今日は劇場版『天元突破グレンラガン』のオールナイト上映を見てきました。劇場版の紅蓮篇を上映後、今西監督や脚本の中島かずきさんらのトークショーを挟み、螺巌篇を上映するというぜいたくな内容です。個人的には結構接点のある作品で、2006年7月に帝国ホテルで「ガイナックスの新作発表会見がある」と言われて取材して、「なんかすごそうですよグレンラガン」とテンションあがって編集部に報告した覚えがあります。それまでのガイナックスの顔と言うべき人たちがそれほど参加しないこともあり、なんか新しいものが始まるぞって予感があったんですね。
その後はテレビシリーズのアフレコを取材させてもらったり、『灼眼のシャナ』だったかな? のアフレコ取材に行ったら、隣のスタジオで紅蓮篇のアフレコをやってたり。個人的に割と縁のある作品で、テレビシリーズも楽しんでいたので、その集大成ともいえるオールナイトイベントに参加できたのは感慨深いものがありました。あ、取材じゃないです、チケット買っていきました(笑)。ネタばれは都市部での公開が落ちつくまでは避けようと思います。作品としてのまとまりは紅蓮篇の方が上というか、螺巌篇はなんと言うんでしょう。いざ見終わってもさっぱりわかんないし、納得もできないんだけど、なんだかわからないが感動して心晴れやか、とでも言うんでしょうか。膨大な熱さと勢いでねじ伏せられたようでなんだか癪なんですが、とても楽しかったです。
螺巌篇にはカミナは回想的なシーン以外では登場しないわけですが、観ている間、やはり感じるのはカミナの不在で。『グレンラガン』という作品自体、カミナ=西さんという個人が持つポテンシャル・熱さ・説得力が背骨にあって、その熱を受け継ぎ、背負って歩くシモンの成長物語なわけです。ただ、熱量を要求する場面では、そのカミナに負けない熱をシモン=柿原さんが放たないといけないわけで。その無茶な要求に答えるべく苦悶し、叫ぶ柿原さんの演技自体が、作品中となんだかシンクロして感じられて面白かったです。
で、熱さというものでの説得力という意味ではね。登場時のポジションを思えば、最終的になんでそこにヴィラルがいるのよ、というアレは当然あるのですが……魂込めて叫び、吼え、貫くクライマックスに、檜山修之が真ん中あたりにいないことはありえないだろうと(笑)。小西さんにしても檜山さんにしてもそうですが、物語そのものもゆさぶるほどの役者のパワーというものをありありと感じさせられました。
劇場版の感想をネタばれなしで総括すると、キヤル脇かわいいよキヤル、やっぱりいろんなところに『エヴァ』であり、『トップ』を感じて、これはもうガイナックスの遺伝子なんだろうなと。そして制作陣も観る側である我々も、初代『トップをねらえ』の呪縛というものからは逃れられないかなということを感じました。グレンラガンの感動的なエンディングを見ていても、心のどこかで“オカエリナサイ”と比べている自分がいるんですね。やっぱりあのラストを含めた『トップをねらえ』という作品は、ずるいですよ。だって最初なんだもの。トップ2もグレンラガンも、根本的な要素ってのはトップの中に内包されて、最初に最高のラストに至る物語構成ってものが完成されてしまってる。絵柄や技術がどれだけ進歩しても、記憶の中にいる20年前の天才たちにはかなわないわけです。これはきついですよ。
ただ、では『トップ2』や『グレンラガン』が『トップ』の劣化コピーにすぎないのかと言えば、そんなことはなくて。過去の作品に向き合ってぶち当たっていった結果・爪痕というものは、たしかにフィルムの上に残っていると思うのです。表現としては一周二周して戻ってきてる部分はあるのだろうけど、きっとその中には一歩二歩と昇っている面があるはずで。それがグレンラガンというドリルの残した爪痕なんだろうなと思うのです。
最初に戻って、娯楽作品として完成されていた紅蓮篇に比べると、螺巌篇は風呂敷の広げ方も畳み方ももう無茶苦茶なのですが、そこを勢いで突っ切れるところが若さだな、いいよなと改めて思った上映でした。ラスト前のシーンで、逃げなかったのもよかったと思います。そして、こまごました考証だの設定だの整合性だのというものは、結構役者の魂こもった叫びで吹き飛ばされてしまうものだなーと、納得してしまった次第です。アンチスパイラル役の上川隆也さんも、いい意味で異質で重厚で物語での位置づけにマッチしていて、往年のキャラメルボックスファンとしては非常にうれしかったです。
