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2025/04/21 14:20 |
改革の是非ではなく、いつどうやるか、の問題。@美希移籍その2
 パシフィコ参加組の皆さん、社会復帰してますか? 夜中にアイマスガールズのブログ回りをして『だいじょうぶ。アンタ、輝いてるよ』で何度目かの感動に浸ってしまったりしてますか? なんとなくMSNメッセで“まいこ”を起動して意味の無い会話をして、中村先生の声で脳内アテレコしてニヨニヨしてますか? 僕はしています。サンバと眼鏡はたまった仕事が片付くまでお預けですが。

 さて、そんなわけでライブの余韻にひたりきっているわけですが、一昨日のエントリーの反応をたくさん頂いています。コメントその他で色々な意見を頂いた中で、結構目立ったのが、

・プロレスファン的にはアリ
・他のPに育てられるのはネトラレみたいでいやだ
・美希が765プロの仲間でなくなることが感情の根っこで受け入れられない

 といったものでした。この“プロレスファン的には”というのがみそで、予定調和の中での離反(と合流?)によるドラマ作りというのは、非常にプロレス的なんですね。移籍を美希がハブにされた、と考えている人も多いようですが、“スポットライトの所在”で考えると、765プロに残った9人と961プロに移籍した美希では、よりメインに近いのは美希でしょう。アーケード版でアイテムの全配布が始まった状況と、公開されている情報を総合すると、PSP版は基本アーケード版準拠になる可能性が高そうです。であれば、むしろ新要素・新シナリオに絡む度合いは美希の方が強いこともありえるのではと思います。それでも美希がプレイしたい! という時は、360版をやりましょう。アイマスは繰り返す物語なのですから。

 ですが、反発している方は「プレイできないこと」だけを問題にしているわけではないと思います。765プロという世界から美希がいなくなってしまうことが不安であり、つらいと。その部分に関しては、社長の、「プロデューサー諸君、君たちも765プロという小さな世界を壊して、より大きな世界を作り出していってくれたまえ!」という言葉がヒントだと思います。少なくとも961プロまで含めてのアイマスワールドであり、彼女たちもまた、アイマスガールズなのだということは心におきたいと思います。

 そんな風に冷静に捉えられるのは、美希が一番思い入れのあるキャラじゃないから他人事なんだよっとのお叱りも受けましたが、では自分のプライマルである千早だったら……と考えると、

「…確かに、このままプロデューサーに甘える関係が続けば、私も、プロデューサーもきっと駄目になってしまう」
「私は、より高みを目指すために961プロに行きます」
「貴方といると、私の中の弱い部分、いやなところばかりが膨らんでいく。こんな気持ちを抱えたまま歌うことなんて、できません」
「プロデューサーには、本当に感謝しています。それでも私は、歌いたい……私には、歌しかないんです」
「だけどいつか、本当に頂点に手が届いた時には……いえ、なんでもありません」

 とかね、妄想がわいてきた結果、全然ありであることを確認しました。気持ちわるくてすいません。結局、キャラクター同士の関係性、キャラクターと自分の関係性が保たれているなら、765プロという枠組みに、僕はそれほどこだわりがないのかもしれません。

 僕は『アイマス2』の選択枝として、プロダクション経営シミュレーションというのも全然ありだと思っていて、その場合は765プロって枠組みの維持は難しいと思ってます。大手芸能プロにのっとられた765プロ、961プロ、律ちゃんがEXILE的にプレイングマネージャーを務める秋月プロ、そして海外から帰ってきたら変わってしまっていた古巣に辞表を叩きつけ、弱小プロから765プロ再興を目指すプロデューサー、今始まるアイドル戦国時代! とか。だめですか。当然千早は伝説の歌姫です。だめですか。

 単なる妄想垂れ流しになってしまいましたが、重要なのは、「いつどこで、新しい流れに舵を切るか」という部分だと思います。美希や小鳥さんの追加は、アイマスに新たな魅力と活力をくれました。「現状を維持していれば批判を受けない」のは確かですが、その先にあるには緩慢な終わりです。ゆっくりと賞味期限が切れた後、メンバーばっさり一新『アイマス2』です、というのが、僕らの望む進路ではないはずです。

