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2024/03/19 13:03 |
悪質クレーマーの実例)都内在住ライター・男性
パナソニックさんのICレコーダー使わせて頂いております。型番は「○○-××」です。
実はパソコン買い換えて、手元に専用ソフトがないんですよ。付属ディスクは古いものなので、紛失してしまいました。
ホームページからかわりになるソフトかドライバをダウンロードしようとしたんですが、サポート期間が終わってしまって、提供していないようです。互換性のあるソフトの提供や販売は行なっていますか?

ないですか。店頭から代品を発注すればいいんですね。それは、本体を持って型番を控えて、購入店舗に行けばよいのですね。わかりました。

代品を発注はさせてもらうと思うのですが、急ぎで必要でして、本体から音声ファイルのみを抜き出して、別に保存しておいて、あとから上書きするなりして使用することはできますか?

なるほど、ハードウェアとして認識しないのでは難しそうですね。では大変失礼な質問なんですが、他社ソフトやフリーソフトで、互換性のありそうなものに心当たりはありますでしょうか? 動作保証は必要ありません。ないですか、特殊な感じのデータですものね。

それではこちらで探しますので、音声ファイルの拡張子などの情報を教えていただけますか? 小文字で「.vm1ファイル」ですね。このファイルを保存しておけば、ファイルを上書きして読み書きすることは可能ですか? はぁ、ほかにも参照するファイルがあるということは、フォルダごと上書きしてやれば、読める可能性が高いという感じですか? なるほど。ええ、もちろん保証は必要ありません。

大変わかりやすかったです、○○さん、ありがとうございました。業務外のことまで聞いてしまってすいません。

こちらの窓口から、顧客からの感想のフィードバックなどは可能ですか? でしたら、現在店頭流通している商品で、販売から間が空いているとは言えず、性能的にも現役の商品です。ファイル的に互換性の低い、癖のある商品ですから、必要なソフトウェアやドライバの類は、商品としての寿命が切れるまでは、無料ダウンロードなりができた方が、顧客満足度が高いと思います。商品の品質自体には満足しておりますので、今後ともよろしくお願いしますとお伝えください。

はい、ありがとうございました。
何かありましたらまた電話させていただきます。ご担当は○○さんですね、はい、ありがとうございました。

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わりと上手く問い合わせできた。
でもこういう問い合わせ、周到すぎてかえって嫌だろうな、ミスったらアラ探されそうでw
僕はストレス解消したいんじゃなくて、必要な情報を引き出したいだけなんで心配すんな!

ただ、せっかく電話窓口の対応がこまやかなのに、ソフトウェアのサポートとか、肝心な部分がおざなりなのはいただけないなぁ。2006年か2007年に買った商品、公式サイトでダウンロードサポートしてないって、どうなのよ、パナソニック。まぁ電話対応のHさんが、知的な眼鏡理系男子な感じで萌えたから許してあげます。
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2009/01/17 10:21 | Comments(0) | TrackBack() | ライター・テキスト
おしりにねじりこんでやりたい。
ジーンズのポケットをはちきれさせる手のひらサイズPCこと「VAIO type P」、今日には店頭に並んでるのかな?
僕は隠れガジェットファンで、ノートのMURAMASA君用の周辺機器をいっぱい買ってますし、e-モバイラーでもあります。なので、こういうなんだか新しい話題のアイテムを見るとわくわくしてしまいます。古オタクの変なプライドであんまり流行にのってるのをオープンにはしないですけど。

こうした機器は、で、買ってなんに使うの? ほんとにその用途って必要? という問題がつきまとい、そのために地図検索とか動画視聴とか、必須なのかな生活に、という機能がアピールされることが多いです。ですが僕らライターにとっては、取材現場でメモがとれるハンドヘルドPCというのは、それだけで極めて有効なツールです。我が家のMURAMASA君は、「出先で見つけた速報ネタを、モスバーガーで記事書いて納品」とか「デスクのあるオンラインゲーム発表会で同時進行で記事作成」とかには非常に有用ですが、反面イベントステージの脇で写真をとりながらメモを取るには、いささか場所をとる、というか恥ずかしいのが現状です。

あと、取材後に出演者に現場画像チェックを受ける場合とか、その場でVAIO type Pにデータを落とし込んで、高解像度でチェックしてもらうとチェックも行き届いて喜ばれそうですし、「わー、かっこいいですね」とかちょっと話のネタにもなりそうです。取材現場では、よくICレコーダーやテレコがこういう、ガジェット的な意味でのヒーローになります。

なので、とってもほしいぉ、くんかくんかしたいぉ! というのが本音なのですが、二の足を踏んでいるのが、搭載しているOSがVISTAであることです。あのサイズでVISTA搭載とか、びっくりするほど(挙動が)重そう。携行性と気軽さが肝のハンドヘルドPCで、立ち上がりや挙動の鈍さは致命的です。XP搭載なら多分もう買ってるでしょう。あと、うちに一台あるVAIOは廃熱処理に重大な欠陥があり、卓上に直でおいてると、オーバーヒートして落ちます。type Pもまた、発熱しやすい(廃熱効率よりもデザイン性や静粛性を重視しているがゆえに)病からは逃れられていないようです。