まだ見ていない人は、紅蓮篇をDVDで予習してから、ぜひ一度劇場に足を運んでほしいと思います。自分ではなんだかよくわからない感動のツボを押される経験というのはなかなかに新鮮で楽しいものなので、ぜひ劇場で体験してみてほしいなと思いました。
その後はテレビシリーズのアフレコを取材させてもらったり、『灼眼のシャナ』だったかな? のアフレコ取材に行ったら、隣のスタジオで紅蓮篇のアフレコをやってたり。個人的に割と縁のある作品で、テレビシリーズも楽しんでいたので、その集大成ともいえるオールナイトイベントに参加できたのは感慨深いものがありました。あ、取材じゃないです、チケット買っていきました(笑)。ネタばれは都市部での公開が落ちつくまでは避けようと思います。作品としてのまとまりは紅蓮篇の方が上というか、螺巌篇はなんと言うんでしょう。いざ見終わってもさっぱりわかんないし、納得もできないんだけど、なんだかわからないが感動して心晴れやか、とでも言うんでしょうか。膨大な熱さと勢いでねじ伏せられたようでなんだか癪なんですが、とても楽しかったです。
螺巌篇にはカミナは回想的なシーン以外では登場しないわけですが、観ている間、やはり感じるのはカミナの不在で。『グレンラガン』という作品自体、カミナ=西さんという個人が持つポテンシャル・熱さ・説得力が背骨にあって、その熱を受け継ぎ、背負って歩くシモンの成長物語なわけです。ただ、熱量を要求する場面では、そのカミナに負けない熱をシモン=柿原さんが放たないといけないわけで。その無茶な要求に答えるべく苦悶し、叫ぶ柿原さんの演技自体が、作品中となんだかシンクロして感じられて面白かったです。
で、熱さというものでの説得力という意味ではね。登場時のポジションを思えば、最終的になんでそこにヴィラルがいるのよ、というアレは当然あるのですが……魂込めて叫び、吼え、貫くクライマックスに、檜山修之が真ん中あたりにいないことはありえないだろうと(笑)。小西さんにしても檜山さんにしてもそうですが、物語そのものもゆさぶるほどの役者のパワーというものをありありと感じさせられました。
劇場版の感想をネタばれなしで総括すると、
ただ、では『トップ2』や『グレンラガン』が『トップ』の劣化コピーにすぎないのかと言えば、そんなことはなくて。過去の作品に向き合ってぶち当たっていった結果・爪痕というものは、たしかにフィルムの上に残っていると思うのです。表現としては一周二周して戻ってきてる部分はあるのだろうけど、きっとその中には一歩二歩と昇っている面があるはずで。それがグレンラガンというドリルの残した爪痕なんだろうなと思うのです。
最初に戻って、娯楽作品として完成されていた紅蓮篇に比べると、螺巌篇は風呂敷の広げ方も畳み方ももう無茶苦茶なのですが、そこを勢いで突っ切れるところが若さだな、いいよなと改めて思った上映でした。ラスト前のシーンで、逃げなかったのもよかったと思います。そして、こまごました考証だの設定だの整合性だのというものは、結構役者の魂こもった叫びで吹き飛ばされてしまうものだなーと、納得してしまった次第です。アンチスパイラル役の上川隆也さんも、いい意味で異質で重厚で物語での位置づけにマッチしていて、往年のキャラメルボックスファンとしては非常にうれしかったです。
まだ見ていない人は、紅蓮篇をDVDで予習してから、ぜひ一度劇場に足を運んでほしいと思います。自分ではなんだかよくわからない感動のツボを押される経験というのはなかなかに新鮮で楽しいものなので、ぜひ劇場で体験してみてほしいなと思いました。
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たまに街を歩いていると、意外な発見があるものです。歩いてというか、早朝にラーメン食べてたんですけど。仕切り越しの隣席が非常に近い店だったので、隣の会話が聞こえてくるのです。別に聞き耳たててたわけじゃないですよ。どうやらキャバレー・クラブにお勤めのお姉さんの2人連れのようなのですが、携帯の電池が自然回復したんですけどヤバいんですけどウザいんですけど死ね、といった話や性にまつわる話をえんえんとなさっていて、きっと頭骨の中にスポンジが詰まってらっしゃるんだろうな、楽しそうでいいなぁ……と和んでいたのですが。不意にその隣席から奇襲が。
「ひぐらしの映画観た?」
おおっと。予想外の角度から来ました。流石実写化となると、こういう僕らとは根源的に種族が違うお姉さんの中にも、興味をもって下さる方がいるんですね。
「(聞き取れず)みっつめってあるじゃん」
(みっつめ?)
