下田麻美さんと狩野茉莉さんのユニットelementsの3rdライブ“elements学園学園祭・秋色オーケストラ”に参加してきました。会場は田町のclub cube326。駅から15分ぐらい歩くライブハウスで、わかりにくい場所とは聞いていましたが、案の定道に迷いました^^; ライブハウスとかのおされちずってわかりにくいですね…どこにでもあるコンビニとかより、交差点の名前を明記してもらうとなんぼかありがたいです。最近仕事でも趣味でもライブは1000人規模以上の箱が多いので、300人前後のキャパの箱は久しぶり。前に行ったのは…6月の妖精帝國、7月のLittle Nonあたりだから3ヶ月ぶりになります。そもそもライブハウスって、当たり前ですが狭いところにぎっちり人を詰めるので、スチールカメラが入るのが難しく、取材対象にはほとんどならないんですよね。逆にもう少しアットホームな規模(この前のでちことっアルバム発売記念ライブとか)だと入れたりするんですが。入場整理番号は50番~300番代後半まで配っていたようで、チケットだぶりとか含めても、300人前後は入っていたように思います。
秘密基地酒場RoBo太の店長さんの前説が入って、ライブはスタート。初っ端から東京パフォーマンスドール*2、TRFのBOY MEETS GIRLとおっさん世代の曲で2人ともガンガン踊ってきます。バックには制服姿のelementsダンス部も。取材のときはどんなノリのいい曲でもちんまり座ってメモか写真を撮ってるので、僕もここぞとばかりにぴょんこぴょんことしながら、率先してふーふーします。全般的に、おっさんでよかったなと思う80年代~90年代のアニソンやアイドルソングが多かったですね。ライブはelements学園の学園祭の前夜祭・後夜祭という体裁で、ライブ中も狩野茉莉さんが「水泳部の先輩に告白してきます!(昼の部)」「水泳部の先輩に振られたので…グレます!(夜の部)」みたいな小芝居をちょこちょこと挟む感じです。
見所をかいつまんで書いておくと、やはりまず外せないのはelements学園校長のクッシーこと串田アキラさん! アイマスの社長的ナレーションでコントに入ってきた串田さんに、下田さんから「校長、若さって何ですか!!」のフリ。串田さんが「諦めないことさ!」と答えれば、曲はもちろん「宇宙刑事ギャバン」!! ああ、嗚呼…おっさんでよかった! 昼の部はまず「宇宙刑事ギャバン」「疾風ザブングル」「ジライヤ」と立て続けに3曲畳み掛け。夜の部は「宇宙刑事シャリバン」「疾風ザブングル」「太陽戦隊サンバルカン」という構成でした。もうここは真っ白になって拳を突き上げ叫びました(笑)。ここで狩野さんと下田さんが、ショートパンツが眩しい黒っぽい衣装にけもの耳をつけて登場。串田さんと動物……といえば、ここはもちろん「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだ!」の富士サファリパークのテーマ。個人的には一番嬉しかった曲なんですが、串田さんの生歌の左右で、elementsの2人ががおぅ、て感じのケモノのポーズで踊っているというなんたる無駄な豪華さ。がぉがぉふりつけは“神が降りてきた”時の狩野さんが担当したそうです。校長タイムのラストは、「校長、わたし9月29日が誕生日なんです! 9がつ、29にち。にくにくにくにく!」という狩野さんのフリから「肉・2×9・Rock'n Roll」でシメ。もちろん頭から合いの手入れまくりです。あー、ほんとに“23歳”でよかった。
