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2017/05/30 18:22 |
NHKの迷走 声優・アニソンは武器になるのか
2007年度、紅白歌合戦の出演者が発表されました。噂されていた秋葉原枠は、既報の通り「中川翔子・リアディゾン・AKB48」がアニソンメドレー的なものを歌う、というものに落ち着きそうです。視聴率が低迷している紅白にとっては窮余の策、掴んだ藁が“アキバ系”だったのでしょう。「今日は一日アニソン三昧」の聴取率の良さも後押ししているのかもしれませんね。

まず、このチョイスに対する最も一般的な反応は、「これ、誰が見たいの?」でしょう。現時点のAKB48がいわゆる紅白にふさわしい活躍をしているかといえばNOですし、リア・ディゾンがアキバ枠なことについては、担当者の頭蓋の中身を一度調べてみたい。アキバ系で客寄せという企画とは別に、リア・ディゾンを客寄せに…という案があって、じゃあ一緒にしちまえってことでしょうか。担当者の“いわゆるアキバ系”に対する認識の甘さが如実に出たチョイスではないかと思います。

中川翔子(しょこたん)に関しては、個人的に正解だと思いますが…。紅白歌合戦には多くの演歌歌手が出演し、紅白に(おそらく)欠かせない要素になっています。熟年層へのアピール、年末の風物詩としての伝統など様々な理由があるのでしょうが、紅白という空気を形作る上で重要な要素として、“彼らにとって紅白が非常に重要で、大きい存在”であることがあると思います。演歌歌手にとって、紅白出場は未だ大きなステータスであり、出場後はCD売り上げやコンサートの動員力が如実に違ってきます。なんだかんだ言っても、演歌を好む年配層にとっては、紅白の神通力は未だ健在なんですね。ですから演歌歌手は紅白に出場したいモチベーションがあります。こうした、「あの日本人の憧れの紅白歌合戦に出たい」という前提がまだ生き続けているジャンルだからこそ、演歌は紅白にとって必要不可欠なのです。その点、中川翔子は、「父親の中川勝彦が果たせなかった紅白に出る」という物語を持っています。このご時世、「紅白に出たいです!」と積極的にメディアで発言してくれる一点でも、NHKは頭を下げてしょこたんに出てもらうべきです。

とはいえ、この企画がオタク界隈にアピールするかと言えば、答はNOでしょう。小細工無しに、中川が「空色デイズ」をフルで歌ったほうがよほどその層へのアピールは強かったはずです。もっと言えば、「アニソンを歌えば、オタクは喜ぶ」という認識が前提から間違っているのです。重要なのは、何を歌うのかではなく、誰が、どのような形で歌うのか。

オタク系に眼を向けたこと自体は、悪くない着眼点だったと思います。なぜならオタクにとって、「世間に自分の好きなものの良さを認めさせたい」という欲求は心の奥に根強くわだかまっているものであり、アニソン界隈の歌手にとっても、未だ紅白は門戸を閉ざした舞台だからです。認められて紅白に出るということはその界隈の人間にとっては特別なことであり、出演者・ファンが場を特別なものと感じる想いそのものが、紅白という枠を特別たらしめるのです。ですから、リア・ディゾンまで含めてパッケージにして、アニソンを歌わせる……といった今回の“安い”扱いは、完全な失策だったと僕は考えています。オタクは一度自分たちの仲間と認めた物には非常に優しいですが、軽んじられることに対しては敏感です。今回の扱いでは、コミケ帰りのオタクを惹きつけることはできないでしょう。

じゃあどうすれば良かったの、てことだと、僕は何のひねりも企画もなく、水樹奈々を出して「MASSIVE WONDERS」歌わせれば良かったと思います。楽曲的には「ETERNAL BLAZE」の方が届く気もしますが。この、何のひねりもないというところが重要で、今オタク層が真に求めているのは、「声優やアニソン歌手がテレビに出て歌うこと」ではないのです。「声優やアニソン歌手がテレビに出て、歌い手としてごく当たり前の敬意と扱いを受けること」なのです。声優の歌番組出演自体はそれほど珍しいものではなくなっており、民放での十年一日のオタクさらし演出にファンの側もうんざりしています。だからこそ、なんのひねりもなく、ごく普通に出演させて、ごく普通に歌わせることが一番効果的な「NHKならでは」になったと思うのですけどもね。一般人の評価なんて気にしないよ、てのがオールドオタクのスタンダードだとは思うんですが、それでも紅白で水樹奈々が歌って、年明けのオリコンで「MASSIVE WONDERS」が再チャートインしたよ、とか聞いたら、やっぱりどこか誇らしい気持ちになると思うんですよね。