「アニメってふたつしかやってないでしょ」
(そうそう、通常版と「解」だね。ってかテレビアニメも知ってるのか)
「あーあれ、OVA」
(!?)
「あれ最初の圭一の海パンがチョーいいんですけど」
……ガチのご同業でした。しかも変態という名の淑女でした。人を見かけや口調だけで判断してはいけませんね……。お連れの方は、どうやら彼女に勧められて一応見たレベルらしく、「双子ってやっぱり通じ合ってんのかね」という詩音と魅音トークから突然、
「あー、双子のイケメンと3Pしたい!! 挟まれたい!!」
などと絶叫しはじめて、ああどうやら中身はスポンジではなくメレンゲらしいと気づいたのですが。それにしても、OVA『ひぐらしのなく頃に礼』までチェックして、しかも着眼点が海パンってのは完全にこっち側の方。そうだよね、勤め先がキャバクラでもホストクラブでもアニメ好きな人は好きですよね。反省しました。
そんなわけで、仕事明けのキャパクラ姉さんたちの間でも話題沸騰の劇場版『ひぐらしのなく頃に』。前作が公開された時は、
廃校での参加型推理イベントと、舞台挨拶・試写会が合体!実写劇場版公開直前、『ひぐらしのなく頃に』スペシャルイベントレポート
なんてのもあって、僕も「俺たちの梨花さんはおかわいらしい」などと騒いでいたんですが。新作の『ひぐらしのなく頃に 誓』では、クランクアップ直前の雛見沢村の学校を訪れて、インタビューなどもしました。
劇場版第1作DVDが21日発売!第2弾『ひぐらしのなく頃に 誓』ロケ現場を取材!及川監督&メインキャスト陣にインタビュー!!
しばらく前の記事になるのですが。撮影の熱さめやらぬほやほやの状態で聞いた話なので、GWに映画をご覧になる方は、その前にちょっと読んでもらえると嬉しいかもしれません。性格俳優好きとしては生大杉漣の演技が見られたのがたまらんかったです。
そんなわけで(どんなわけ?)、劇場版映画『ひぐらしのなく頃に 誓』は全国好評ロードショー中です。
「ひぐらしの映画観た?」
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「(聞き取れず)みっつめってあるじゃん」
(みっつめ?)
「アニメってふたつしかやってないでしょ」
(そうそう、通常版と「解」だね。ってかテレビアニメも知ってるのか)
「あーあれ、OVA」
(!?)
「あれ最初の圭一の海パンがチョーいいんですけど」
……ガチのご同業でした。しかも変態という名の淑女でした。人を見かけや口調だけで判断してはいけませんね……。お連れの方は、どうやら彼女に勧められて一応見たレベルらしく、「双子ってやっぱり通じ合ってんのかね」という詩音と魅音トークから突然、
「あー、双子のイケメンと3Pしたい!! 挟まれたい!!」
などと絶叫しはじめて、ああどうやら中身はスポンジではなくメレンゲらしいと気づいたのですが。それにしても、OVA『ひぐらしのなく頃に礼』までチェックして、しかも着眼点が海パンってのは完全にこっち側の方。そうだよね、勤め先がキャバクラでもホストクラブでもアニメ好きな人は好きですよね。反省しました。
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劇場版第1作DVDが21日発売!第2弾『ひぐらしのなく頃に 誓』ロケ現場を取材!及川監督&メインキャスト陣にインタビュー!!
