とかく話題の、しりにねじこめるPCこと“VAIO type P”。PC知識ド素人のライターが、秋葉原で色々と聞き込みをしてきました。
完全に興味がない人のために説明すると、“VAIO type P”は年明けに隠し玉として公開されたVAIOの新機種で、コンセプトはいつでもつれて歩けるサイズのPC。発表会やCMでは、デルモがジーパンのポケットにtype Pをねじ込んで歩く演出が、色々な意味で話題になっています。
特徴はなんといってもそのサイズ。最小構成588gで、しりポケットにねじこめるほど薄く、小さい。それでいて8型ウルトラワイド液晶は1600×768ドットの高解像度を実現。かなり癖のある解像度ですが、窓をふたつ並べて作業ができるメリットがあります。販売には店頭バージョンとソニースタイルのオーナーメイドverがあり、ソニスタでは様々なアップグレードができます。店頭verとオーナーメイドverの大きな違いはこのあたり。
・店頭verはHDD、ソニスタではSSDも選択可能。
まず僕はSSDってなんよ、と思ったので調べてみました。Solid State Drive…攻殻機動隊っぽい響き。どうやら、HDDがわりになるフラッシュメモリのようです。HDDに比べ、アクセスは速くないがパフォーマンスは向上する、衝撃を与えてもデータが壊れにくい堅牢さ、回転部がない静粛性などがHDDに対する優位性のようです。
・店頭verのプロセッサーはAtom Z520(1.33GHz)固定だが、ソニスタは最大1.86GHzまでアップグレード可能
・店頭ver搭載の標準バッテリーはカタログスペックで4時間、酷使すると2時間でバッテリーアウト。ソニスタで+5000円すると、カタログ上は9時間もつ。ただし当然重くなる。
・店頭verには標準でワンセグチューナー(15000円相当)がつく。
これらの一夜漬け知識を前提に、店頭の端末をさわったり、店員さんをこ一時間問い詰めたりしてみました。僕の使用用途は「テキストを書く」「e-mobileでネットブラウジング」「画像を取り込んでチェックしたり、ストレージにしたり」の3点なので、それ以外の動画再生性能や無線LANなどはノーチェックです。
まずはヨドバシカメラへ。一階に特設会場があります。店頭末端価格は、99,800円の10%キャッシュバックです。実機を見た印象は、「想像以上に薄くてコンパクトだが、ポケットには入らない」です。PSPよりはでかいが、ノートパソコンのイメージよりは当然小さい。デザインの洗練は素晴らしいですね……ゆうきまさみ風に感想を言えば「これは……趣味の世界だ……」「俺もこの年になってこんなごついおもちゃがいじれると思うと嬉しくてな…ふふふふふ(ま、マッドエンジニア)」「VAIO type Pのスタイルの良さは画期的なんだから!」という感じです。平たく言えば、ハンドヘルドPC界の98式AVイングラムに相当すると言ってもいいでしょう。とすると、グリフォンはMAC Air Book、いやOSはLinuxかTRON? 脱線しました。
さて、概観はいいので中身です。まずぱっと見て、字が小さい!! 見れたもんじゃないです、読めるけど、快適な作業は望めません。店員さんに「字、大きくして!!」と要求すると、フォント設定でサイズを大きくして、さらに画面表示を最大200%まで拡大することも可能なようです。大きくすると、あ、くっきり。普通のPCと同じ感覚で入力ができます。ただし、解像度自体をいじってるので、デスクトップのアイコンが巨大に。画面にアイコンが12個ぐらいしか入らない……これじゃClieとか電子手帳みたい。自分好みの解像度やフォントサイズ、アイコンサイズに調整する必要がありそうです。が、ベースフォントを大きくして、ブラウザのフォントを小さくしたら結構使い勝手よくできるかな、と思いました。
テキスト入力はどうでしょう。あ、キーボードはとても優秀!! 少し浅いのが手ごたえに欠けますが、各キーとキーの間が2mmはあいてるので、ミスタッチはほとんどありません。このサイズのキーボードでこれだけ快適に打てるなんて……これは人間工学の勝利です。ただし、ポインティングデバイスはまんなかのくりっとした突起なのですが、僕はなかなか狙ったところにポイントすることができませんでした。トラックボール>マウス>タッチパネル>クリクリというのが、僕の正直な感想。慣れるとびしっと決まるらしいですが……これ、上に棒つけて、ラジコンの操作みたいに繊細な動かし方できませんかね? もしくは十字キーでカーソル動かせるアプリケーションとかほしい。ただし、僕の用途は限定されているので、キーボードショートカットとファンクションキーやTabキーなどを活用すれば、ポインティングデバイスの使用自体を減らせそうです。機械に合わせて自分の技術をカスタマイズすることも必要でしょう。
さて、文字入力は問題ないのですが……おーっと、ここで問題。変換で時々もたつきがあります。店頭サンプルはずっと起動しっぱなしで負荷がかかっているのもあるでしょうが、メモ帳の変換でもたつかれるのは、非常にストレスフルな状況です。僕のようなせっかち屋は、変換にもたついている間に次の文字を入れてしまいさらに処理を重くしがちなので、これは致命傷です。ただし、先ほどのSSDの説明にこんな一文がありました。
「HDDに比べて特にランダムアクセス時の読み込み性能に優れ、これを多用するオペレーティングシステムやソフトウェアの起動、かな漢字変換などの作業時のアクセス時間を短縮することができる。」(wikipedia「Flash SSD」より抜粋)。 なんだ、SSDしか選択肢ないじゃん。
また、お店の人に許可を取って、E-mobileの速度7.2MBの卵でネットに接続、持込のデジカメ画像のチェックをさせてもらいました。ネットは十分実用に耐えるスピードで、画像チェックでは涙ぐむぬーぬーも不敵に微笑む中村先生も、かなり鮮明に確認できました。色々納得できたので、こまかい質問を……。
・ソニスタverはさわれないの?