アニオタとしての僕個人の場合、AKBの某がアニソンを歌うよりも、T.M.Revolutionが持ち歌を普通に歌うほうが嬉しいと思います。西川さんが、“こちら側の人間”だと考えているからです。オタクをターゲットにする場合、そうした心情的・空気的なレベルでオタを味方につけるぐらいまでいかないと、デメリットのほうが大きい気がしますね。そのためには、結局のところ対象に対する愛と理解は必須なんだと思います。今回のしょこたん+リア+AKB48が失敗して、「やっぱりオタク向けじゃ武器にならない」といった理解をされるのは、非常に抵抗がありますね。悪いのは素材ではなく、調理人の腕だと思います。

おまけ ハロプロオールスターとAKB48が同じ番組に出るのは、ちょっと興味があります。
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2007/12/05 12:30 | Comments(20) | TrackBack(0) | 雑記(アニメ系)

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コメント

紅白の出場者を聞いても興味を持てなかった者のひとりです
その理由をこの記事で理解できた気がします
番組制作者さん達がオタクに対して本当の理解を示してくれる日は来るのでしょうか・・・
posted by ao at 2007/12/06 02:17 [ コメントを修正する ]
アニオタとしては合意。

でもNHKはアイドルオタクを狙ってAKB48を
採用したのではないかとおもってみたり。

秋葉のオタク=アニメ声優ファンだけじゃない事を
踏まえて考えてみるのもありかと。
posted by メルギブソン郷田 at 2007/12/06 21:28 [ コメントを修正する ]
NHKからは「アキバ枠」という発表はなかったし、楽曲の発表もまだなのに「空色デイズを~アピールは強かった」と過去形で書くのはどうなんでしょう?しょこたん本人もブログで「空色デイズを歌いたい!」と強くアピールしてることからも(NHKの企画に対する不安の現れ?)おそらくこの線に落ち着くんじゃないかと自分は思ってます。まあNHKが決めることなんで若干の不安は拭えませんが。さて、しょこたんが「空色デイズ」なら、リアとAKBは何を歌うか?ですが、多分これも、持ち歌をそのまま歌うんじゃないかと思います。もし万一、アニソンメドレーなんかやった日にゃ、決めるのはプロデューサーなのに叩かれるのは歌い手さんたちですからね。こんな気の毒な話はありません。中里さんの意見には全面的に賛成ですが、まだそこまで決まってないのにちょっと報道に踊らされすぎてるような気がします。それよりも、もしも「3組1枠」扱いだったら、実績のあるしょこたんが可哀相だな、とは思います。
posted by 猿橋 at 2007/12/07 00:07 [ コメントを修正する ]
>aoさん
それを除いても全体的に小粒ですからね。

>メルギブソンさん
アニオタ視点の見方ではあります。
ただ、NHKはアニオタもアイドルオタもひとくくりで秋葉系としている気がします。そのあたりの細かいニュアンスがわかっていて、リア・ディゾンはないでしょう。

>猿橋さん
実は、最初に書いた文では「現時点では企画として確定ではありませんが」という文章を書いたんですが、逃げを打ってる感じなんで消したんです(笑)。
リア・ディゾンもAKB48も、今年の楽曲で紅白に通用するような認知度の楽曲がないので、使い方として想定できるのが既報のアニソン枠ぐらいしかないと思いまして。

AKB48でメジャー感があるのは「スカート、ひらり」ぐらいですが去年の曲ですしね。
アニソンメドレーで、しょこたんの空色デイズはショートバージョン、あたりが落としどころと考えて書きました。
posted by なかざと at 2007/12/07 00:24 [ コメントを修正する ]
AKB48よりもしょこたんが問題
http://news4vip.livedoor.biz/archives/50789098.html
少なくてもVIPPERには完全に嫌われてる。
posted by NONAME at 2007/12/07 13:57 [ コメントを修正する ]
>NONAMEさん
>少なくてもVIPPERには完全に嫌われてる。
また古いの持ち出してきたな。
今だのその感情は維持できてるのかねぇ。
posted by ノンマルト at 2007/12/07 16:34 [ コメントを修正する ]
初めてコメントさせていただきます。

今年の年末に関しては、水樹奈々は大阪でカウントダウンライブがあるので無理っぽいですよ。
…というのは揚げ足取りとして。私も水樹奈々はチャンスがあれば、とは思います。
私は何回聞いても「リア・ディゾン」と「アキバ系」が繋がらないのですが…。