しばらく前の記事になるのですが。撮影の熱さめやらぬほやほやの状態で聞いた話なので、GWに映画をご覧になる方は、その前にちょっと読んでもらえると嬉しいかもしれません。性格俳優好きとしては生大杉漣の演技が見られたのがたまらんかったです。
そんなわけで(どんなわけ?)、劇場版映画『ひぐらしのなく頃に 誓』は全国好評ロードショー中です。
ミンゴスウィーク(MW)につき、たびたび失礼します。ウィークリーに関する嬉しい数字の噂が流れてますが、具体的な言及はオリコン公式に発表されてからということで。
ただひとつ確かなのは、かなり広い地域で、依然品薄が続いていること。まだ買い損ねてる人の手に、2次出荷分が届けば、2週目の数字が出る圏内に残るのは十分に可能なはず。個人的には追加が入ってきたら買っちゃおうかなーと思ってます。
先日とらのあなで策定されたミンゴスルートマップによると、10曲ぐらいたまったら新曲2曲ぐらい足してアルバム!? という野望もあるみたいなので。そのためにはまずシングルあと3枚。次、そのまた次につなぐために、一票を投じるなら今しかないと思うわけなのですよ。
今井麻美さんメジャーデビューシングル「Day by Day」発売記念イベントが開催!自由に自然体の魅力でトークにライブに全力投球!
というわけで熱いうちにちょっとでも盛り上げたいのでレポートわっしょい。あ、記事には盛り込めなかったんですが、5月5日のドリパの 「Live 5pb.!」で今井さんも歌うですよ。あと、物販購入者で、運がよければサインがもらえるかもだそうです。
たかはし智秋さんが、3都市12会場でお渡し会にチャレンジ! 『THE IDOLM@STER RADIO』から生まれたCD「歌道場」発売記念イベントレポート!!
ミンゴスもいいけどキングもね。わっしょい。
ただひとつ確かなのは、かなり広い地域で、依然品薄が続いていること。まだ買い損ねてる人の手に、2次出荷分が届けば、2週目の数字が出る圏内に残るのは十分に可能なはず。個人的には追加が入ってきたら買っちゃおうかなーと思ってます。
先日とらのあなで策定されたミンゴスルートマップによると、10曲ぐらいたまったら新曲2曲ぐらい足してアルバム!? という野望もあるみたいなので。そのためにはまずシングルあと3枚。次、そのまた次につなぐために、一票を投じるなら今しかないと思うわけなのですよ。
今井麻美さんメジャーデビューシングル「Day by Day」発売記念イベントが開催!自由に自然体の魅力でトークにライブに全力投球!
というわけで熱いうちにちょっとでも盛り上げたいのでレポートわっしょい。あ、記事には盛り込めなかったんですが、5月5日のドリパの 「Live 5pb.!」で今井さんも歌うですよ。あと、物販購入者で、運がよければサインがもらえるかもだそうです。
たかはし智秋さんが、3都市12会場でお渡し会にチャレンジ! 『THE IDOLM@STER RADIO』から生まれたCD「歌道場」発売記念イベントレポート!!
ミンゴスもいいけどキングもね。わっしょい。
昨日の補足。
発売後3日、ゲーマーズ秋葉原店からも今井麻美さんデビューシングル「Day by Day」がついに消えました。これにて秋葉原はゲーマーズ、アニメイト、とらのあな、ソフマップが完売御礼となります。
コメントで頂いた情報によると、仙台では発売前日のフラゲ日には全店完売だったとか。
なお買いそびれた方は、amazonの在庫が生きておりますので、お早めに。あと、ニコニコ動画でやってる「ぶるらじ」は今井さんのラジオの中でも過去最高クラスの面白さなので、ぜひチェックを。
ちなみに今日Day by Day発売記念イベントがあったのですが、2回目はなんと、整理券配布100枚で、来場者100名! 配りきりの店舗イベントで欠席者0なんて初めてみました。予兆ではありますが、何やら始まってる予感がしますね。
イベントの模様は近日お仕事でレポート予定ですので、しばしお待ちください。
発売後3日、ゲーマーズ秋葉原店からも今井麻美さんデビューシングル「Day by Day」がついに消えました。これにて秋葉原はゲーマーズ、アニメイト、とらのあな、ソフマップが完売御礼となります。
コメントで頂いた情報によると、仙台では発売前日のフラゲ日には全店完売だったとか。
なお買いそびれた方は、amazonの在庫が生きておりますので、お早めに。あと、ニコニコ動画でやってる「ぶるらじ」は今井さんのラジオの中でも過去最高クラスの面白さなので、ぜひチェックを。