基本的にそれはできないんですよ。(ソニー系のお店でも?)多分そうだと…思います。
・大きな画面に繋いで作業はできる?
5000円ほどのアナログ接続ケーブルがあれば可能ですよ。
・Windows XPやWindows奈々を乗せると速くなる? できる?
パソコンなので、できますよ。ただし専門知識がないのなら、ショップなどに頼んだほうがいいかもしれませんね。
・ソニスタの方がいいねぇ。
ただ、今から申し込みですと、2月末、もしくはそれ以降になることもあるので、それだけはご了承ください。
・SSDにすると体感速度は向上しますか?
すると思います。それと、落としたりしたときにデータが壊れにくくなるので、安全ではあります。
・あんた頼りになるね。
ありがとうございます。こういうものです(名刺をくれる)。
と、一階の特設売り場という戦場にもかかわらずかゆいところに手が届く接客。スペックが同等品だったらあなたから買ってましたけどソニスタになりそうです、ごめんね。
気をよくしたので他の店も探してみます。ソフマップは99,800円の10%バック。こちらでも似たような質問をしましたが、大きな違いがあったのはこのあたり。
・大きな画面に繋いで作業はできる?
アナログだと1024×768ぐらいまでは鮮明に出せますけど、それ以上だとぼやけたりするかもしれませんね。技術的にはデジタル出力も可能ですが、これをやろうとするともろもろ3万円ぐらいはかかりますね。
新情報。自宅では液晶に繋いで、という使い方には少しコストがかかるのかも。あと、窓を並べて作業すると時々うっかり消してしまうサイズなので、ウィンドーのサイズとか位置を固定するフリーソフトをダウンロードするといいかもしれませんよ、とか調べてくれる。ソフマップ本店の店員も、オタクっぽいけどいいやつです。他のtype P一応展示してますけど、という店舗の店員は、まったく頼りになりませんでした。
続いて、裏通りにある怪しいPCショップに入ります。「Windows XP英語版に乗せ変えます」とか張り紙があるので。
・typePのOSをXPや奈々に変えるのってお願いしたりできますか?
今VISTA? XPにするのは、ソニーさんは難しいね。ソニーはドライバ情報をあまり出さないので、必要なドライバが揃わないね。奈々はまだ無理だよ。
しごくごもっともな回答でした。
秋葉原の町をちょこちょこと歩き回った結果、以下のことがわかりました。
1.テキスト入力の快適性を求めるユーザーは、おそらくSSD以外の選択肢がない。
2.ファミレスやゲーセン、取材現場などで長時間使用するユーザーは、大容量バッテリーが望ましい。
3.デザインの洗練は素晴らしいが、基本的に卓上で使うアイテムである。
4.XP化や奈々化はノウハウの蓄積がない間は素人にはおすすめできない。しかし使用用途的に研究の価値は十分にある。
5.外部出力は現時点では考えない。
6.ポインティングデバイスに難あり。シーンに合わせてワイヤレスマウスを使用したい。ブルートゥースは安価で搭載できる。
7.ワンセグは別にいらない。最低スペックで99,800円と言われても、ソニスタで理想に近いスペックのものが128,000円くらいで買える。3万円と2ヶ月の納期のために、長く使う相棒で妥協する選択肢はない。
8.外部出力は「静止画」とか「動画」ならありかな? つまりPSPと同等以上の期待はしないほうがいいかもしれない。
こんなところです。結局、ソニスタでいいやつ買えという当たり前の結論になりました。が、スタイリッシュで高性能でピーキーで薄型なんだけど、少しつきあいづらい、如月千早のようなPCだと感じたので、僕は買います。type Pは俺の嫁。
完全に興味がない人のために説明すると、“VAIO type P”は年明けに隠し玉として公開されたVAIOの新機種で、コンセプトはいつでもつれて歩けるサイズのPC。発表会やCMでは、デルモがジーパンのポケットにtype Pをねじ込んで歩く演出が、色々な意味で話題になっています。
特徴はなんといってもそのサイズ。最小構成588gで、しりポケットにねじこめるほど薄く、小さい。それでいて8型ウルトラワイド液晶は1600×768ドットの高解像度を実現。かなり癖のある解像度ですが、窓をふたつ並べて作業ができるメリットがあります。販売には店頭バージョンとソニースタイルのオーナーメイドverがあり、ソニスタでは様々なアップグレードができます。店頭verとオーナーメイドverの大きな違いはこのあたり。
・店頭verはHDD、ソニスタではSSDも選択可能。
まず僕はSSDってなんよ、と思ったので調べてみました。Solid State Drive…攻殻機動隊っぽい響き。どうやら、HDDがわりになるフラッシュメモリのようです。HDDに比べ、アクセスは速くないがパフォーマンスは向上する、衝撃を与えてもデータが壊れにくい堅牢さ、回転部がない静粛性などがHDDに対する優位性のようです。
・店頭verのプロセッサーはAtom Z520(1.33GHz)固定だが、ソニスタは最大1.86GHzまでアップグレード可能
・店頭ver搭載の標準バッテリーはカタログスペックで4時間、酷使すると2時間でバッテリーアウト。ソニスタで+5000円すると、カタログ上は9時間もつ。ただし当然重くなる。
・店頭verには標準でワンセグチューナー(15000円相当)がつく。
これらの一夜漬け知識を前提に、店頭の端末をさわったり、店員さんをこ一時間問い詰めたりしてみました。僕の使用用途は「テキストを書く」「e-mobileでネットブラウジング」「画像を取り込んでチェックしたり、ストレージにしたり」の3点なので、それ以外の動画再生性能や無線LANなどはノーチェックです。