個人的には中川翔子にはぜひ「空色デイズ」を歌ってほしいのですけれど、まぁ無理でしょうね。
数年前にスキマスイッチのバックに「全力」って書かれたTシャツ来た少年を
わらわら並べて「全力少年」とかやってる演出陣では…
なんか、アニヲタむけとか関係なしに「感覚が古い」んだと思います。

長文失礼いたしました。
posted by KEN at 2007/12/07 17:47 [ コメントを修正する ]
VIPPERの熱の高まりというのは、短くて1日、長くて2週間の間に猛烈に吹き荒れ、その後は沈静化する傾向があります。
しょこたんに関しては、しつこくしつこく継続した結果、VIPPERにも一般人にも「そういうもの」として受け入れられつつあるように思います。しかし、

ギザ→ギガント→ビッグバン

は、独自化をしようとした結果滑ってると思います。

>KENさん

別に現実性をもって今年水樹奈々さんを呼べ、という提言ではないのです。
誰ならオタク界隈を納得させつつ、一般人に対する突破力を持っているか、ということですね。

平野綾さんはまだ早いというより、現状の路線を継続すると、もっと自然に紅白へ、という流れが2年後ぐらいに生まれる可能性があると思います。
posted by なかざと at 2007/12/07 17:48 [ コメントを修正する ]
AKBは秋元康の匂いがする時点でOUTなんですがね…。秋元はオヤジ向けプレゼンがうまいからなんでしょうね。
posted by sta at 2007/12/07 18:47 [ コメントを修正する ]
> 数年前にスキマスイッチのバックに「全力」って書かれたTシャツ来た少年を
> わらわら並べて「全力少年」とかやってる演出陣では…

いや、これくらいベタでわかりやすい演出は「アリ」だと思うのですがw

逆に、しょこたん、リア、AKBがもし万一アニソンメドレーとかやった日には「なぜこの3人?」という分かりにくさが残ります。
それだったら、しょこたんには普通に、それなりにヒットもした持ち歌である「空色デイズ」を歌うのが、最も分かりやすい。
「空色デイズ」を知らない人でも、「しょこたんはこういう歌を歌ってるんだ」ということがストレートに分かる「演出」だと思います。
余計なことをしない、というのも「演出」のひとつのあり方です。

ていうか、この3組を1組にまとめる、という演出も、非常に「分かりにくい」です。
いや「分からない」というべきか。そもそも何の共通項もない3組ですからね。
だったら、北山たけしとかいう30歳過ぎの「若手」演歌歌手は、知名度もヒット曲もないのに、北島三郎事務所のごり押しで出演してるだけなのだから、「北島三郎&北山たけしメドレー」とかって1枠にまとめてくれたほうが、よっぽど「分かりやすい」。
だいたい、3組1枠扱いなんて、アーティストに対する敬意が圧倒的に欠けてますよ。失礼極まりない演出です。
posted by 猿橋 at 2007/12/08 02:18 [ コメントを修正する ]
連投ですみません。
リア・ディゾンは「恋しよう♪」という楽曲が、それなりにヒットしてますので「今年の楽曲で紅白に通用するような認知度の楽曲がない」と言うのはおかしいと思いました。少なくともBoAよりは売れてますので、これを認知度がないと言い出したらBoAもアニソンを歌うか過去の曲を歌うしかなくなります。
売上枚数=認知度ではない、という反論が返ってくるかもしれませんが、結局のところ、厳しい言い方をするなら「今年の楽曲で紅白に通用するような認知度の楽曲」があるのは、秋川雅史くらいなもので、後は目くそ鼻くそなんですよ。
だから、認知度を理由にリアに持ち歌を歌わせないというのであれば、浜崎あゆみも倖田來未もそれほど認知度は高くない(リアよりはマシ、程度)なのだから、全員アニソンを歌うしかなくなりますwww
要するに今年はめぼしいヒット曲が何もないから、タレントとして人気のあるリアやしょこたんが選ばれたって部分もあるわけで。

AKB48は、楽曲の認知度以前に、彼女たちグループの認知度が圧倒的に低いことが最大の問題であって、何を歌うかは大した問題ではないと思います。
posted by 猿橋 at 2007/12/08 02:29 [ コメントを修正する ]
・めぐる恋の季節(℃-ute)
・ハッピー☆彡(久住小春)
・チャンス!(久住小春)
・はなをぷーんorふたりはNS(久住小春、萩原舞)
・こころのたまごorホントのじぶん(Buono!)