ちなみに今日Day by Day発売記念イベントがあったのですが、2回目はなんと、整理券配布100枚で、来場者100名! 配りきりの店舗イベントで欠席者0なんて初めてみました。予兆ではありますが、何やら始まってる予感がしますね。
イベントの模様は近日お仕事でレポート予定ですので、しばしお待ちください。
今井麻美さんの個人名義メジャーデビューシングル「Day by Day」が発売されました。今井さんは声優の中でもトップクラスにたくさんの「歌」を(役者として)届けている人なだけにデビューという単語には違和感がありますが、個人の看板で勝負する初のタイトルであることにはかわりありません。それだけに今後の展開にもかかわる大事な初動ということで、発売日から2日が経過した秋葉原の街を歩いてみました。
驚いたことに、大手で声優系に力を入れている店舗では、とらのあな秋葉原本店が完売、アニメイト秋葉原店が完売、ソフマップ音楽CD館も完売。相当気合いを入れていたと思しきゲーマーズだけがポスター付きであと13枚確保……と、僕が見ている間に12枚に。そのあとちらちらと見たところ、ソフマップアミューズメント館には3枚在庫がありました。秋葉原における声優のCDの流通という意味では、まさに「秋葉原から今井麻美のCDが消えた!」と言ってもいい出来事だと思います。
もちろん、予兆はありました。イベント整理券を配布したとらのあなでは、発表即配布開始という無茶なスケジュールにもかかわらず、24時間持たずに、200枚の整理券が全額内金で瞬殺されました。元々プレス枚数がそれほど多くないであろうCDだけに、品薄になることは当然、予想されてはいました。
意外と見落とされがちなことですが、CDは、プレスされた枚数以上には、決して売れません。流通していないものを買いようがないからです。オリコンのデータなどを見ると、声優さんのCDには、売上1000枚前後というものが非常に多いです。これらの声優さんはみんな横並びの人気なのか、といえばそうではなく、ショップとレコード会社が「ある程度は売れるだろう」と考えてCDを出し、仕入れる目標値と言いますか。商売として成立する落とし所が約1000枚、という数字なのでしょう。深夜アニメ主題歌などで売り上げが少なめのものもありますが、これらのCDは、1クールの放送が終わった後はほぼ動かない不良債権化することが目に見えている商品。生産が絞られがちになるのは当然なのです。今回タイアップのDSケメコは、必ずしも「強いタイアップ」ではありません。そこに個人名義メジャーデビューシンガーというファクターが加わるのですから、いきなりの大冒険をするとは考えにくいのです。
アイマスではあんなに売れてるんだから強気でいけばいい、というファンの気持ちはわかるのですが、今の市場では、キャラクターソングと声優個人の売上は、互いにあまり指標にならない数値です。「売れる作品・売れる個人はものすごく売れるが、それ以外はおしなべてそうでもない」という環境が出来上がっており、個人名義では万枚クラスのアーティストでもキャラソンでは1000枚前後というケースはザラですし、逆に京アニ作品のように作品色の強いCDが圧倒的に強いケースもあります。少なくとも発売元が商売としてみた場合、アイマスが売れるからといって、個人名義も売れる保証はどこにもないわけです。
とはいえ、それを踏まえた上で、個人的には「Day by Day」は売れると信じていました。結局今の世の中、「音楽が聴きたい」という動機は、CD購入の動機として、必ずしも最上位ではなくなってきています。売れるCDの条件として大きいのは、「今動いているムーブメントにのっかって帰属したい」「アイテムとしてコレクトしたい」、そして何より「その対象を応援する人間として、後押しする一票を投じたい」という欲求です。オリコンなどのランキングは、その面で非常に大きな意味を持っています。アイマスなどの作品や、イベント、ラジオの中で、「個人としても今井麻美を応援したい」「歌声を聴きたい」と思わせるだけの関係性を、ファンとの間で築いてきたか? その答が、僕にとっては信ずるに値する「YES」だったんです。だから、今週末の品薄は予想通り。ですが期待通りになってくれて本当に嬉しい、予想通り、です。