まずはヨドバシカメラへ。一階に特設会場があります。店頭末端価格は、99,800円の10%キャッシュバックです。実機を見た印象は、「想像以上に薄くてコンパクトだが、ポケットには入らない」です。PSPよりはでかいが、ノートパソコンのイメージよりは当然小さい。デザインの洗練は素晴らしいですね……ゆうきまさみ風に感想を言えば「これは……趣味の世界だ……」「俺もこの年になってこんなごついおもちゃがいじれると思うと嬉しくてな…ふふふふふ(ま、マッドエンジニア)」「VAIO type Pのスタイルの良さは画期的なんだから!」という感じです。平たく言えば、ハンドヘルドPC界の98式AVイングラムに相当すると言ってもいいでしょう。とすると、グリフォンはMAC Air Book、いやOSはLinuxかTRON? 脱線しました。
さて、概観はいいので中身です。まずぱっと見て、字が小さい!! 見れたもんじゃないです、読めるけど、快適な作業は望めません。店員さんに「字、大きくして!!」と要求すると、フォント設定でサイズを大きくして、さらに画面表示を最大200%まで拡大することも可能なようです。大きくすると、あ、くっきり。普通のPCと同じ感覚で入力ができます。ただし、解像度自体をいじってるので、デスクトップのアイコンが巨大に。画面にアイコンが12個ぐらいしか入らない……これじゃClieとか電子手帳みたい。自分好みの解像度やフォントサイズ、アイコンサイズに調整する必要がありそうです。が、ベースフォントを大きくして、ブラウザのフォントを小さくしたら結構使い勝手よくできるかな、と思いました。
テキスト入力はどうでしょう。あ、キーボードはとても優秀!! 少し浅いのが手ごたえに欠けますが、各キーとキーの間が2mmはあいてるので、ミスタッチはほとんどありません。このサイズのキーボードでこれだけ快適に打てるなんて……これは人間工学の勝利です。ただし、ポインティングデバイスはまんなかのくりっとした突起なのですが、僕はなかなか狙ったところにポイントすることができませんでした。トラックボール>マウス>タッチパネル>クリクリというのが、僕の正直な感想。慣れるとびしっと決まるらしいですが……これ、上に棒つけて、ラジコンの操作みたいに繊細な動かし方できませんかね? もしくは十字キーでカーソル動かせるアプリケーションとかほしい。ただし、僕の用途は限定されているので、キーボードショートカットとファンクションキーやTabキーなどを活用すれば、ポインティングデバイスの使用自体を減らせそうです。機械に合わせて自分の技術をカスタマイズすることも必要でしょう。
さて、文字入力は問題ないのですが……おーっと、ここで問題。変換で時々もたつきがあります。店頭サンプルはずっと起動しっぱなしで負荷がかかっているのもあるでしょうが、メモ帳の変換でもたつかれるのは、非常にストレスフルな状況です。僕のようなせっかち屋は、変換にもたついている間に次の文字を入れてしまいさらに処理を重くしがちなので、これは致命傷です。ただし、先ほどのSSDの説明にこんな一文がありました。
「HDDに比べて特にランダムアクセス時の読み込み性能に優れ、これを多用するオペレーティングシステムやソフトウェアの起動、かな漢字変換などの作業時のアクセス時間を短縮することができる。」(wikipedia「Flash SSD」より抜粋)。 なんだ、SSDしか選択肢ないじゃん。
また、お店の人に許可を取って、E-mobileの速度7.2MBの卵でネットに接続、持込のデジカメ画像のチェックをさせてもらいました。ネットは十分実用に耐えるスピードで、画像チェックでは涙ぐむぬーぬーも不敵に微笑む中村先生も、かなり鮮明に確認できました。色々納得できたので、こまかい質問を……。
・ソニスタverはさわれないの?
基本的にそれはできないんですよ。(ソニー系のお店でも?)多分そうだと…思います。
・大きな画面に繋いで作業はできる?
5000円ほどのアナログ接続ケーブルがあれば可能ですよ。
・Windows XPやWindows奈々を乗せると速くなる? できる?
パソコンなので、できますよ。ただし専門知識がないのなら、ショップなどに頼んだほうがいいかもしれませんね。
・ソニスタの方がいいねぇ。
ただ、今から申し込みですと、2月末、もしくはそれ以降になることもあるので、それだけはご了承ください。
・SSDにすると体感速度は向上しますか?
すると思います。それと、落としたりしたときにデータが壊れにくくなるので、安全ではあります。
・あんた頼りになるね。
ありがとうございます。こういうものです(名刺をくれる)。
と、一階の特設売り場という戦場にもかかわらずかゆいところに手が届く接客。スペックが同等品だったらあなたから買ってましたけどソニスタになりそうです、ごめんね。
気をよくしたので他の店も探してみます。ソフマップは99,800円の10%バック。こちらでも似たような質問をしましたが、大きな違いがあったのはこのあたり。
・大きな画面に繋いで作業はできる?
アナログだと1024×768ぐらいまでは鮮明に出せますけど、それ以上だとぼやけたりするかもしれませんね。技術的にはデジタル出力も可能ですが、これをやろうとするともろもろ3万円ぐらいはかかりますね。
新情報。自宅では液晶に繋いで、という使い方には少しコストがかかるのかも。あと、窓を並べて作業すると時々うっかり消してしまうサイズなので、ウィンドーのサイズとか位置を固定するフリーソフトをダウンロードするといいかもしれませんよ、とか調べてくれる。ソフマップ本店の店員も、オタクっぽいけどいいやつです。他のtype P一応展示してますけど、という店舗の店員は、まったく頼りになりませんでした。
続いて、裏通りにある怪しいPCショップに入ります。「Windows XP英語版に乗せ変えます」とか張り紙があるので。
・typePのOSをXPや奈々に変えるのってお願いしたりできますか?
