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2024/11/22 01:55 |
『アイドルマスター』アケ版・箱○版ユーザーの距離
 ちょっと体調を崩してる間に、アイマスプレス発表会の記事が上がってました。ただ事ではない今更感だと思うのですが、ちょこちょこと普通は拾わないとこも書いたので。主に滝田さんのいっぱいいっぱいさとかについて(えー)。

記事はこちら(animate.tv)

 せっかくなので今日はアイマスの話を。先日アイマス関係の濃いメンバーで飲む機会があったのですが、僕が「L4Uはゲーム性という点に限ると一年二年と遊ぶものではないから、新規ユーザーを前作プラチナコレクションなんかに引き込まないと」的なことを言ったのに対して、「オーディションはライブを見るためのツールだから、L4U→前作の流れは必ずしも必要ない」という言葉をもらいまして。正直これが、僕的にはかなりショックだったのですよ。『アイドルマスター』というコンテンツに思い入れのある立場の人の発言でしたから。

 ただ、帰ってから煎じ詰めてみて考えてみると、これは意外と、Xbox360版から(ニコニコ動画等で視聴しているだけの人は当然として)入った人には自然な感覚なのかな、と。僕の感覚では、『アイドルマスター』に占める非常に大きな要素として、対戦オーディションとしてのゲーム性の高さがあったと考えています。レッスンのミニゲームから子供だまし的な印象を持っている人もいるかもしれませんが、アケ版アイマスの対人オーディションは本当に熱い。やり直しのきかない「TOP×TOP」で開始待ちをしている時の息を呑む緊張感。アイドル神に囲まれた枠外戦で、決め打ちジェルサイド狙いでボーダー上に滑り込んだときの総毛立つ快感。「アイドルがかわいく歌って踊る」だけのゲームであれば、当時の僕はここまでハマることはなかったと思います。

 キャバメキャバメと揶揄されるブーストメールですが、毎日毎週やってるプレイヤーにとっては、流石に何度もくるブーストメールに感慨はないです。「wktkになるのか!! よっしゃ平日朝一でボーカルマスターいくべ」→「覇王エンジェルとレッドショルダー来たよおい…」みたいな、わりと殺伐としたものだったのです。それではスコアがすべてか、アイドルは記号か……みたいに思う人もいるでしょう。しかしそこは違っていて、なぜ万難を廃し、作戦を練り、万全の体制でオーディションに臨むのか。それは、愛するアイドルのトップへの道を、自分の失策が理由で閉ざされるのが許せないからです。もう何度言ったかわかりませんが、ランクF、ランクEで、なすすべもなく千早を引退させたその時が、アケ版アイドルマスターの本当のスタートだったのです。

 だからこそ、アイマスは「キャラクター」「ゲーム性」「中の人」の3本柱が揃って始めて『アイドルマスター』だと当たり前のように考えてきたのですが……。ではしかし、箱○版や動画などでアイマスに入った人が、同じ感覚を持つのか? と考えると、少し疑問に思ってしまったのです。そこに一抹の寂しさを覚えると同時に、「L4U」の指し示す方向は間違いなく動画コンテンツとして、キャラクターコンテンツとして利便性に向けて動いています。僕の感覚は古いのかもしれないです……が。

 それでも敢えて、今ならまだ間にあう、一度アケ版でお気に入りのキャラクターを、何度かプレイしてみてほしいと言いたいです。投資としては1万~2万かな。遠くのアイドルでも萌えキャラでもない、戦友としての距離感。画質はやや落ちますが、アイマスユーザーなら、絶対に楽しめると思うのです。
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2008/02/09 03:29 | Comments(11) | TrackBack() | アイドルマスター

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コメント

古参組の自分ですが、激しく同意ですね。
アケ版のオーディションの緊張感と勝った達成感と負けた落胆ぶりは
箱では決して味わえない。メールの価値も全然違いますしね。
箱版も真アイマスまでなりましたが、イマイチ
楽しさが足りない感覚が抜けないです。
posted by 名無し at 2008/02/09 13:16 [ コメントを修正する ]
私は箱から入ってアケもやり始めましたけど、
「どちらもアリ」でいいんじゃないでしょうか。
どちらかの楽しみ方が「本当の楽しみ方」みたいにしてしまうと
自分から楽しみ方の幅を狭めてしまうように思いますし…

箱版でいろんな営業やったり、某掲示板がらみで大戦大会やったりするのも楽しいですし、
アケのオデ入りで「他Pいませんように!」と願いながら「エントリーする」を選ぶとか
枠外戦になるのがわかった後の開始待ち時間の胃の痛さとかも楽しんでいますよ~。
2ユニット目として送り出した春雪デュオははじめてのオデでいきなり負けて、
TOP×2への道がいきなり閉ざされましたがw

