来年の『アイドルマスターSP』を控え、12月10日に発売された765プロ「Colorful Days」と961プロ「オーバーマスター」。楽曲の面でもいかにもアイドルらしい765プロと、スタイリッシュな961プロの第1ラウンド、12・10CD同発対決の結果は……。
2008/12/22付
シングル
*11 *** *11,644 *11,644 *1 オーバーマスター 星井美希(長谷川明子),我那覇響(沼倉愛美),四条貴音(原由実)
*12 *** *11,445 *11,445 *1 Colorful Days 天海春香(中村繪里子),如月千早(今井麻美),双海亜美(下田麻美),高槻やよい(仁後真耶子)
と、本当に僅差ながら961プロの3人が勝利を収めました。コロムビアの担当さんも読めないと言っていた2枚ですが、この結果、いかだだったでしょうか。予想通りか、それとも番狂わせか。
個人的には、楽曲を選定したバンナム側としては、ニヤリという結果だったのではないかと思います。「大資本力の961プロが宣伝攻勢をかけ、危うし765プロ」という設定のアングルが仕掛けられていたのは、TGS配布の号外を見ても分かりますし、それののっかったゲーマーズも「この売り場は961プロが買い取ったの!」的なプロモーションを展開していました。
この「961プロの大攻勢」というアングルですが、なかなかに匙加減が難しい。ゲーム中の設定がどうあれ、やはり長い間アイマスガールズとして歴史を積み上げてきた4人と、961プロの長谷川さん+新人コンビという組み合わせでは、基礎票では765プロに軍配が上がります。しかし、「危うし765プロ!」で煽ったにも関わらず、765プロが危なげなく完勝では、ストーリーラインとしてぼやけてしまいます。
そこでバランスを取ったのが楽曲なのではないかと。僕はオールスターライブで「オーバーマスター」を聞いた時、メロディラインがほぼ頭に入りましたが、「Colorful Days」をTGSで聞いた時は、そこまでのひっかかりはありませんでした。どちらが好きかは人それぞれだと思うのですが、どちらが売れ線か、数字が狙えるか…という意味では、「オーバーマスター」に軍配が上がると思うのです。これはほんと感覚的な問題で、たとえば「太陽のジェラシー」よりは「GO MY WAY」が売れ線だなー、みたいな。“勝負曲としてのキャッチーさ”と言いましょうか。しかしもちろん、961が圧勝してしまっても困るわけで。そのあたり諸々織り込んだ上で、199枚差で961プロが勝ちというのは、絶妙なラインだったと思うのです。
しかし、実際にファンがどう動くかは、バンナム、コロムビア共に未知数だったはず。こうして現実の売り上げをストーリーに組み込んだ仕掛けがピタリとハマるのも、アイマスの小さな奇跡のひとつなのかもしれません。あとは、オリコン8位、9位ランクインぐらいだと言う事なかったのですが(笑)、これは同日発売で若干割れたことを考えるとやむなしでしょうか。
ちなみに僕は…すいません、実は集計期間には、「オーバーマスター」しか買ってません。だって、961が勝った方がプロレス的には絶対面白いんですもの! 結果が出たので、明日「Colorful Days」も買ってくるのでご容赦ください。
SP発売を前に、961の巨大資本と新星たちに追い詰められた765プロ。そこから巻き返す765プロのアイドルたちをプロデュースするのは、PSPを手にした我々プロデューサーなのです。
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アニメージュ1月号
今月もNETのコラム欄で書いてます。ファンサブと公式によるアニメ海外配信について。
『ヱヴァ』が『電脳コイル』が『コードギアス』が、初音ミクに坂本真綾さんも!今年を彩った話題の作品・パーソンが語った!第13回アニメーション神戸授賞式レポート
すっごい遅くなったのは今回は単純に僕が遅かったからです。長いんだもん。タイトルがすんごい長いのは編集さんですw
2008/12/22付
シングル
*11 *** *11,644 *11,644 *1 オーバーマスター 星井美希(長谷川明子),我那覇響(沼倉愛美),四条貴音(原由実)
*12 *** *11,445 *11,445 *1 Colorful Days 天海春香(中村繪里子),如月千早(今井麻美),双海亜美(下田麻美),高槻やよい(仁後真耶子)
と、本当に僅差ながら961プロの3人が勝利を収めました。コロムビアの担当さんも読めないと言っていた2枚ですが、この結果、いかだだったでしょうか。予想通りか、それとも番狂わせか。
個人的には、楽曲を選定したバンナム側としては、ニヤリという結果だったのではないかと思います。「大資本力の961プロが宣伝攻勢をかけ、危うし765プロ」という設定のアングルが仕掛けられていたのは、TGS配布の号外を見ても分かりますし、それののっかったゲーマーズも「この売り場は961プロが買い取ったの!」的なプロモーションを展開していました。
この「961プロの大攻勢」というアングルですが、なかなかに匙加減が難しい。ゲーム中の設定がどうあれ、やはり長い間アイマスガールズとして歴史を積み上げてきた4人と、961プロの長谷川さん+新人コンビという組み合わせでは、基礎票では765プロに軍配が上がります。しかし、「危うし765プロ!」で煽ったにも関わらず、765プロが危なげなく完勝では、ストーリーラインとしてぼやけてしまいます。
そこでバランスを取ったのが楽曲なのではないかと。僕はオールスターライブで「オーバーマスター」を聞いた時、メロディラインがほぼ頭に入りましたが、「Colorful Days」をTGSで聞いた時は、そこまでのひっかかりはありませんでした。どちらが好きかは人それぞれだと思うのですが、どちらが売れ線か、数字が狙えるか…という意味では、「オーバーマスター」に軍配が上がると思うのです。これはほんと感覚的な問題で、たとえば「太陽のジェラシー」よりは「GO MY WAY」が売れ線だなー、みたいな。“勝負曲としてのキャッチーさ”と言いましょうか。しかしもちろん、961が圧勝してしまっても困るわけで。そのあたり諸々織り込んだ上で、199枚差で961プロが勝ちというのは、絶妙なラインだったと思うのです。
しかし、実際にファンがどう動くかは、バンナム、コロムビア共に未知数だったはず。こうして現実の売り上げをストーリーに組み込んだ仕掛けがピタリとハマるのも、アイマスの小さな奇跡のひとつなのかもしれません。あとは、オリコン8位、9位ランクインぐらいだと言う事なかったのですが(笑)、これは同日発売で若干割れたことを考えるとやむなしでしょうか。
ちなみに僕は…すいません、実は集計期間には、「オーバーマスター」しか買ってません。だって、961が勝った方がプロレス的には絶対面白いんですもの! 結果が出たので、明日「Colorful Days」も買ってくるのでご容赦ください。
SP発売を前に、961の巨大資本と新星たちに追い詰められた765プロ。そこから巻き返す765プロのアイドルたちをプロデュースするのは、PSPを手にした我々プロデューサーなのです。
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アニメージュ1月号
今月もNETのコラム欄で書いてます。ファンサブと公式によるアニメ海外配信について。
『ヱヴァ』が『電脳コイル』が『コードギアス』が、初音ミクに坂本真綾さんも!今年を彩った話題の作品・パーソンが語った!第13回アニメーション神戸授賞式レポート
すっごい遅くなったのは今回は単純に僕が遅かったからです。長いんだもん。タイトルがすんごい長いのは編集さんですw
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オバマは「不思議東京シンデレラ」を思い出させる良い曲だと思います。