今VISTA? XPにするのは、ソニーさんは難しいね。ソニーはドライバ情報をあまり出さないので、必要なドライバが揃わないね。奈々はまだ無理だよ。
しごくごもっともな回答でした。
秋葉原の町をちょこちょこと歩き回った結果、以下のことがわかりました。
1.テキスト入力の快適性を求めるユーザーは、おそらくSSD以外の選択肢がない。
2.ファミレスやゲーセン、取材現場などで長時間使用するユーザーは、大容量バッテリーが望ましい。
3.デザインの洗練は素晴らしいが、基本的に卓上で使うアイテムである。
4.XP化や奈々化はノウハウの蓄積がない間は素人にはおすすめできない。しかし使用用途的に研究の価値は十分にある。
5.外部出力は現時点では考えない。
6.ポインティングデバイスに難あり。シーンに合わせてワイヤレスマウスを使用したい。ブルートゥースは安価で搭載できる。
7.ワンセグは別にいらない。最低スペックで99,800円と言われても、ソニスタで理想に近いスペックのものが128,000円くらいで買える。3万円と2ヶ月の納期のために、長く使う相棒で妥協する選択肢はない。
8.外部出力は「静止画」とか「動画」ならありかな? つまりPSPと同等以上の期待はしないほうがいいかもしれない。
こんなところです。結局、ソニスタでいいやつ買えという当たり前の結論になりました。が、スタイリッシュで高性能でピーキーで薄型なんだけど、少しつきあいづらい、如月千早のようなPCだと感じたので、僕は買います。type Pは俺の嫁。
PR
パナソニックさんのICレコーダー使わせて頂いております。型番は「○○-××」です。
実はパソコン買い換えて、手元に専用ソフトがないんですよ。付属ディスクは古いものなので、紛失してしまいました。
ホームページからかわりになるソフトかドライバをダウンロードしようとしたんですが、サポート期間が終わってしまって、提供していないようです。互換性のあるソフトの提供や販売は行なっていますか?
ないですか。店頭から代品を発注すればいいんですね。それは、本体を持って型番を控えて、購入店舗に行けばよいのですね。わかりました。
代品を発注はさせてもらうと思うのですが、急ぎで必要でして、本体から音声ファイルのみを抜き出して、別に保存しておいて、あとから上書きするなりして使用することはできますか?
なるほど、ハードウェアとして認識しないのでは難しそうですね。では大変失礼な質問なんですが、他社ソフトやフリーソフトで、互換性のありそうなものに心当たりはありますでしょうか? 動作保証は必要ありません。ないですか、特殊な感じのデータですものね。
それではこちらで探しますので、音声ファイルの拡張子などの情報を教えていただけますか? 小文字で「.vm1ファイル」ですね。このファイルを保存しておけば、ファイルを上書きして読み書きすることは可能ですか? はぁ、ほかにも参照するファイルがあるということは、フォルダごと上書きしてやれば、読める可能性が高いという感じですか? なるほど。ええ、もちろん保証は必要ありません。
大変わかりやすかったです、○○さん、ありがとうございました。業務外のことまで聞いてしまってすいません。
こちらの窓口から、顧客からの感想のフィードバックなどは可能ですか? でしたら、現在店頭流通している商品で、販売から間が空いているとは言えず、性能的にも現役の商品です。ファイル的に互換性の低い、癖のある商品ですから、必要なソフトウェアやドライバの類は、商品としての寿命が切れるまでは、無料ダウンロードなりができた方が、顧客満足度が高いと思います。商品の品質自体には満足しておりますので、今後ともよろしくお願いしますとお伝えください。
はい、ありがとうございました。
何かありましたらまた電話させていただきます。ご担当は○○さんですね、はい、ありがとうございました。
----------------------------------------
わりと上手く問い合わせできた。
でもこういう問い合わせ、周到すぎてかえって嫌だろうな、ミスったらアラ探されそうでw
僕はストレス解消したいんじゃなくて、必要な情報を引き出したいだけなんで心配すんな!
ただ、せっかく電話窓口の対応がこまやかなのに、ソフトウェアのサポートとか、肝心な部分がおざなりなのはいただけないなぁ。2006年か2007年に買った商品、公式サイトでダウンロードサポートしてないって、どうなのよ、パナソニック。まぁ電話対応のHさんが、知的な眼鏡理系男子な感じで萌えたから許してあげます。
実はパソコン買い換えて、手元に専用ソフトがないんですよ。付属ディスクは古いものなので、紛失してしまいました。
ホームページからかわりになるソフトかドライバをダウンロードしようとしたんですが、サポート期間が終わってしまって、提供していないようです。互換性のあるソフトの提供や販売は行なっていますか?
ないですか。店頭から代品を発注すればいいんですね。それは、本体を持って型番を控えて、購入店舗に行けばよいのですね。わかりました。
代品を発注はさせてもらうと思うのですが、急ぎで必要でして、本体から音声ファイルのみを抜き出して、別に保存しておいて、あとから上書きするなりして使用することはできますか?
なるほど、ハードウェアとして認識しないのでは難しそうですね。では大変失礼な質問なんですが、他社ソフトやフリーソフトで、互換性のありそうなものに心当たりはありますでしょうか? 動作保証は必要ありません。ないですか、特殊な感じのデータですものね。
それではこちらで探しますので、音声ファイルの拡張子などの情報を教えていただけますか? 小文字で「.vm1ファイル」ですね。このファイルを保存しておけば、ファイルを上書きして読み書きすることは可能ですか? はぁ、ほかにも参照するファイルがあるということは、フォルダごと上書きしてやれば、読める可能性が高いという感じですか? なるほど。ええ、もちろん保証は必要ありません。
大変わかりやすかったです、○○さん、ありがとうございました。業務外のことまで聞いてしまってすいません。
こちらの窓口から、顧客からの感想のフィードバックなどは可能ですか? でしたら、現在店頭流通している商品で、販売から間が空いているとは言えず、性能的にも現役の商品です。ファイル的に互換性の低い、癖のある商品ですから、必要なソフトウェアやドライバの類は、商品としての寿命が切れるまでは、無料ダウンロードなりができた方が、顧客満足度が高いと思います。商品の品質自体には満足しておりますので、今後ともよろしくお願いしますとお伝えください。
はい、ありがとうございました。
何かありましたらまた電話させていただきます。ご担当は○○さんですね、はい、ありがとうございました。
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でもこういう問い合わせ、周到すぎてかえって嫌だろうな、ミスったらアラ探されそうでw
僕はストレス解消したいんじゃなくて、必要な情報を引き出したいだけなんで心配すんな!
