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2024/04/24 13:45 |
2008年4月期アニメ・インプレッション(2)
●裏ドルアーガの塔(gyao放送版)
 前回酷評を重ねた「ドルアーガの塔」ですが、Gyao版裏第1話は全く切り口が違うということでチェック。出遅れたので動画サイトです、スイマセン。地上版(表)は「ジルの夢(妄想)」、Gyao版(裏)は「ジルの現実」という描き分けで、時折台詞が寝言などでリンクする……という仕様のようですね。個人的な感想は、試みとしては抜群に面白い、ただし第1話としては?マークをつけざるをえない、という感じです。おそらく、ドルアーガに高評価をつけているのは、現時点では「ニコニコ動画で表→裏→比較動画」と楽しんでいる人に限られているのではないでしょうか。裏版だけを見た人は「可もなく、不可もなく」、表版だけを見た人は「ひどい駄作、即切り」という評価をした人が多数派じゃないかと思います。凝った作りが、ほとんどの人に届かないのはもったいないです。地上波版しか見ていない人は、ニーバパーティの掛け合いとか見ないで切っちゃうかもしれない。減ったとはいえアニメ濫作の時代、視聴者は「面白い作品を継続視聴して、それ以外は切る」という見方をしてます。第1話は実験よりも、まっすぐ掴みに行く方が大事じゃないのかな……DVD特典だったらかなり肯定的に評価できるのですが。

 とりあえず、脱力夢オチ版しか見ていない人は、Gyaoで4月10日12時から24時間裏版が再放送されるようなので、確認してみるとよいと思います。

●絶対可憐チルドレン
 全体的に、日曜朝の子供アニメを意識した設定、演出になっていますね。これは椎名先生が自ら仰ってますが、「内務省特務機関」が、地球防衛軍よりな組織に変更されています。そしてチルドレンの人間・大人たちに対する不信も、比較的ライトな感じになっています。この感じだと、旧日本軍時代の実験の遺産、みたいな切り口も難しそうです。チルドレンたちが天使になるか、悪魔になるかって要素は外せないと思うのですが、どうなるかですね。1話完結で、色々な事件や怪人の出現を、チルドレンが解決していく感じになるのでしょう。ちょっとおっちゃんには食い足りない、かな? チルドレン+皆本の配役に関しては、個人的にはやはり微妙に違和感が残ります。戸松遥さんの三宮紫穂は結構しっくり来ました。あとオープニングの小学生は、誰が嬉しいんでしょうか…KOTOKOさんでよかったんじゃないかしら。

●To LOVEる -とらぶる-
 えろいアニメ。少年漫画「To LOVEる」が、男子中学生たちの間で果たしている役割を、正しく画面に3割増しで再現した作品と言えるでしょう。なんだろう、原作の微妙にディフォルメされた漫画表現が薄められて、生っぽくなまめかしい感じになってます。僕は原作を読んでるときは「ララはどれだけすごいことになっても、なんとなくエロとしてはノーカウント」みたいな読み方をしてるのですが、アニメ版はそうでもないですね。ララの天真爛漫な感じがやや薄れて、わかってやってんじゃねーのという小悪魔感が出ています。この調子でサービスサービスを続ければそこそこの支持をキープしつつ、DVDも5000本~10000本ぐらいは出そうな予感。アニメとしての面白さはメイドガイが上だと思いつつ、えろい漫画としての希求力は上か。えっちが嫌いな男子なんていません! 戸松遥さんは原作のララとはイメージが違うものの、これはこれでいい感じ。

●チーズスイートホーム
 今期ナンバーワン癒されアニメ。丁寧にかわいらしく、原作の雰囲気を驚くほど忠実に表現しています。これなら原作読めばいいんじゃねと思うぐらい。で、その部分での決定的な差になってるのが声優さん。こおろぎさとみさん、小桜エツ子さん、日高のり子さんと来たら僕の世代にはたまりません。意外だったのは、木内秀信さん。テニプリの忍足さかREBORNの笹川兄とかが印象的だったんですが、こんなおだやかなお父さんもできる方だったんですね。問題は、僕にとっては「朝6時」ではなく「深夜30時」にやってること。毎日は無理ですね……ジャパニーズビジネスマンの皆さんは、3分でほっこりできるのでおすすめです。

●隠の王
 やや女性向けのテイストはありますが、結構楽しめました。戦闘かっけー。脚本横手 美智子さん、音楽大島ミチルさん、声優が釘宮理恵さん、田村ゆかりさん、浪川大輔さん、日野聡さん、中田譲治さん……と個人的にツボに入る豪華メンバー。原作を知らない僕はやや物語のスピードについていけてませんが、最低限の設定は頭に入ってきたので及第点かなと。

●我が家のお稲荷さま。
 また狐娘です。なんかうちのblog名がいやらしっぽくなってくるじゃないですか。少年に弱いクーさんはなかなかにかわいらしく好印象。ただ、一点突破のかのこんよりはちゃんとアニメしようとしてる分、いささか辛めに評価すると、術による戦闘描写がいささかチャチすぎるかなーと。「風のスティグマ」と比べても見劣りします。作品としての評価は、クーさん日常パートの雰囲気を見てからかなと。個人的には、小清水さん的なかわいらしい年齢不詳より、ゆかなさんの艶のある年齢不詳(やや年増)の方が好きです。僕のような「年上のお姉さんが好き」「でも熟女はちょっと」「そうこう言ってると自分がおっさんに」という手合いには、こういう人外の皆さんは嬉しいです。原点はディードリット。

 ドルアーガの塔は、なんかおもろいことをやろうとする意欲は感じられるので、とりあえず第2話は視聴予定。ただ、この作品の書き文字とかの面白のセンスはちょっと口に合わないかも。To LOVEるは、こういう作品ばかりになったらもうおしまいだけど、やっぱりこういう作品もあっていいと。
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2008/04/07 23:59 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)

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