狩野さんの見所はもうなんと言っても、あの天才的な空気の読まなさですね(笑)。途中RoBo太店長さんが場をつないでいる時、「年末の年越しライブでは『Gガンダム』……」と核心の告知が来そうになったところで、「おまたせまりまりー!」と登場。そのままライブに戻ったわけですが、メインの2人が戻ってきたにも関わらず、しばらく「Gガンダムは……?」「え、Gガンダムって……」と、客席中がGガンダムが気になって仕方がないというなんとも変な場でした(笑)。下田さんが「声を聴かせて」で感極まったタイミングでまりまりーっとしたテンションで戻ってきたりと、あのタイミングは天才としか。「にくにくゾウゾウ、にくゾウゾウ!」@筋肉増量の歌など、とりあえず勢いで歌ってみる狩野さん、ツッコみづらくて半分ぐらい乗っかってみる下田さん、客席も半分ぐらい乗っかってみる……というびみょ~な空気が一周して心地よいのです。麻男さんに対抗しての体を張ったマリオ芸があったりと、エンターティナー・まりまりっぷりを見せつけていました。「まりーずブートキャンプ」は、そろそろネタが古いのに気づいてしまったので次のネタも考えるかも? とのことでした。下田さんが結構感動メーターが上がり気味だった分、常にまりまりテンションで頑張っていた狩野さんですが、夜の部のラストの「お世話になった皆さんへの感謝」のくだりでは、下田さんの「そして相方のまりまり、本当にありがとう」の言葉に感極まってしまい、大きな瞳からぽろぽろと涙を流してました。
狩野さんへのツッコミ兼ツッコミ放棄兼進行で頑張っていた下田さんですが、昼の部では「なんか今の(自分の)ツッコミ智秋さんっぽいな」というフリから、なぜか「ジューシーですか! ポーリーですか!」にトライ(笑)。シモリさんが登場したり、バンドメンバーから眼鏡を借りて「ちょっとプロデューサー!」と律子が登場したりと、わりと細かいネタを入れてきます。そんな下田さんの涙腺決壊スイッチだったのが、オリジナル曲の「声を聴かせて」。昼の部でも夜の部でも泣いちゃったので、特別な思い入れがある曲なんだと思います。あさぽん涙タイムは「声を聴かせて」*2と、最後のお世話になった皆さんへの感謝、の計3回。それでも歌っている間に立て直していくのは流石、です。ダンサーの女の子にちょっかいを出したり、麻男イズムももちろん健在。MCで「大地の味がする」ネタがあったのですが、会場は半分以上は反応している感じ。超ラジガールズも順調に浸透しているようで幸いでした。
ライブ全体を総括すると、やはり“なんというおっさんホイホイ”の言葉に尽きるでしょう。“23歳”前後の世代なら、80年代後半~90年代のアイドルソング(アニソン寄り)といえば、特に興味がなくても自然に耳に残ってますからね。本編のシメが「勇気の神様」だったのも個人的には嬉しかったです。その分、若者は大丈夫なのかしらん、と心配になる部分はありましたが、串田タイムでは若者たちも全開で盛り上がっていたのでほっと安心しました。ギャバンやザブングルは、オタクの基本科目ですからね。もっとも僕も、「太陽戦隊サンバルカン」になるとむしろ「愛國戰隊大日本」の歌詞が頭の中で流れるクチなので、まだまだ若者というかゆとり世代というか。本当のストライクゾーンは33歳~35歳ぐらいかな、という気がしました。若者は「青春ラジメニア」とか聴くと上の世代の曲も拾えるようになってよいと思います。関西ローカルだけど。
アンコールは昼夜とも「学園天国」でシメだったのですが、夜の部のみ2人がステージに残って「さよならだけどさよならじゃない」を歌ってました。前半でWinkの「咲き誇れ愛しさよ」を歌って、ラストをやまだかつてないWinkで締めてくるとは思いませんでした(笑)。今回はアイマスやネギま曲は無しで80年~90年代アイドル曲が多い構成だったのですが、個人的にはもう少しアニソン比率が高くてもよいかな、と思ったりも。もちろん、瀬能あづさ「もう泣かないで」や高橋由美子「ファイト!」でも僕らは「らんまだ! ワタルだ!」とテンションが上がるのですが、流石に20年近く前の作品になるので、ちみっと間口が狭いかもしれないと思いました。とはいえ“アイドルがアイドルだった時代”の楽曲を選ぶと、どうしてもおっさんホイホイになってしまうのですけどもねー。このあたり、難しいですね。
とはいえチケット代に十二分に見合うよいライブでした。続きネタや選曲など、かなり昼夜通しを前提にしたネタが多いので、次回以降も可能なら通しでの参加をおすすめします。ただ、ライブハウス2連荘+2連クッシーは、おさんには少しキツいですね(笑)。そのまま田町の漫画喫茶で潰れて、翌朝のレポートになってしまいました。どっとはらい。