ただ、せっかく電話窓口の対応がこまやかなのに、ソフトウェアのサポートとか、肝心な部分がおざなりなのはいただけないなぁ。2006年か2007年に買った商品、公式サイトでダウンロードサポートしてないって、どうなのよ、パナソニック。まぁ電話対応のHさんが、知的な眼鏡理系男子な感じで萌えたから許してあげます。
ジーンズのポケットをはちきれさせる手のひらサイズPCこと「VAIO type P」、今日には店頭に並んでるのかな?
僕は隠れガジェットファンで、ノートのMURAMASA君用の周辺機器をいっぱい買ってますし、e-モバイラーでもあります。なので、こういうなんだか新しい話題のアイテムを見るとわくわくしてしまいます。古オタクの変なプライドであんまり流行にのってるのをオープンにはしないですけど。
こうした機器は、で、買ってなんに使うの? ほんとにその用途って必要? という問題がつきまとい、そのために地図検索とか動画視聴とか、必須なのかな生活に、という機能がアピールされることが多いです。ですが僕らライターにとっては、取材現場でメモがとれるハンドヘルドPCというのは、それだけで極めて有効なツールです。我が家のMURAMASA君は、「出先で見つけた速報ネタを、モスバーガーで記事書いて納品」とか「デスクのあるオンラインゲーム発表会で同時進行で記事作成」とかには非常に有用ですが、反面イベントステージの脇で写真をとりながらメモを取るには、いささか場所をとる、というか恥ずかしいのが現状です。
あと、取材後に出演者に現場画像チェックを受ける場合とか、その場でVAIO type Pにデータを落とし込んで、高解像度でチェックしてもらうとチェックも行き届いて喜ばれそうですし、「わー、かっこいいですね」とかちょっと話のネタにもなりそうです。取材現場では、よくICレコーダーやテレコがこういう、ガジェット的な意味でのヒーローになります。
なので、とってもほしいぉ、くんかくんかしたいぉ! というのが本音なのですが、二の足を踏んでいるのが、搭載しているOSがVISTAであることです。あのサイズでVISTA搭載とか、びっくりするほど(挙動が)重そう。携行性と気軽さが肝のハンドヘルドPCで、立ち上がりや挙動の鈍さは致命的です。XP搭載なら多分もう買ってるでしょう。あと、うちに一台あるVAIOは廃熱処理に重大な欠陥があり、卓上に直でおいてると、オーバーヒートして落ちます。type Pもまた、発熱しやすい(廃熱効率よりもデザイン性や静粛性を重視しているがゆえに)病からは逃れられていないようです。
ただ、さらしるさんのとことか見ていると、「Windows7いれたら、軽くなるかも?」といったふいんきも漂っています。ので、一般に広くでまわって、OSのアップデートや無理やりXP入れたとか、普段使いしてみた情報が集積して、いける、という手ごたえができたら購入も検討してみようかな、と。まず節約して貯金しないといけないですが。
MURAMASAたんは軽くて、薄くて、とってもいい子なんですが、メモリ256MBじゃ今の時代なんにもできやしないのです。僕の場合携帯PCはデジカメのストレージを兼ねる部分があるので、軽量なverのPhotoshopが軽快に動くか、USBの転送速度がどれくらいか、とかは結構切実な問題なのです。さて、type Pをズボンのポケットに入れて取材に行って椅子に座った瞬間「バキ!」とか音がして「ああああああ!」と叫んで会場中の注目を集める日は来るのでしょうか。
僕は隠れガジェットファンで、ノートのMURAMASA君用の周辺機器をいっぱい買ってますし、e-モバイラーでもあります。なので、こういうなんだか新しい話題のアイテムを見るとわくわくしてしまいます。古オタクの変なプライドであんまり流行にのってるのをオープンにはしないですけど。
こうした機器は、で、買ってなんに使うの? ほんとにその用途って必要? という問題がつきまとい、そのために地図検索とか動画視聴とか、必須なのかな生活に、という機能がアピールされることが多いです。ですが僕らライターにとっては、取材現場でメモがとれるハンドヘルドPCというのは、それだけで極めて有効なツールです。我が家のMURAMASA君は、「出先で見つけた速報ネタを、モスバーガーで記事書いて納品」とか「デスクのあるオンラインゲーム発表会で同時進行で記事作成」とかには非常に有用ですが、反面イベントステージの脇で写真をとりながらメモを取るには、いささか場所をとる、というか恥ずかしいのが現状です。
あと、取材後に出演者に現場画像チェックを受ける場合とか、その場でVAIO type Pにデータを落とし込んで、高解像度でチェックしてもらうとチェックも行き届いて喜ばれそうですし、「わー、かっこいいですね」とかちょっと話のネタにもなりそうです。取材現場では、よくICレコーダーやテレコがこういう、ガジェット的な意味でのヒーローになります。
なので、とってもほしいぉ、くんかくんかしたいぉ! というのが本音なのですが、二の足を踏んでいるのが、搭載しているOSがVISTAであることです。あのサイズでVISTA搭載とか、びっくりするほど(挙動が)重そう。携行性と気軽さが肝のハンドヘルドPCで、立ち上がりや挙動の鈍さは致命的です。XP搭載なら多分もう買ってるでしょう。あと、うちに一台あるVAIOは廃熱処理に重大な欠陥があり、卓上に直でおいてると、オーバーヒートして落ちます。type Pもまた、発熱しやすい(廃熱効率よりもデザイン性や静粛性を重視しているがゆえに)病からは逃れられていないようです。
ただ、さらしるさんのとことか見ていると、「Windows7いれたら、軽くなるかも?」といったふいんきも漂っています。ので、一般に広くでまわって、OSのアップデートや無理やりXP入れたとか、普段使いしてみた情報が集積して、いける、という手ごたえができたら購入も検討してみようかな、と。まず節約して貯金しないといけないですが。