 もちろん、PSPのゲームとしての出来栄えは全く別問題です。出来上がった商品が……な出来であれば、フルボッコにするのもユーザーの権利です。でもひとまずは、どういうストーリーを提示してくれるのかを楽しみにしたいと思います。叩いたり絶望するのは、それからでも遅くないはずです。僕は、アイマス終焉におびえていた時期の長いユーザーの特徴でしょうか、「どうやら、来年もアイマスというコンテンツを楽しめる」というだけで、ほとんどの問題をクリアできるぐらいにはハッピーになってしまうのですが。
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2008/07/30 21:24 | Comments(17) | TrackBack() | アイドルマスター
物語の継承は関係性から生まれる。@美希移籍
 パシフィコ横浜に馳せ参じたプロデューサーの皆様、おつかれさまでした。僕も一へっぽこ記者として参戦しましたが、素晴らしいライブでした。その半分は声優さんたちとスタッフの努力ですが、もう半分は客席が作ったものだと思います。自分が大好きな作品のファンがマナーが良くて空気が読めてあったかいというのは、とても誇らしい気持ちになりますね。

 ライブ最大のサプライズといえば、串田さん登場……は本気で嬉しかったんですがここでは置いておいて、美希の961プロ移籍とたかね・ひびきの復活登場でしょう。昨日の僕はお仕事モードたったんですが、串田さんの登場と961プロ登場のときだけは素で「おおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」と唸ってしまいました。あと「My Best Friend」の釘宮さんの「きゅん、きゅきゅんへい♪」の時は「くぎゅぅぅぅぅ…」のようなよくわからない呟きをもらしてしまいました。気持ち悪くてすいません。

 この「美希移籍」の仕掛けを見て、僕個人は「2008年8月になって、アイマスにこんなにワクワクできるなんて!」と感動してしまいました。そして巧いなぁ、ゴッドアングルだ、と唸らされたのですが、実はネットでは意外と賛否両論のようです。印象ですが、ライブ参加組には肯定的な人が多く、不参加組には否定的な意見が比較的多いように思います。

 これは、ライブに参加した人は、ムービー上映の最後の未知のシルエット、そして美希のマイクパフォーマンス、黒井社長の登場、高音・響の紹介から新曲「オーバーマスター」へ……という一連の流れから、“今この場で、新しい何かが始まる予感”を感じ取った熱があるからだと思います。二次情報からこの話を聞いた人には「美希の移籍・喪失」といったネガティブな要素が最初に来るから、否定的に感じるのではないでしょうか。プロレスファン的な発想だとは思いますが、ライバル事務所の立ち上げのタイミング・人選的に完璧に近いアングルだったんじゃないかと思っています。

●思い入れは、関係性から育まれる
 否定的な意見の中には、「UMDの容量の関係で3人しか入らないから、美希移籍、2人追加で数合わせ」的なものも見かけます。PS2互換のアーケード基盤を移植にするから、という意見も含め、まったくの的外れという訳ではありません。しかし、それだけでは絶対にないはずです。ここで落ち着いて考えてほしいんです。僕たちは、高音と響の加入と、ライブへの登場を、さほどの違和感・拒絶反応なしに受け入れています。これはアイマスのようにコンテンツとしての成熟度と歴史の深い作品では、実はそれなりに特異なことなはず。それには、何か理由があるはずです。