私はニコニコ動画とは全く無関係にアイマスにはまった人間ですので、
ニコニコ的な楽しみ方がアイマスの真髄だとは思ってません。
L4Uも動画作成ツールというよりは、アイマスのイベントに参加したときのような
「一緒にライブ盛り上げよー!」という気持ちで楽しみたいと思ってます。早く声援送りたい!^^
posted by 青面獣 at 2008/02/09 17:26 [ コメントを修正する ]
 稼動初日組の自分も激しく同意です。
 アーケード序盤のあの殺伐さ、オーディションに落ちたときの絶望感、ランクアップリミットをアイドルとのりこえて芸能界を駆け抜けていく二人三脚感は、正直、箱版では感じませんし、L4Uにいたっては太鼓の・・・遊びをクリエイトしてくれよ・・・。

 でも僕は信じてますけどね。『アイマスファン』向けのイベントの次には『アイマスプロデューサー』の仕事が待っていることを。
  


 訂正
 我ながら↑はかなり感情的に書いてしまったのでちと訂正をお許しください。

 ここ一年見てて僕は『アイマスユーザー』が、『プロデューサーさん』と『アイマスファンのみなさん』にはっきりわかれているのではないかと思いました。
 
 かなり傲慢だと自分で思いますが、プロデューサーさんはプレイヤーでありながら同時にストーリーテラーであると考えています。
 
 テーブルトークRPGも自分でヤるのと人のリプレイを読むのでは感情移入度がかなり違います。

 中里さんが感じる温度差というのもたぶん、そういった類のものではないでしょうか。

・・・あああまとまらねえ我ながらなんというクサレ脳みそなんだ
posted by 秋田佑介 URL at 2008/02/10 08:31 [ コメントを修正する ]
おそらくその感覚こそが、アーケードのファンが未だにアーケードに執着している理由なのだと思います。
たとえ公式のバージョンアップが1年半前に止まろうとも、アーケードの常連の方がライブ映像を「表示しない」がデフォになろうとも、
アイマスをプレイし続け、各地に遠征し、盛り上げていこうとしていくのは、あののめりこめるだけのゲーム性も持っていたからだと思います。

そして多分古参組みはL4Uが出ようと、CDが出ようとひたすら「原点への回帰」を待ち続けていると。
多分アイマスの最後に残るファンもそういう人だと思います。
posted by ak at 2008/02/10 09:20 [ コメントを修正する ]
GoMyWay!PVの映像→とかちつくちてからアイマスに入り、アケ版の映像には全く興味なかった者ですが、やっとアケ版の魅力が理解できた気がします。
アイドルマスター2がアーケードコンテンツとして製作されるかどうかは微妙だと思いますが、愛するアイドルをTOPに導くための過酷な戦いと、そのための絶妙なゲーム性を用意してくれると素晴らしいですよね。枠内戦主流の箱○にその土壌はまだない気がしますし。
posted by 喪男歴774年 at 2008/02/10 10:37 [ コメントを修正する ]
>名無し01さん
やはり、セーブでやり直しができると緊張感が消えてしまいますね。その分間口が広がってると思いますが。

>青面獣さん
本当にそうですよね~。
かくゆう僕も360版で、コミュやライブ中心ですがとても楽しんでますし、もちろんL4Uも心から楽しみです。
今回は、飲みの席で感じた微妙なズレを言葉にしておきたかったので、意図的にアケプレイヤーに針を振って書いています。アケから入った人のほうが少数派だと思いますので。

>秋田佑介さん
きわどいバランスの上で対戦していると、各3位以内に入ればよし、フレッシュなほうが勝ち、てコンセプトを考えた人は天才だと思います。ギャルゲーに対戦要素を入れ、ライブに技術力をつぎ込み、メールと連動。ゲームとしてのアケ版は、ミニゲームの旧世代感を差し引いても、本当にすごいと思うんですが。商業的に見た正解は圧倒的に箱○なんですよね。むっつかしい。

もちろん、アケ版時代のユーザーと声優さんの活動の蓄積があっての360なんで、単純に比較してもしょうがないのですが。

>akさん
>アーケードの常連の方がライブ映像を「表示しない」がデフォになろうとも、
これがまた難しい。現状、生き残ってる方を中心としたアケ版は、やや対戦要素により過ぎてる気もするんですよね。そういう意味では、アイマス2に期待、ということになるの……かな? このあたりはまだ考えがまとまりません。