MURAMASAたんは軽くて、薄くて、とってもいい子なんですが、メモリ256MBじゃ今の時代なんにもできやしないのです。僕の場合携帯PCはデジカメのストレージを兼ねる部分があるので、軽量なverのPhotoshopが軽快に動くか、USBの転送速度がどれくらいか、とかは結構切実な問題なのです。さて、type Pをズボンのポケットに入れて取材に行って椅子に座った瞬間「バキ!」とか音がして「ああああああ!」と叫んで会場中の注目を集める日は来るのでしょうか。
最近個人ニュースサイト界隈で大きなインパクトがあった出来事のひとつに、『ペンギン娘はぁと』で個人サイトがプレスとして招待されるという出来事がありました。以前より、ブロガー枠での、レポート掲載を前提とした招待という話はありましたが、プレスとしての招待、撮影フリー、事前チェックなしでの掲載許可、といったところにまで踏み込んだのは驚きでした。なんせ、アニメ誌や報道媒体による取材より大幅に条件を緩和した特例処置ですから。
このような「個人サイトの厚遇」という現象は、ニコニコアニメチャンネルがweb上の新媒体であることと無縁ではありません。アニメやゲームには、その特性や格、ターゲットをどこに置くかに合わせた、適正な広報・宣伝媒体というものがあります。紙媒体の場合、基本的に発行部数が大きい雑誌ほど発言力が大きく、影響力も大きいため、メーカーとしても広告出稿や第一報の提供などで、その媒体を厚遇する傾向があります。そのため、発行部数の多い専門誌には、注目作の特集などが早い時点で掲載され、より栄えるわけです。とはいえ、トップランナー以外のメーカー・メディアもおまんまを食べる必要があります。そこで自然に、ゆるやかではありますが、住み分けができるんですね。ちょっとニッチな作品を扱う媒体にニッチなメーカーが協力し、ニッチなユーザーが買っていくという市場が出来上がるわけです。
Web媒体の場合はちょっと話が違っていて、PV数=影響力なのは変わりませんが、PV数がでかいからといって、厚遇されるとは限りません。雑誌ほどシステムが確立していないため、広告や情報を取れるかは、営業や編集個人の力量に依存する部分が大きくなります。PV数はいいのに、営業力がないため数字を出せない、てこともあるんですね。Webは無料のメディアなので、広告バナーを取ってきて、それをユーザーに踏んでもらわなければ、PV数がいくらあってもお金が発生しないんです。
さてさて、話を戻しましょう。そうやってメーカーと媒体の持ちつ持たれつの関係で、媒体の色分けができると、ちょっと困る人々がいます。そう、新規参入の人々です。特に『ペンギン娘』の場合は、web配信で、しかも放送媒体のニコニコアニメチャンネルもこれが船出と言う初めて尽くし。既存のアニメ誌等に大きな扱いを期待するには難しいですし、そもそもペーパーメディアやテレビ局に頼らずともweb上で完結できるのがこの作品の強みのはず。Web上での注目度を上げ、アクセス数を稼ぎたい、既存のメディアに頼らずに…と考えていくと、個人サイトがクローズアップされるのは、ある意味必然だったのです。
今後個人サイトが影響力を増していくかには、まだ疑問が残ります。それは信頼度の問題があるからです。商業メディアでは、プロのライターがテキストを書き、編集がチェックし、事務所やメーカーがチェックし、アップされる内容を、媒体を発行する企業が保障するという形式をとっています。チェックシステムと、責任の所在が明確なんですね。今回は個人ブロガーさんたちの「個人ブログ代表としてプレス参加する」という高い意識に支えられてうまくいきました。しかしそのうち、なにかやらかした人が出てきた場合に、どうなるかです。Web上での肩書き以外、必ずしも素性が定かでない人がタレントさんの周りを出入りして、写真を撮っていくというのは、結構怖いことです。
今後、個人サイトの取材参加というものの落としどころがどのへんになるかは分かりませんが、その基盤が今作られていることは間違いありません。取材にきませんか、というオファーが来た人は、自分が個人サイトというものの代表として見られていることを認識して、意識を高く持ってもらえるといいな、そして結果として、もう少し広く開かれた環境ができると楽しくなるな、と思います。やはり、商業の枠を離れないと書けない、個人の色や思い入れを反映したテキストというものもあるはずですから。
このような「個人サイトの厚遇」という現象は、ニコニコアニメチャンネルがweb上の新媒体であることと無縁ではありません。アニメやゲームには、その特性や格、ターゲットをどこに置くかに合わせた、適正な広報・宣伝媒体というものがあります。紙媒体の場合、基本的に発行部数が大きい雑誌ほど発言力が大きく、影響力も大きいため、メーカーとしても広告出稿や第一報の提供などで、その媒体を厚遇する傾向があります。そのため、発行部数の多い専門誌には、注目作の特集などが早い時点で掲載され、より栄えるわけです。とはいえ、トップランナー以外のメーカー・メディアもおまんまを食べる必要があります。そこで自然に、ゆるやかではありますが、住み分けができるんですね。ちょっとニッチな作品を扱う媒体にニッチなメーカーが協力し、ニッチなユーザーが買っていくという市場が出来上がるわけです。
Web媒体の場合はちょっと話が違っていて、PV数=影響力なのは変わりませんが、PV数がでかいからといって、厚遇されるとは限りません。雑誌ほどシステムが確立していないため、広告や情報を取れるかは、営業や編集個人の力量に依存する部分が大きくなります。PV数はいいのに、営業力がないため数字を出せない、てこともあるんですね。Webは無料のメディアなので、広告バナーを取ってきて、それをユーザーに踏んでもらわなければ、PV数がいくらあってもお金が発生しないんです。