さきほど、DS「ケメコ」に関して、売上の積み増しに関して、必ずしも強いタイアップではないと書きました。ですが、それはこのタイアップに価値がないということではありません。5pb.のゲーム作品のタイアップがつくということ自体が、非常に大きな意味があるのです。たとえば今井麻美さんがノンタイの個人名義でどこかのレーベルからデビューという形の場合、実は意外と扱いが難しいんです。webではその歴史の古さから、ゲーム情報媒体が結構発達しています。しかし、「アイマスでおなじみの今井麻美さんが、アイマスとは関係ない個人活動としてCDをリリース」という形では、なかなかその作品を取り上げづらいんですね。声優さんの自主ライブとか、なかなかwebで商業レポートを見ませんよね。
ですが、それが“ゲーム”ケメコデラックスのEDがCDで出ます、という枠におさまると、途端に記事として扱いやすくなるんですよ。ゲームを買って気に入ったからCDも買う、という直接的タイアップ効果はそれほど大きくなくても、情報の浸透、宣伝という意味ではかなりの効果があるはずなんです。そして、5pb.さんは非常に多くのチャンネルを持った会社ですから、第1弾の成功が、第2弾、第3弾と続いていく期待が十分に持てます。
秋葉原に限らず、広い地域で今井さんのCDが品薄な売れ行きなのは、たぶん知ってる人も多かったんじゃないかと思います。僕自身もちらほらとは聞いていて、完売、品切れ、という言葉を聞きたくて回っていた部分がありました(笑)。ソフマップ音楽CD館で「今井麻美さんのCDは、予約が殺到して当日販売分が確保できておりません」という言葉を聞いた時は震えましたもの。それでも、秋葉原からたしかにCDが消えたこと。おそらく新しい第一歩が刻まれたこと。この週の秋葉原の主役の一人が確かに今井さんだったことを、残る形にしたかったので、テキストにしました。
それはもちろん、確かに『けいおん』はものすごいです(笑)。どこの店舗も特設コーナーに山積みですから。ですが、それ以上に声優さんの、それもデビューシングルが“店頭から消える”なんて経験は、レアなものでした。デイリー初日で栗林みな実さんやスフィアと競るぐらいのCDが、売り場から消える。それは機会損失としてもったいないなとは思いますが、間違いなく忘れない記憶のひとつになると思います。
個人的に見たいのは、オリコン2週目200位圏内ランクインです。超初動型が多い声優CDだからこそ、追加分が入荷するであろう第2週に動くというのは、流通にも印象を残すはずです。それは次からに必ずプラスに働くはず。逆に今週末に買い占めちゃったりすると「1枚目を買いたい人が買えない」という一番厳しい機会損失になってしまうので、大人買いしたいぜ! という人は追加プレス分での累計狙いがお勧めです。
……追加入荷、するよね? お願いします、5pb.さん!
おまけ 個人的予想は初週1700枚くらい。再入荷と通販が読めないので適当ですが。
驚いたことに、大手で声優系に力を入れている店舗では、とらのあな秋葉原本店が完売、アニメイト秋葉原店が完売、ソフマップ音楽CD館も完売。相当気合いを入れていたと思しきゲーマーズだけがポスター付きであと13枚確保……と、僕が見ている間に12枚に。そのあとちらちらと見たところ、ソフマップアミューズメント館には3枚在庫がありました。秋葉原における声優のCDの流通という意味では、まさに「秋葉原から今井麻美のCDが消えた!」と言ってもいい出来事だと思います。
もちろん、予兆はありました。イベント整理券を配布したとらのあなでは、発表即配布開始という無茶なスケジュールにもかかわらず、24時間持たずに、200枚の整理券が全額内金で瞬殺されました。元々プレス枚数がそれほど多くないであろうCDだけに、品薄になることは当然、予想されてはいました。
意外と見落とされがちなことですが、CDは、プレスされた枚数以上には、決して売れません。流通していないものを買いようがないからです。オリコンのデータなどを見ると、声優さんのCDには、売上1000枚前後というものが非常に多いです。これらの声優さんはみんな横並びの人気なのか、といえばそうではなく、ショップとレコード会社が「ある程度は売れるだろう」と考えてCDを出し、仕入れる目標値と言いますか。商売として成立する落とし所が約1000枚、という数字なのでしょう。深夜アニメ主題歌などで売り上げが少なめのものもありますが、これらのCDは、1クールの放送が終わった後はほぼ動かない不良債権化することが目に見えている商品。生産が絞られがちになるのは当然なのです。今回タイアップのDSケメコは、必ずしも「強いタイアップ」ではありません。そこに個人名義メジャーデビューシンガーというファクターが加わるのですから、いきなりの大冒険をするとは考えにくいのです。