>喪男歴774年さん
枠内対戦というより、「取り返しがつくかどうか」が一番の差異だと思います。そして、360版から入った人には、正直アケ版のグラフィックはものたりないでしょうね…; 逆に言えばそれぐらい、ゲームショーで初めて見た360版は衝撃的でした。

ゲームセンターで偶然、千早の蒼い鳥を聴いた時の衝撃にはかないませんけど。ふらふらと500円を投入し、千早を選択し、Eランクで引退させた晩、自責の念で押しつぶされそうでした。あれはもう恋ですね。

気持ち悪くてすいません。
posted by なかざと at 2008/02/10 11:19 [ コメントを修正する ]
AC稼動時からのPですが、自分も「やよい初回Dランクエンド」が全ての始まりでしたね。絵もショボいしもうやらないと思っていたけど、気づけば称号「アイドルマスター」獲得にやっきになっている自分がいました。

ふと思ったのですが、自分も含め昔からの「不思議のダンジョン」が好きな方が多いのではないでしょうかね。自分の判断ミスでそれまで築き上げてきたものがゼロになる。悪いのは選択を見誤った自分。Mッ気が強いのかもしれません(笑)

だから「トルネコ3」や今度出る「シレン3」が大筋はレベルが下がらないシステムと聞いて「それは違うだろう?」と感じたのも、リセットが利く360版アイマスと同じ感覚だと思います。それはそれで別方向の魅力があるのでしょうけどね。

今度出るL4Uは「音ゲー好き」として期待しております。
posted by マヤ竜崎 at 2008/02/11 03:52 [ コメントを修正する ]
初コメ失礼します。

私は、(アーケード版)アイドルマスターの魅力の根元というものが、今の開発チームに誤解されているように思います。

僕の考えでは、アケマスは育成ゲームや恋愛ゲームではありません。まして、対戦ゲームでもない。

アケマスは、自分だけの物語を創造するゲームです。

私はアケ版稼働当初からのユーザーでしたが、公然羞恥プレイと言ってもいいほどのあのプレイに耐えることができたのはナゼかというと、アイドルたちとの、私だけの物語の創造をしていたからです。

対戦の緊張感や、ここでパフェをとれないと、オーディションに行くことができないという緊張感。
高ランクに上がれば、負けるとILが大幅に下がり、アイドルとしての価値を失ってしまう。それも、自分が必死に育ててきたアイドルが、です。

それらはすべて何に集約されるかというと、自分だけの、アイドルとプロデューサーの物語を感じるための、演出です。

アケユーザーなら、必ず経験したことがあると思います。
ランクアップリミットが近づいてきて、オーディションに失敗し、リミットオーバーによってかいさんせざるを得ない屈辱。
逆に、ランクアップリミットギリギリでランクを上げることができて、ランクアップコミュでアイドルたちとかわす会話の至福感。

これらすべては、自分だけの物語です。

箱○では、それらを強調するのではなく、薄める方向に行ってしまいました。これが、ユーザー間の温度差を生んでいるように思います。
箱○をやっていても、全く物語が生まれてこないのです。そういう意味で、全く違うゲームになっていると言えます。

わかっていて、間口を広げるために敢えてそういう選択をしたのかも知れませんが…… 未だに、それならそれで、やり直しが効かず、ランクアップリミットも生きているアーケードモードを搭載しておいてくれたら、と思わずにいられません。


箱○ももってますし、けっこうゲイツポイントもつぎ込んでしまいましたが……
結局、私は未だにアケユーザーです。

育成テンプレができてしまい、それでも物語が生まれにくくなってしまってますけどねw
posted by ぎるりう at 2008/02/12 02:10 [ コメントを修正する ]
はじめまして。
mixiより飛んでまいりました。
アケ版からのPである島ともうします。

わかります。
めっちゃわかります。
システムを理解せずにあまりオーディションをこなすことなくEランクに終わってしまった千早。
彼女の実力をもってすれば、こんなところで終わるはずがない!
絶対にてっぺん昇ってやる!!
と悔しさと申し訳なさで投資…じゃなかった、闘志に火がついたものです。
それから実力をつけ、カード上だけでなく自分自身のPランクを上げて初めてSランクアイドルを世に出した感動!
千早よ、お前に相応しい舞台がようやく用意できた!さぁ、飛びたて蒼き鳥よ!!
…と、当時の感動を思い起こすと熱くなれるものです。