さてさて、話を戻しましょう。そうやってメーカーと媒体の持ちつ持たれつの関係で、媒体の色分けができると、ちょっと困る人々がいます。そう、新規参入の人々です。特に『ペンギン娘』の場合は、web配信で、しかも放送媒体のニコニコアニメチャンネルもこれが船出と言う初めて尽くし。既存のアニメ誌等に大きな扱いを期待するには難しいですし、そもそもペーパーメディアやテレビ局に頼らずともweb上で完結できるのがこの作品の強みのはず。Web上での注目度を上げ、アクセス数を稼ぎたい、既存のメディアに頼らずに…と考えていくと、個人サイトがクローズアップされるのは、ある意味必然だったのです。
今後個人サイトが影響力を増していくかには、まだ疑問が残ります。それは信頼度の問題があるからです。商業メディアでは、プロのライターがテキストを書き、編集がチェックし、事務所やメーカーがチェックし、アップされる内容を、媒体を発行する企業が保障するという形式をとっています。チェックシステムと、責任の所在が明確なんですね。今回は個人ブロガーさんたちの「個人ブログ代表としてプレス参加する」という高い意識に支えられてうまくいきました。しかしそのうち、なにかやらかした人が出てきた場合に、どうなるかです。Web上での肩書き以外、必ずしも素性が定かでない人がタレントさんの周りを出入りして、写真を撮っていくというのは、結構怖いことです。
今後、個人サイトの取材参加というものの落としどころがどのへんになるかは分かりませんが、その基盤が今作られていることは間違いありません。取材にきませんか、というオファーが来た人は、自分が個人サイトというものの代表として見られていることを認識して、意識を高く持ってもらえるといいな、そして結果として、もう少し広く開かれた環境ができると楽しくなるな、と思います。やはり、商業の枠を離れないと書けない、個人の色や思い入れを反映したテキストというものもあるはずですから。
「肩書のない実名に意味はない」論というエントリーを読みました。実名と匿名の切り分け以外に、“発言における自己同一性の有無”が重要だ、というくだりがすとんと落ちてきたので、コメントしておきたいと思います。
この、「同一性の有無」の話を見てすぐに連想したのが、インターネットが普及する以前、90年代半ばまで隆盛を誇ったパソコン通信の存在です。僕は当時「ニフティサーブ」に参加していたのですが、この頃のネットと、ネットでの議論を取り巻く状況は、まさに「半匿名ではあるが、発言の自己同一性を確保した社会」だったのではないかと思います。当時のニフティサーブでは、会員IDが発行されており、それがアクセスポイントへの認証、メールアドレス、掲示板の書き込みのヘッダと、すべてにおいて重要な役割を果たしていました。これは、当時のニフティが独占的なプロバイダーであり、コミュニティの提供者でもあるからこそできたことです(当時、大手のパソコン通信といえばニフティかPC-VANでした)。そして、大きな要素として、ニフティは会議室のログを全て保存していたのです。
僕ら参加者はハンドルネームを用いてはいましたが、IDによって過去の発言のほとんどを捕捉されうる状況にあったんですね。結果、当時のニフティサーブは、今よりはるかに面倒くさく、そして豊潤な議論ができる環境にありました。面倒くささに関しては、まず会議室参加のハードル自体が高く設定されていました。元々、ネットが一般に普及する前のパソコン通信は、技術者やその分野に精通している参加者が多かったため、その分野に対する知識と、会議室の空気を読むスキルが参加者に求められていました。今でも「半年ROMってろ」という煽り文句が残っていますが、当時は真顔でそれを言う人も多かったのです。なにせ、当時は超低速回線で、接続に1分8円とか20円とかが電話代以外にかかっていた時代。ほとんどの人は、巡回ソフトで発言を落として周ってから回線を切り、レスを書き上げて推敲してからアップしていたのです。「書く」ことはもちろん「読む」ことにもコストがかかっていたわけですから、「教えて君」は許される存在ではなかったのです。「ググる」ことはできない時代ですから、半年ROMって経験で学べ、というわけです。
そして、当時の議論の仕方は、今よりもずっと緻密で陰湿でした(笑)。それこそが、当時のパソコン通信の“めんどくささ”であると同時に利点でもあったのです。IDが特定されていて、ログがすべて保存されているということは、過去の自分の書き込みを全て特定されうるということです。
……とのことですが、飛影星人さんは○○月××日のxxxxxxxの書き込みで、
>>
>>
と仰っていますが、これは先ほどの書き込みと矛盾しませんか。
のような感じで、数か月前、場合によってはもっと前の発言を引用する形でツッコミを受けることが多々あったわけです。必然、特定のIDの持ち主は、自身の発言の内容と一貫性を保つ必要があり、発言には責任が発生していたのです。インターネットが普及した2000年以後にネットを始めた人と議論をしていてストレスを感じることが多かったのは、この「一連の流れを踏まえた議論」ができない人が意外と多い(多かった)ことです。ネット上での議論になれていない人は、直前のレスに対して直感と感情で反射的にレスをすることが多く、ひどい人になると「こちらが言っていることに無意識に感化されて、同じことを言い始めているのに、本人は議論を続けているつもりだから、落としどころが消失してしまう」といった事態になります。
以前、僕のブログのエントリーに関して「内容がおかしいので反論する」とリンクを張ってくださったサイトがあって、手ぐすねを引いて内容を読んだところ、数週間前に僕が書いた別エントリーをほぼそのまま引き写した内容で、非常に困惑した覚えがあります。ひょっとしたら高度な皮肉を込めた悪戯なのかな……と思いましたが、無意識でやっている人の場合、関わると非常にめんどくさいことになるのは経験上明らかだったので、すごい勢いでスルーしたのを憶えています。