・下田さん関係の記事バックナンバー
『下田麻美の超ラジ!Girls』&『あさぽんマニュアル』まとめ
プロデューサー諸君、デジタルラジオに集結せよ。してください。
下田麻美さんにオンラインゲームとかよけいなことを聞いてきました。
『ファンレターズ』第一夜と第四夜を見比べてみた
「ファンレターズ」初日観劇レポート(ネタバレ控え目)
秘密基地酒場RoBo太の店長さんの前説が入って、ライブはスタート。初っ端から東京パフォーマンスドール*2、TRFのBOY MEETS GIRLとおっさん世代の曲で2人ともガンガン踊ってきます。バックには制服姿のelementsダンス部も。取材のときはどんなノリのいい曲でもちんまり座ってメモか写真を撮ってるので、僕もここぞとばかりにぴょんこぴょんことしながら、率先してふーふーします。全般的に、おっさんでよかったなと思う80年代~90年代のアニソンやアイドルソングが多かったですね。ライブはelements学園の学園祭の前夜祭・後夜祭という体裁で、ライブ中も狩野茉莉さんが「水泳部の先輩に告白してきます!(昼の部)」「水泳部の先輩に振られたので…グレます!(夜の部)」みたいな小芝居をちょこちょこと挟む感じです。
見所をかいつまんで書いておくと、やはりまず外せないのはelements学園校長のクッシーこと串田アキラさん! アイマスの社長的ナレーションでコントに入ってきた串田さんに、下田さんから「校長、若さって何ですか!!」のフリ。串田さんが「諦めないことさ!」と答えれば、曲はもちろん「宇宙刑事ギャバン」!! ああ、嗚呼…おっさんでよかった! 昼の部はまず「宇宙刑事ギャバン」「疾風ザブングル」「ジライヤ」と立て続けに3曲畳み掛け。夜の部は「宇宙刑事シャリバン」「疾風ザブングル」「太陽戦隊サンバルカン」という構成でした。もうここは真っ白になって拳を突き上げ叫びました(笑)。ここで狩野さんと下田さんが、ショートパンツが眩しい黒っぽい衣装にけもの耳をつけて登場。串田さんと動物……といえば、ここはもちろん「ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだ!」の富士サファリパークのテーマ。個人的には一番嬉しかった曲なんですが、串田さんの生歌の左右で、elementsの2人ががおぅ、て感じのケモノのポーズで踊っているというなんたる無駄な豪華さ。がぉがぉふりつけは“神が降りてきた”時の狩野さんが担当したそうです。校長タイムのラストは、「校長、わたし9月29日が誕生日なんです! 9がつ、29にち。にくにくにくにく!」という狩野さんのフリから「肉・2×9・Rock'n Roll」でシメ。もちろん頭から合いの手入れまくりです。あー、ほんとに“23歳”でよかった。
狩野さんの見所はもうなんと言っても、あの天才的な空気の読まなさですね(笑)。途中RoBo太店長さんが場をつないでいる時、「年末の年越しライブでは『Gガンダム』……」と核心の告知が来そうになったところで、「おまたせまりまりー!」と登場。そのままライブに戻ったわけですが、メインの2人が戻ってきたにも関わらず、しばらく「Gガンダムは……?」「え、Gガンダムって……」と、客席中がGガンダムが気になって仕方がないというなんとも変な場でした(笑)。下田さんが「声を聴かせて」で感極まったタイミングでまりまりーっとしたテンションで戻ってきたりと、あのタイミングは天才としか。「にくにくゾウゾウ、にくゾウゾウ!」@筋肉増量の歌など、とりあえず勢いで歌ってみる狩野さん、ツッコみづらくて半分ぐらい乗っかってみる下田さん、客席も半分ぐらい乗っかってみる……というびみょ~な空気が一周して心地よいのです。麻男さんに対抗しての体を張ったマリオ芸があったりと、エンターティナー・まりまりっぷりを見せつけていました。「まりーずブートキャンプ」は、そろそろネタが古いのに気づいてしまったので次のネタも考えるかも? とのことでした。下田さんが結構感動メーターが上がり気味だった分、常にまりまりテンションで頑張っていた狩野さんですが、夜の部のラストの「お世話になった皆さんへの感謝」のくだりでは、下田さんの「そして相方のまりまり、本当にありがとう」の言葉に感極まってしまい、大きな瞳からぽろぽろと涙を流してました。