ただ、さらしるさんのとことか見ていると、「Windows7いれたら、軽くなるかも?」といったふいんきも漂っています。ので、一般に広くでまわって、OSのアップデートや無理やりXP入れたとか、普段使いしてみた情報が集積して、いける、という手ごたえができたら購入も検討してみようかな、と。まず節約して貯金しないといけないですが。

MURAMASAたんは軽くて、薄くて、とってもいい子なんですが、メモリ256MBじゃ今の時代なんにもできやしないのです。僕の場合携帯PCはデジカメのストレージを兼ねる部分があるので、軽量なverのPhotoshopが軽快に動くか、USBの転送速度がどれくらいか、とかは結構切実な問題なのです。さて、type Pをズボンのポケットに入れて取材に行って椅子に座った瞬間「バキ!」とか音がして「ああああああ!」と叫んで会場中の注目を集める日は来るのでしょうか。

2009/01/16 20:42 | Comments(0) | TrackBack() | ライター・テキスト
個人ブログのメディア化の行方~メディアのターゲットゾーン
 最近個人ニュースサイト界隈で大きなインパクトがあった出来事のひとつに、『ペンギン娘はぁと』で個人サイトがプレスとして招待されるという出来事がありました。以前より、ブロガー枠での、レポート掲載を前提とした招待という話はありましたが、プレスとしての招待、撮影フリー、事前チェックなしでの掲載許可、といったところにまで踏み込んだのは驚きでした。なんせ、アニメ誌や報道媒体による取材より大幅に条件を緩和した特例処置ですから。

 このような「個人サイトの厚遇」という現象は、ニコニコアニメチャンネルがweb上の新媒体であることと無縁ではありません。アニメやゲームには、その特性や格、ターゲットをどこに置くかに合わせた、適正な広報・宣伝媒体というものがあります。紙媒体の場合、基本的に発行部数が大きい雑誌ほど発言力が大きく、影響力も大きいため、メーカーとしても広告出稿や第一報の提供などで、その媒体を厚遇する傾向があります。そのため、発行部数の多い専門誌には、注目作の特集などが早い時点で掲載され、より栄えるわけです。とはいえ、トップランナー以外のメーカー・メディアもおまんまを食べる必要があります。そこで自然に、ゆるやかではありますが、住み分けができるんですね。ちょっとニッチな作品を扱う媒体にニッチなメーカーが協力し、ニッチなユーザーが買っていくという市場が出来上がるわけです。

 Web媒体の場合はちょっと話が違っていて、PV数=影響力なのは変わりませんが、PV数がでかいからといって、厚遇されるとは限りません。雑誌ほどシステムが確立していないため、広告や情報を取れるかは、営業や編集個人の力量に依存する部分が大きくなります。PV数はいいのに、営業力がないため数字を出せない、てこともあるんですね。Webは無料のメディアなので、広告バナーを取ってきて、それをユーザーに踏んでもらわなければ、PV数がいくらあってもお金が発生しないんです。

 さてさて、話を戻しましょう。そうやってメーカーと媒体の持ちつ持たれつの関係で、媒体の色分けができると、ちょっと困る人々がいます。そう、新規参入の人々です。特に『ペンギン娘』の場合は、web配信で、しかも放送媒体のニコニコアニメチャンネルもこれが船出と言う初めて尽くし。既存のアニメ誌等に大きな扱いを期待するには難しいですし、そもそもペーパーメディアやテレビ局に頼らずともweb上で完結できるのがこの作品の強みのはず。Web上での注目度を上げ、アクセス数を稼ぎたい、既存のメディアに頼らずに…と考えていくと、個人サイトがクローズアップされるのは、ある意味必然だったのです。

 今後個人サイトが影響力を増していくかには、まだ疑問が残ります。それは信頼度の問題があるからです。商業メディアでは、プロのライターがテキストを書き、編集がチェックし、事務所やメーカーがチェックし、アップされる内容を、媒体を発行する企業が保障するという形式をとっています。チェックシステムと、責任の所在が明確なんですね。今回は個人ブロガーさんたちの「個人ブログ代表としてプレス参加する」という高い意識に支えられてうまくいきました。しかしそのうち、なにかやらかした人が出てきた場合に、どうなるかです。Web上での肩書き以外、必ずしも素性が定かでない人がタレントさんの周りを出入りして、写真を撮っていくというのは、結構怖いことです。

 今後、個人サイトの取材参加というものの落としどころがどのへんになるかは分かりませんが、その基盤が今作られていることは間違いありません。取材にきませんか、というオファーが来た人は、自分が個人サイトというものの代表として見られていることを認識して、意識を高く持ってもらえるといいな、そして結果として、もう少し広く開かれた環境ができると楽しくなるな、と思います。やはり、商業の枠を離れないと書けない、個人の色や思い入れを反映したテキストというものもあるはずですから。

2008/04/30 20:44 | Comments(0) | TrackBack() | ライター・テキスト

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