発言元が特定されない匿名のやりとりには、「責任」が発生しません。煽り返してすっきりしたら、翌日から別人になれる環境では、痛い目にあって議論や会話の技術を学ぶ場が存在しないのです。その点、継続的に更新されるブログや個人ニュースサイトというのは、作り手の顔がぼんやりとですが見えるのが、個人的には非常に快適です。もっとも、その分愚にもつかないことばかり書いていては、誰にも相手にされなくなってしまうという意味では、おそろしくもあるのですが。うちのような零細サイトの場合、アクセス数=個人ニュースサイトからの被捕捉数のような部分があるので、アクセス数の増減=読み手の反応ではないのが、ちょっと悩ましいところです。「この記事、アクセス数はよかったけど、読み手はみんなくだらねーと思ってたらどうしよう」的な不安は常時抱えているのですが、それぐらいの負荷はあった方が、テキストを書く上ではよいのかもしれません。
この、「同一性の有無」の話を見てすぐに連想したのが、インターネットが普及する以前、90年代半ばまで隆盛を誇ったパソコン通信の存在です。僕は当時「ニフティサーブ」に参加していたのですが、この頃のネットと、ネットでの議論を取り巻く状況は、まさに「半匿名ではあるが、発言の自己同一性を確保した社会」だったのではないかと思います。当時のニフティサーブでは、会員IDが発行されており、それがアクセスポイントへの認証、メールアドレス、掲示板の書き込みのヘッダと、すべてにおいて重要な役割を果たしていました。これは、当時のニフティが独占的なプロバイダーであり、コミュニティの提供者でもあるからこそできたことです(当時、大手のパソコン通信といえばニフティかPC-VANでした)。そして、大きな要素として、ニフティは会議室のログを全て保存していたのです。
僕ら参加者はハンドルネームを用いてはいましたが、IDによって過去の発言のほとんどを捕捉されうる状況にあったんですね。結果、当時のニフティサーブは、今よりはるかに面倒くさく、そして豊潤な議論ができる環境にありました。面倒くささに関しては、まず会議室参加のハードル自体が高く設定されていました。元々、ネットが一般に普及する前のパソコン通信は、技術者やその分野に精通している参加者が多かったため、その分野に対する知識と、会議室の空気を読むスキルが参加者に求められていました。今でも「半年ROMってろ」という煽り文句が残っていますが、当時は真顔でそれを言う人も多かったのです。なにせ、当時は超低速回線で、接続に1分8円とか20円とかが電話代以外にかかっていた時代。ほとんどの人は、巡回ソフトで発言を落として周ってから回線を切り、レスを書き上げて推敲してからアップしていたのです。「書く」ことはもちろん「読む」ことにもコストがかかっていたわけですから、「教えて君」は許される存在ではなかったのです。「ググる」ことはできない時代ですから、半年ROMって経験で学べ、というわけです。
そして、当時の議論の仕方は、今よりもずっと緻密で陰湿でした(笑)。それこそが、当時のパソコン通信の“めんどくささ”であると同時に利点でもあったのです。IDが特定されていて、ログがすべて保存されているということは、過去の自分の書き込みを全て特定されうるということです。
……とのことですが、飛影星人さんは○○月××日のxxxxxxxの書き込みで、
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と仰っていますが、これは先ほどの書き込みと矛盾しませんか。
のような感じで、数か月前、場合によってはもっと前の発言を引用する形でツッコミを受けることが多々あったわけです。必然、特定のIDの持ち主は、自身の発言の内容と一貫性を保つ必要があり、発言には責任が発生していたのです。インターネットが普及した2000年以後にネットを始めた人と議論をしていてストレスを感じることが多かったのは、この「一連の流れを踏まえた議論」ができない人が意外と多い(多かった)ことです。ネット上での議論になれていない人は、直前のレスに対して直感と感情で反射的にレスをすることが多く、ひどい人になると「こちらが言っていることに無意識に感化されて、同じことを言い始めているのに、本人は議論を続けているつもりだから、落としどころが消失してしまう」といった事態になります。
以前、僕のブログのエントリーに関して「内容がおかしいので反論する」とリンクを張ってくださったサイトがあって、手ぐすねを引いて内容を読んだところ、数週間前に僕が書いた別エントリーをほぼそのまま引き写した内容で、非常に困惑した覚えがあります。ひょっとしたら高度な皮肉を込めた悪戯なのかな……と思いましたが、無意識でやっている人の場合、関わると非常にめんどくさいことになるのは経験上明らかだったので、すごい勢いでスルーしたのを憶えています。
発言元が特定されない匿名のやりとりには、「責任」が発生しません。煽り返してすっきりしたら、翌日から別人になれる環境では、痛い目にあって議論や会話の技術を学ぶ場が存在しないのです。その点、継続的に更新されるブログや個人ニュースサイトというのは、作り手の顔がぼんやりとですが見えるのが、個人的には非常に快適です。もっとも、その分愚にもつかないことばかり書いていては、誰にも相手にされなくなってしまうという意味では、おそろしくもあるのですが。うちのような零細サイトの場合、アクセス数=個人ニュースサイトからの被捕捉数のような部分があるので、アクセス数の増減=読み手の反応ではないのが、ちょっと悩ましいところです。「この記事、アクセス数はよかったけど、読み手はみんなくだらねーと思ってたらどうしよう」的な不安は常時抱えているのですが、それぐらいの負荷はあった方が、テキストを書く上ではよいのかもしれません。