狩野さんへのツッコミ兼ツッコミ放棄兼進行で頑張っていた下田さんですが、昼の部では「なんか今の(自分の)ツッコミ智秋さんっぽいな」というフリから、なぜか「ジューシーですか! ポーリーですか!」にトライ(笑)。シモリさんが登場したり、バンドメンバーから眼鏡を借りて「ちょっとプロデューサー!」と律子が登場したりと、わりと細かいネタを入れてきます。そんな下田さんの涙腺決壊スイッチだったのが、オリジナル曲の「声を聴かせて」。昼の部でも夜の部でも泣いちゃったので、特別な思い入れがある曲なんだと思います。あさぽん涙タイムは「声を聴かせて」*2と、最後のお世話になった皆さんへの感謝、の計3回。それでも歌っている間に立て直していくのは流石、です。ダンサーの女の子にちょっかいを出したり、麻男イズムももちろん健在。MCで「大地の味がする」ネタがあったのですが、会場は半分以上は反応している感じ。超ラジガールズも順調に浸透しているようで幸いでした。
ライブ全体を総括すると、やはり“なんというおっさんホイホイ”の言葉に尽きるでしょう。“23歳”前後の世代なら、80年代後半~90年代のアイドルソング(アニソン寄り)といえば、特に興味がなくても自然に耳に残ってますからね。本編のシメが「勇気の神様」だったのも個人的には嬉しかったです。その分、若者は大丈夫なのかしらん、と心配になる部分はありましたが、串田タイムでは若者たちも全開で盛り上がっていたのでほっと安心しました。ギャバンやザブングルは、オタクの基本科目ですからね。もっとも僕も、「太陽戦隊サンバルカン」になるとむしろ「愛國戰隊大日本」の歌詞が頭の中で流れるクチなので、まだまだ若者というかゆとり世代というか。本当のストライクゾーンは33歳~35歳ぐらいかな、という気がしました。若者は「青春ラジメニア」とか聴くと上の世代の曲も拾えるようになってよいと思います。関西ローカルだけど。
アンコールは昼夜とも「学園天国」でシメだったのですが、夜の部のみ2人がステージに残って「さよならだけどさよならじゃない」を歌ってました。前半でWinkの「咲き誇れ愛しさよ」を歌って、ラストをやまだかつてないWinkで締めてくるとは思いませんでした(笑)。今回はアイマスやネギま曲は無しで80年~90年代アイドル曲が多い構成だったのですが、個人的にはもう少しアニソン比率が高くてもよいかな、と思ったりも。もちろん、瀬能あづさ「もう泣かないで」や高橋由美子「ファイト!」でも僕らは「らんまだ! ワタルだ!」とテンションが上がるのですが、流石に20年近く前の作品になるので、ちみっと間口が狭いかもしれないと思いました。とはいえ“アイドルがアイドルだった時代”の楽曲を選ぶと、どうしてもおっさんホイホイになってしまうのですけどもねー。このあたり、難しいですね。
とはいえチケット代に十二分に見合うよいライブでした。続きネタや選曲など、かなり昼夜通しを前提にしたネタが多いので、次回以降も可能なら通しでの参加をおすすめします。ただ、ライブハウス2連荘+2連クッシーは、おさんには少しキツいですね(笑)。そのまま田町の漫画喫茶で潰れて、翌朝のレポートになってしまいました。どっとはらい。
・下田さん関係の記事バックナンバー
『下田麻美の超ラジ!Girls』&『あさぽんマニュアル』まとめ
プロデューサー諸君、デジタルラジオに集結せよ。してください。
下田麻美さんにオンラインゲームとかよけいなことを聞いてきました。
『ファンレターズ』第一夜と第四夜を見比べてみた
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