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2024/03/19 17:26 |
“19”の意味~“0歳から”のフェイク
 べビプリ、ご覧になったでしょうか。まだの人は公式サイトへまずはGO。

http://gs.dengekinet.com/suteki/index.html

 先日の電撃祭での『シスタープリンセス』イベントがまだ記憶に新しいですが、このタイミングで新作を投入してきました。その名も『ベイビープリンセス』。登場する妹たちは19人! なんとも出オチ感にあふれる内容です。

●19人のヒロインは成立しうるか
 個人的な雑感でいえば、19人のメインヒロインは多すぎます。前作シスプリの12人というのは、見る側が思い入れを持って見られる上限に近いギリギリのラインだったのではないでしょうか。『双恋』も6人*2の12人。この12という数字は偶然ではなく、前述の通り、読者・視聴者がそれぞれの個性や人間関係に思い入れを持って追いかけられる数字であること。『双恋』では双子になって顕著ですが、2人組、3人組、4人組などで分割してもあまりが出ない最小公倍数的数字であること。それから、アニメの1クールが13話ですから、プロローグ+各姉妹の当番回、という形でのアニメ化が狙えるというのが一番大きい理由でしょう。12人で26話を作るのは簡単ですが、14人を越える人数を1クールに落とし込むのは非常に困難な作業です。(実写版ネギまとか本当に大変そうです)

 そのあたり、萌えの第一人者である電撃G'smagazineが考えていない筈がありません。それではなぜ、19人なのか。ひとつは、12人よりさらに多い……というインパクトで話題を呼ぼうとしたのもあるでしょう。しかし、それ以上に重要なのは、「0歳から18歳までが揃っている」──この事実そのものが大事だった、というのが僕の考えです。

 19人もいれば、オタなら中には好みのキャラがいるでしょう。一応サンプルとして、僕の好みのキャラをチョイスしてみましょう。

四女“ヒカル” 15歳
六女“氷柱(つらら)” 13歳
七女“立夏(りっか)” 12歳
九女“麗(うらら)” 10歳

 …ま、わかりやすいですね。とはいえキャラクター造形的に考えて、このあたりの妹たちは人気が出るでしょうし、一桁台にも需要はあるでしょう。ここで問題になるのが、昨今の規制の問題です。『こどものじかん』は、小学三年生~小学四年生という、少女がつぼみから花開く一歩手前……という、微妙な年代の心と身体に焦点をあてていることが、誰の眼にも明らかな作品でした。仮に、シスタープリンセスよりもヒロインの年齢層を下に設定した形で新作を提示すると、思わぬところで児ポ的な批判・炎上にさらされる可能性があります。当然ゆくゆくはメディアミックスを考えている以上、こうしたリスクはできれば避けたい。

 そこで、「0歳から18歳(おそらく)」なのではないでしょうか。4歳児や7歳児のヒロインが登場したとしても、それはマーケティングや萌え的な狙いではなく、0歳から18歳の幅をとった結果、そこにいるんだと返すことが出来ます。一般的に、0歳~1歳の赤さんから性的アピールを感じるのはかなり極まった変態さんでしょう。ですから、「幼子をそんな眼で見るなんてけしからん!」という批判に対しては「え、0歳ですよ、0歳。幾らオタでも、父性的な意味でかわいいなとは思ってもそういうのはないでしょう。あなたは赤子をいやらしい眼で見るんですか?」と、まるでみだらな妄想をする批判者のほうが汚らしい、と言わんばかりの返しが成立するわけですね。

 中途半端に年齢層を下げて批判を受けるなら、いっそのこと突き抜けさせてしまえ……そんな感じを受けるのです。ヒロインが「5歳から12歳」の作品は批判を受けそうなご時世ですが、「0歳から18歳(家族的な意味で)」なら、フォーカスをぼやかすことが出来るのではないでしょうか。“少女や幼女を出していきたい。でもその層をことさらにクローズアップすると世間の目が厳しい。それなら、まんべんなく広い層を投入し、ユーザーが勝手にその中から盛り上がる形を取れば……”そんな意図を感じるのは、穿ちすぎでしょうか。

 ただこの作品、ユーザーサイドからは付き合い方を考える必要があるかもしれません。あまり無節操に「有明三日目的な」扱いをすると、思わぬ火種になりそうな予感がします。
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2007/12/27 17:38 | Comments(5) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)

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コメント

なるほど!そんな見方もできるですね。
まさに「木を隠すなら森」作戦。
(さすがに0歳はどうかと、私も思っていましたし)
posted by はじめてコメントします at 2007/12/28 10:37 [ コメントを修正する ]
「俺達はとんでもない勘違いをしていた。タイトルの
「べイビープリンセス」の真の目的は、ここにあったんだ!」
「な、なんだってェー !」
ふざけてすみません。<(_ _)>

でも自分もなんとか見れるのは長女~九女までと、十二、十三女かな?
(性的な意味でw)
posted by はじめて(以下略 at 2007/12/28 11:21 [ コメントを修正する ]
いやいやいや!
児ポ法を持ち出すなら
長女含めて「性的ま目で見るのはけしからん!」
という事になりますよ。

あれは18歳未満を「児童」として保護対象にする法律ですから。
ついでに慣行として、18歳でも高校生はアウトと。
一般人の常識では、女子高生に欲情するのは立派なロリコン扱いです。
まあ、主人公設定自体が長女を年上と見てるようなのがグレーな所ですが。

話は変わりますが、12人と言う数は1年=12ヶ月とも引っ掛けやすいと言うのも便利なんですよ。
それぞれに別の誕生月や星座をきっかり割り振る事ができるし
毎月だれかしらのお当番=持ち月が出来ますしね。
posted by NONAME at 2008/01/01 22:18 [ コメントを修正する ]
>はじめてコメントしますさん
はじめてコメントありがとうございます。
しかし、フェイクと見せかけて一桁が人気爆発する可能性も否定できません。

>003
「児ポ法的な視点からの批判」と「児童ポルノ法による取締り」は=ではありません。法律的な“児童”の定義がどうあれ、「女子高生、いいなぁ」と「小学生は低学年に限るよ」と言っている人に対する評価・対応は明確に違います。

お当番月は、その通りですね。
月刊誌であることを考えれば、12人が本来最適なのは確かだと思います。
posted by なかざと at 2008/01/03 03:22 [ コメントを修正する ]
「妹が19人」じゃない!!「19人姉妹」だってーの!!
長女の海晴さんのキャラ紹介をもう一度熟読しなさい!!
posted by レーサー三笠謙二郎 at 2008/01/04 00:45 [ コメントを修正する ]

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