本日お台場ヴィーナスフォートで、『マクロスF』のランカ・リー役中島愛さんのミニライブが行なわれました。会場の教会広場は教会っぽい作りの広場で、天井に青空を投影した室内会場です。周囲は飲食店が普通に並んでるので、真横のイタリアンレストランでランチをとっていた人は何事かと思ったでしょうね。
登場して「愛、おぼえていますか」を歌いだした直後、感極まって声を詰まらせてしまった中島さん。実はこのシーン、ちょっと惜しかった! 客席から、フォローして一緒に歌おうとする動きがちょっとあったんですが、盛り上がりきる前に中島さんが立て直して立ち消え。ライブ開始直後、緊張と感激が混ぜこぜになった感じの涙だったので、客席の対応が一瞬遅れた(まだ入り込んでなかった)んですね。これが1番を歌いきったぐらいのタイミングで涙→客席が歌ってフォロー→立ち直りって感じだとかなりの伝説になったと思うんですが、そうそううまくははまらないのがライブは生き物たる所以でしょうか。ですが、あの場所、あの観衆の前で歌うことに喜びと達成感を感じて泣いてくれるってのは、やっぱりファンとしては嬉しいと思います。ちょっとぐっと来ましたもの。
ライブ全体を俯瞰して感じたのは、ふりつけや歌唱全体から伝わってくる80年代テイストです。「What'bout my star?」などは特に顕著で、シェリルと同じ曲を歌って、これだけアイドルなテイストになるんだなぁと驚きました。で、ちょっと面白かったのが中島さんの趣味。レコード集めだそうで、ふーん、それはまたすいーつというかタワレコな…と思いきや、探すレコードが「80年代アイドル」たそうで、ずーっと80年代のアイドルのレコードばかり聞いているそうです。なるほど、そういうバックボーンがあるから、パフォーマンスにいやみがないんだな、と納得したんです。これは何も、レコードや過去の映像を見ていれば同じことができる、というわけではありません。ただ、「80年代アイドル的キャラクター・パフォーマンスをやらされている」というのは、非常に鼻につくものなんですよ。その点、本人がそのジャンルが好きで聞きこんでいるのであれば、聞き手に違和感なく入ってきやすいんだと思います。
僕が堀江由衣さん、田村ゆかりさんが未だに特別であることの理由のひとつに、彼女たちが80年代のアイドル文化を肌で感じてきた世代であることが挙げられると考えています。一般の芸能界では許容されなくなった(しかし需要はある)80年代アイドル的なパフォーマンスが、声優・アニメというフィルターを通すことで、脱臭されて許容されていると思うんです。
今日のライブで、それに近いことが、中島さんにも成立するんじゃないかな? という淡い予感を感じました。アイドル的なパフォーマンスも、“ランカ・リー”というフィルターを通すことで、受け手にもより届きやすく、受け入れやすくなるでしょう。もちろん80年代のニュアンスが入っているだけで、好きなもの→アメプロ、部屋にはストーンコールドのポスター貼ってます、的な変化球が入るのは今のセンスですよね。
歌唱に関しても、「アイドルとしてかなり巧い」です。単純な歌唱力で言えば、May'nさんや坂本真綾さんに比べれば荒削りです。ですが、それでいいんだと思います。こと、アイドルに“完成された歌唱力”は必要ないというより、時には足枷になります。これから花開いていく未完のアイドル「ランカ・リー」を演じるには、絶妙な匙加減と言えると思います。
で、May'nさん、中島さんのライブを見終えたあとで、今後の発売予定を見るとこんなのがあるわけです。
8/6 “ライオン”
(マクロスF 新OPテーマ)
歌:May'n/中島愛
>どちらも、攻撃的で激しく
>めちゃくちゃカッコイイ曲ですよ!!!!
