/18
7     ハヤテのごとく!キャラクターCD4/桂ヒナギク     桂ヒナギク     10753枚     27位     4回     2007/7/25
8     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 10 秋月律子     秋月律子(若林直美)     10630枚     34位     3回     2007/9/19
9     ハヤテのごとく!キャラクターCD3/三千院ナギ     三千院ナギ     10368枚     30位     4回     2007/7/25
10     THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 06 双海亜美/真美     双海亜美/真美(下田麻美)     9419枚     26位     2回     2007/8/22

オリコンや売り上げ枚数に興味が無い人なら、アイマス関連ってそんなに売れてるの? と驚いたんじゃないでしょうか。シングルでも、現在最強の販売力を持っている『らき☆すた』のキャラソンの売り上げが15,000枚から25,000枚前後。キャラクターソング市場におけるアイマスの強さは際立っていると言っていいでしょう。元来キャラクターソングとはそれほど売れるものではなく、あの平野綾さんでさえ、『ギャラクシーエンジェル2』では1000枚前後。3000枚売れればかなり好調と言えるキャラソン市場において、数ヶ月で11枚というハイペースリリースのミニアルバムが、平均10,000枚売れるというのは、実際かなり特異なことなのです。

「THE IDOLM@STER Christmas for you!」や「THE IDOLM@STER RADIO MASTER DIVA」の発売が発表されていますが、これだけ売れるのですから、次を企画しないわけがありません。DLCの価格設定など、ユーザーの立場としては「俺たち絞られてんなぁ」と思うこともあると思いますが、重要なのは、いかに気持ちよく絞ってくれるかがプロの技ではないでしょうか。思い入れのあるコンテンツに対してユーザーがお金を落とし、そのおかげで新作が出せるサイクルというのは、双方にとって実に幸せな関係だと思います。全国のアーケードから筐体が撤去され始めたとき、アニメ版の路線が発表されたとき……もう『アイドルマスター』というコンテンツとはお別れなのか、と感じたときの絶望を思えば、新作や関連製品でコンスタントにお財布を工面するプロデューサーの顔は、実に幸せそうだと思うのは僕だけでしょうか。『アイドルマスター』の売れ方は特殊ですが、コンテンツが本来あるべき極めて健全なサイクルでもあると思います。

今日、『LIVE for YOU!』に向けて、 「アイドルマスター Radio For You!」が始まることが発表されました。ラジましょスタッフにはまたやられた感がありますが、冷静に考えて、このタイミングの番組終了は無いですよね。これからもこのコンテンツとつきあってけるように、とりあえず『LIVE for YOU!』の予約をしましょうか。とりあえず僕は、アニメDVD付、notドール付を購入するつもりです。

2007/11/15 18:26 | Comments(4) | TrackBack() | アイドルマスター

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