アイマスではあんなに売れてるんだから強気でいけばいい、というファンの気持ちはわかるのですが、今の市場では、キャラクターソングと声優個人の売上は、互いにあまり指標にならない数値です。「売れる作品・売れる個人はものすごく売れるが、それ以外はおしなべてそうでもない」という環境が出来上がっており、個人名義では万枚クラスのアーティストでもキャラソンでは1000枚前後というケースはザラですし、逆に京アニ作品のように作品色の強いCDが圧倒的に強いケースもあります。少なくとも発売元が商売としてみた場合、アイマスが売れるからといって、個人名義も売れる保証はどこにもないわけです。
とはいえ、それを踏まえた上で、個人的には「Day by Day」は売れると信じていました。結局今の世の中、「音楽が聴きたい」という動機は、CD購入の動機として、必ずしも最上位ではなくなってきています。売れるCDの条件として大きいのは、「今動いているムーブメントにのっかって帰属したい」「アイテムとしてコレクトしたい」、そして何より「その対象を応援する人間として、後押しする一票を投じたい」という欲求です。オリコンなどのランキングは、その面で非常に大きな意味を持っています。アイマスなどの作品や、イベント、ラジオの中で、「個人としても今井麻美を応援したい」「歌声を聴きたい」と思わせるだけの関係性を、ファンとの間で築いてきたか? その答が、僕にとっては信ずるに値する「YES」だったんです。だから、今週末の品薄は予想通り。ですが期待通りになってくれて本当に嬉しい、予想通り、です。
さきほど、DS「ケメコ」に関して、売上の積み増しに関して、必ずしも強いタイアップではないと書きました。ですが、それはこのタイアップに価値がないということではありません。5pb.のゲーム作品のタイアップがつくということ自体が、非常に大きな意味があるのです。たとえば今井麻美さんがノンタイの個人名義でどこかのレーベルからデビューという形の場合、実は意外と扱いが難しいんです。webではその歴史の古さから、ゲーム情報媒体が結構発達しています。しかし、「アイマスでおなじみの今井麻美さんが、アイマスとは関係ない個人活動としてCDをリリース」という形では、なかなかその作品を取り上げづらいんですね。声優さんの自主ライブとか、なかなかwebで商業レポートを見ませんよね。
ですが、それが“ゲーム”ケメコデラックスのEDがCDで出ます、という枠におさまると、途端に記事として扱いやすくなるんですよ。ゲームを買って気に入ったからCDも買う、という直接的タイアップ効果はそれほど大きくなくても、情報の浸透、宣伝という意味ではかなりの効果があるはずなんです。そして、5pb.さんは非常に多くのチャンネルを持った会社ですから、第1弾の成功が、第2弾、第3弾と続いていく期待が十分に持てます。
秋葉原に限らず、広い地域で今井さんのCDが品薄な売れ行きなのは、たぶん知ってる人も多かったんじゃないかと思います。僕自身もちらほらとは聞いていて、完売、品切れ、という言葉を聞きたくて回っていた部分がありました(笑)。ソフマップ音楽CD館で「今井麻美さんのCDは、予約が殺到して当日販売分が確保できておりません」という言葉を聞いた時は震えましたもの。それでも、秋葉原からたしかにCDが消えたこと。おそらく新しい第一歩が刻まれたこと。この週の秋葉原の主役の一人が確かに今井さんだったことを、残る形にしたかったので、テキストにしました。
それはもちろん、確かに『けいおん』はものすごいです(笑)。どこの店舗も特設コーナーに山積みですから。ですが、それ以上に声優さんの、それもデビューシングルが“店頭から消える”なんて経験は、レアなものでした。デイリー初日で栗林みな実さんやスフィアと競るぐらいのCDが、売り場から消える。それは機会損失としてもったいないなとは思いますが、間違いなく忘れない記憶のひとつになると思います。
個人的に見たいのは、オリコン2週目200位圏内ランクインです。超初動型が多い声優CDだからこそ、追加分が入荷するであろう第2週に動くというのは、流通にも印象を残すはずです。それは次からに必ずプラスに働くはず。逆に今週末に買い占めちゃったりすると「1枚目を買いたい人が買えない」という一番厳しい機会損失になってしまうので、大人買いしたいぜ! という人は追加プレス分での累計狙いがお勧めです。
……追加入荷、するよね? お願いします、5pb.さん!
おまけ 個人的予想は初週1700枚くらい。再入荷と通販が読めないので適当ですが。