出会いがアーケードでなかったらどうだったか。
自分がハマったのはゲーム性ありきでしたが、アケマスをスルーしていたと仮定して、果たして360の美しいムービーを前にハマらずにいられたか?
ネットを利用している以上、なんらかの形でYouTubeやニコ動で美麗なムービーを目にさせられていたハズ。
まったくゲームをプレイすることなく、アイマスに興味を持てたか?
自分にはどちらの可能性も見えてしまい、答えが出せません。

最近、逆に思うのです。
そういう出会い方が出来た人も幸運だなと。
最初の一歩を踏み出す勇気を振り絞ることなく、用意にアイマスの魅力の一部に触れられて惹かれることが出来たという事実。
アケマスの最初の1プレイは勇気が必要でしたからね。
公衆の面前でギャルゲー、しかも結構お金がかかるという。

出会い方が出会い方なら、ゲーム性の魅力に気づけないのも仕方の無い話かもしれません。
今、私は、その存在を知りながらロケテや初期verの頃から手を出していなかったことを猛烈に後悔しています。
けれど、ゲーム性に魅力を感じていない人達はその後悔をしていないと思います。
自分の先見の明の無さ、悔やんでも悔やみきれませんよ。
この感覚を味わわずにすむという点だけは羨ましくて仕方がありません。

長々と書いてしまいましたが、キッカケはどうであれアイドルマスターの魅力に気づけた人は幸運だと思います。
(なぜならば、心豊かであろうから。)
その魅力を全て味わい尽くそうとするか、限定的に味わうかは個人次第。
しかし、アーケードも箱○も、ラジオもCDも漫画も同人もアニメも脳内も

みんなまとめてアイドルマスター!

ということで。
posted by 島 耕作 at 2008/02/12 02:25 [ コメントを修正する ]
いつも楽しく読ませて頂いています。

距離を感じさせている要因の一つに、アケ版ユーザーの箱○版を
やや下に見た考え方も少なからずあるのではと思っています。

自分は期間的なことを言えば最初の中野ロケテの初日からずっとアイマスを応援していますが、
考え的には発端となったご友人の発言に近いです。
単純にゲームとして(ゲーム性を)見た場合、自分はそれほど評価はしてませんし
キャラへの思い入れ、共に歩むサクセス感さえ出せれば、
もっと別の良いアプローチもあると思ってます。

今回主にオーディションを主体にゲーム性について書かれていますが、
支払った料金に対するプレイの満足度もゲーム性として考えた場合、
一時期の閑散とした状況からも万人共通の面白さとは違うと思います。
例えるならビールのようなゲーム性という感じでしょうか。
もちろん箱○版や、L4Uがゲーム性が高い、万人向けだとは言いませんが、
アケ版は今あるアプローチの一つというのが自分の考えです。
どれもアイドルマスターというコンテンツで同等なのですから。

個人的には『どこをどう好きになっても人それぞれ』でいいと、
各々の人が満足できれば他人がとやかく言う必要は無いと思いますよ。

元も子も無い話しをすれば、どんな内容でも楽しむ人はずっと楽しむし
楽しめない人は楽しめないのですから。

長々と乱筆乱文失礼いたしました。
posted by teris at 2008/02/14 05:25 [ コメントを修正する ]
初めまして。

アーケードのアイマス(以下アケマス)と箱○のアイマス(以下箱マス)は同じシステムでありながら全く別のゲームであると自分は認識しています。アケマスが「真剣勝負」そのものであるなら箱マスは「お遊戯」と言ったところでしょうか。

当時の料金システムを考えると、アケマスはそれなり資金源が必要であり、余りお金をつぎ込めない人もいたのではないでしょうか。だからこそ1週、1プレイに対する集中力、1オーディションに対する意気込み、キャラに対する情熱がすごかったのではないかと思います。

一方、箱マスはプレイできる環境さえ整えてしまえば失敗してもリセットはできるわずっと特別オデもオフラインできるわでアケマスと比べてもかなりぬるい仕様なのは否めないと思います。
なので、システムの多少の違いが全く別のゲームになっている原因だと考えています。箱マスがでた時にweb上でもアケマスユーザーの努力の結晶とも言えるデータ群がほぼ整っていたことも要因の1つだと思っています。

ニコ動やyoutubeにおけるアイマス動画の存在がアケマスと箱○の距離をさらに隔てている要因と考えていますが、話すとキリがないので割愛致します。

例えが悪いですが、何も賭けないで麻雀を日頃やっている人と金を賭けて麻雀を日頃やっている人が、どれくらい麻雀に対する想いや考え方が違うのか、またお互いをどのように認識しているのか。アーケード・箱○版ユーザーの距離の問題というのは同じような感じではないかと思います。
posted by 箱マスユーザー at 2008/02/14 10:42 [ コメントを修正する ]

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