>めぐみちゃんとのデュエットRECも楽しかったです♪
>早くみんなに聴いてほしーい♪
(May'nさんブログより)
ああもう、ゾクゾクするなぁ。マクロスFの一連の仕掛けは、本当に気持ちよく躍らせてくれるので、とても心地よいです。
登場して「愛、おぼえていますか」を歌いだした直後、感極まって声を詰まらせてしまった中島さん。実はこのシーン、ちょっと惜しかった! 客席から、フォローして一緒に歌おうとする動きがちょっとあったんですが、盛り上がりきる前に中島さんが立て直して立ち消え。ライブ開始直後、緊張と感激が混ぜこぜになった感じの涙だったので、客席の対応が一瞬遅れた(まだ入り込んでなかった)んですね。これが1番を歌いきったぐらいのタイミングで涙→客席が歌ってフォロー→立ち直りって感じだとかなりの伝説になったと思うんですが、そうそううまくははまらないのがライブは生き物たる所以でしょうか。ですが、あの場所、あの観衆の前で歌うことに喜びと達成感を感じて泣いてくれるってのは、やっぱりファンとしては嬉しいと思います。ちょっとぐっと来ましたもの。
ライブ全体を俯瞰して感じたのは、ふりつけや歌唱全体から伝わってくる80年代テイストです。「What'bout my star?」などは特に顕著で、シェリルと同じ曲を歌って、これだけアイドルなテイストになるんだなぁと驚きました。で、ちょっと面白かったのが中島さんの趣味。レコード集めだそうで、ふーん、それはまたすいーつというかタワレコな…と思いきや、探すレコードが「80年代アイドル」たそうで、ずーっと80年代のアイドルのレコードばかり聞いているそうです。なるほど、そういうバックボーンがあるから、パフォーマンスにいやみがないんだな、と納得したんです。これは何も、レコードや過去の映像を見ていれば同じことができる、というわけではありません。ただ、「80年代アイドル的キャラクター・パフォーマンスをやらされている」というのは、非常に鼻につくものなんですよ。その点、本人がそのジャンルが好きで聞きこんでいるのであれば、聞き手に違和感なく入ってきやすいんだと思います。
僕が堀江由衣さん、田村ゆかりさんが未だに特別であることの理由のひとつに、彼女たちが80年代のアイドル文化を肌で感じてきた世代であることが挙げられると考えています。一般の芸能界では許容されなくなった(しかし需要はある)80年代アイドル的なパフォーマンスが、声優・アニメというフィルターを通すことで、脱臭されて許容されていると思うんです。
今日のライブで、それに近いことが、中島さんにも成立するんじゃないかな? という淡い予感を感じました。アイドル的なパフォーマンスも、“ランカ・リー”というフィルターを通すことで、受け手にもより届きやすく、受け入れやすくなるでしょう。もちろん80年代のニュアンスが入っているだけで、好きなもの→アメプロ、部屋にはストーンコールドのポスター貼ってます、的な変化球が入るのは今のセンスですよね。
歌唱に関しても、「アイドルとしてかなり巧い」です。単純な歌唱力で言えば、May'nさんや坂本真綾さんに比べれば荒削りです。ですが、それでいいんだと思います。こと、アイドルに“完成された歌唱力”は必要ないというより、時には足枷になります。これから花開いていく未完のアイドル「ランカ・リー」を演じるには、絶妙な匙加減と言えると思います。
で、May'nさん、中島さんのライブを見終えたあとで、今後の発売予定を見るとこんなのがあるわけです。
8/6 “ライオン”
(マクロスF 新OPテーマ)
歌:May'n/中島愛
>どちらも、攻撃的で激しく
>めちゃくちゃカッコイイ曲ですよ!!!!
>めぐみちゃんとのデュエットRECも楽しかったです♪
>早くみんなに聴いてほしーい♪
(May'nさんブログより)
ああもう、ゾクゾクするなぁ。マクロスFの一連の仕掛けは、本当に気持ちよく躍らせてくれるので、とても心地よいです。
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なんか周りを見渡すとオープンテラスで食事してた人は自分も含めてほぼ全員がこのライブ目当てだったようです(^^;
なんかもう、アイマス3rd ANNIVERSARYよりも同日の超時空スーパーライブの方に行きたくてたまらない自分になっちゃってますわ( ̄▽ ̄;