アニソン系統でいくなら、この辺の歌を使って、しっかり「アニソンメドレー」を名乗ってやるのが一番の安全牌という気がします。
どうせ全員揃ってるんだし。
水樹奈々に普通に歌わせるのとは正反対に、ハロプロに「アニソン」を歌わせる、という構造です。
実のところは、地位的に高い位置にいる組を自分たちと同レベルに落としてくるというネガティブ向きの発想ですが、現在のお祭り(イベント)指向の紅白なら“アリ”だし、現実的だとも思います。
全部テレビ東京系ってあたりが、全国メディアたる紅白を考えるとちょいと複雑ですが(汗)
posted by towalion at 2007/12/08 11:02 [ コメントを修正する ]
まずは、水木一郎、影山ヒロノブ、堀江美都子の人達を出演させたほうがいいかなと思います。このあたりのアニソンなら一度は観たり聞いたことがあるのではないかなと・・・。一度反応を見てから声優歌手(アイドル)について考えてもらえればといいかな。

また専門番組作ってみるのもありかなと思うけど、製作陣で考えている人がいるのかは疑問ですが。

posted by 417 at 2007/12/08 12:44 [ コメントを修正する ]
>staさん
秋元康は当てるのがうまいんじゃなくて、外したのをなかったことにするのがうまいんだ、て話がありました。

>猿橋さん
やればやるほど寒くなるってのは、NHKの紅白の芸風ではあると思います。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200711/gt2007112512.html
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20071203100000/Gendai_24141.html

どっちもどっちのソースですが。
しかし紅白に求められるのは、「本人認知度の高さ」か「それをカバーする高い楽曲認知度」だと思うのですよ。あゆや倖田は、もう今年の曲の売れ行きにはそれほど左右されない組でしょう。

>towalionさん
それをテレ東がやって声優とか水木一郎とかJAMとかよべばいいんじゃね? とはよく話しますね。でも娘。はそれどころじゃないというか、このタイミングでセット販売を押し込んでくるのは、「娘。解散後の後継者はこの子達ですよ」という意図しか感じられないのですが。

>atさん
個人的にはJAMを推したいですね。僕は民放に水木さんが出るときのスタジオの空気が好きになれないので…。しかしNHKラジオはあれほどわかってるのに、どうしてテレビだとできないんでしょう。
posted by なかざと at 2007/12/08 15:17 [ コメントを修正する ]
深く静かに同意です。(レス不要)
posted by hau(通りすがり) at 2007/12/08 16:00 [ コメントを修正する ]
> http://www.sanspo.com/geino/top/gt200711/gt2007112512.html
> http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20071203100000/Gendai_24141.html


どちらも「それぞれの持ち歌をメドレーで歌い」となってますね。アニソンメドレーではないです。

「最後にアニメソングを大合唱するプラン」これは、悪い冗談だと信じたい思いでいっぱいです。必然性がないし、なぜこの3組なのか理解に苦しみます。
posted by 猿橋 at 2007/12/08 17:46 [ コメントを修正する ]
本人の持ち歌を素で歌わせる、という意見に同意。
しょこたん以外の二つは名前も知らないけど。
posted by 通りすがり at 2007/12/08 21:43 [ コメントを修正する ]
アイドル枠ならPerfume、新垣結衣を予想しましたけどありませんでした。
特にPerfumeは公共広告機構CMでNHKよく放送されていただけに残念です。
水樹奈々なら敷居は高くないと思う。
アイドル枠はあるけど、声優枠は無いのでしょうね。それはヘビメタ、パンク枠が無いように。
アニソンならJAM Projectとか入って欲しい。
ある意味昭和の歌も歌えるわけだから。
posted by かに at 2007/12/09 02:28 [ コメントを修正する ]
売上的には大差なくても、Perfumeみたいな現在急上昇中のユニットを選べば、「お、NHKって意外とセンスいいかも?」って感じになると思うんだけどねえ。ガッキーはどうだろ、視聴率のことだけ考えるならアリだけど、さすがに叩かれそう。水樹奈々は声優枠がどうこうっていうよりも、単純に事務所の力が弱いだけなんじゃないのかな。できれば紅白くらいは事務所の力とかコネとか関係なく選んでほしいのだが。
posted by NONAME at 2007/12/09 09:02 [ コメントを修正する ]
NHKなら「電脳コイル」のOPだったらオタ的に「いいところ突いてきたな(ニヤリ)」とできるのですが、正直AKB48ってオタにもマイナイーな存在(っていうか嫌われている?)だけに意味不明です。
 紅白出場権は売り上げでも、実力でもなく事務所の力関係だ、ということを如実に表現していると思います。
posted by tt at 2007/12/09 14:44 [ コメントを修正する ]

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