 こうした、アイドルチームへの新世代の加入という意味で、格好のお手本となる存在が現実に存在しています。ポジティブ作詞の小野田Dも大好き、モーニング娘。です。「娘。」はオリジナルメンバーに、2期メンバー保田・矢口・市井、3期後藤、4期石川・吉澤・辻・加護、5期高橋・紺野・小川・新垣とメンバーを増やしていきました(成功例としてサンプルにできるのは5期までだと思います)。こうした新規メンバーは、最初は現メンバーとのスキルや華の差で、常に最初は叩かれます。しかし、じきに彼女たちも大切な仲間へと変わっていきます。それは、“現メンバーへの思い入れ”が、関係性を通じてほかメンバーにも対象を広げ、伝播していくからです。自分の大好きなメンバーたちと一緒にライブを戦い抜き、先輩たちに叱られ、悩んでいる新人の姿が、やがて現メンバーと同じように愛しく感じられるように変わっていったのです。「中澤姐さんの意志を受け継いだ新メンバーたち」「なっちに憧れたガキさんが、ライブでなっちと一緒にライブで歌う姿に震える」といった、現メンバーと新メンバーの関係性が、新しいメンバーへの思い入れを育てていくんですね。

 現在のモーニング娘。が没落しているのは、新陳代謝を重ねすぎて「オリジナルの想い・ファンの思い入れ」が既に希薄になってしまっていること、機械的・定例イベント的な卒業の繰り返しに、不祥事による脱退がトドメをさしたから、だと思います。「卒業」には後輩への継承がありますが、「脱退」にあるのは断絶だけですからね。

 仮に、昨日のライブに響と高音の2人だけが出てきて歌い踊った場合、観客に届くのは戸惑いだけだったのではないかと思います。真ん中にアッキーが立って歌っているからこそ、これはアイマスなんだ、と僕らは疑いなく受け入れることができたんです。その後、「THE IDOLM@STER」を一緒に歌ったことも含めて、彼女たちがアイマスガールズに迎え入れられる儀式は無事済んだのだと思います。

 美希が961プロにいることで、僕たちは美希というフィルターを通じて961プロと、その中の人たちを見ることができます。単なるライバルではなく、仲間に対して見せる顔を美希の視点から感じることができるんですね。未知なものや新しいものに対する違和感・抵抗ってのは意外と大きいですが、僕らは美希のことをよく知っていますから。ラジオ番組にゲストとして登場するときも、全くの新人さんが2人来るのと、「オニギリちょっと紹介しちゃってよ」と間にアッキーが入ることができるのとでは全く違います。

 美希初登場のゲームショーで、僕らは今井さん・中村さんの2人を通じて長谷川さんの登場を違和感なく受け入れることができました。そして下田さんとのラブラブぶりを通して、今ではすっかりアイマスガールズの一員です。今度は、美希と長谷川さんがそのバトンを新しい2人に渡す番なのだと、僕は思ってます。

 あと2人が拒否反応なく受け入れられたのは、やはり「たかね」と「ひびき」が誰もが知ってる、でも誰もが知らないキャラだったのが大きいと思います。いつかはこの2人が来るんじゃないか、という心の準備を、僕らはエイプリルフールのたびに繰り返してきたんですから。

 そんなわけで、狐汁的には961プロ、大肯定です。移籍や新事務所の立ち上げは冒険です。しかし、居心地のいい停滞は、やがて澱んでいくものです。関係がぬるくなってくっていうか。そしてどこかで冒険をして新しい風を入れないといけないとするなら、昨日のライブのタイミング・やり方は、計算尽くされた最善の一手だったんじゃないかと思います。

おまけ 特に戦略がなかったら、ファミ通独占で出しちゃったんじゃないかな? 本当に秘匿したサプライズで発表して、ライブに集まった5000人の多くを味方に変えてしまった、作戦勝ちなんじゃないかと思います。あのライブを体験して、ネガティブな感想を持って帰るのはなかなか大変です。

2008/07/28 21:19 | Comments(19) | TrackBack() | アイドルマスター
蒼い鳥がSSAで聴けるなら死んでもいい。
 本日19時にアニメロサマーライブのアイマスガールズ出演の詳細が正式発表されました。実は19時ぴったりにアニメロのアーティストページを更新したら、一番上にあった「THE IDOLM@STER」のアーティスト名が消えたので訴訟か? 暴動か? と思ったんですが、単に五十音表記が「中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美from THE IDOLM@STER」の「な」行に移動しただけでした。公式のテキストを引用すると、

アイマス人気キャラクター声優4名が満を持してアニサマ初登場!
初登場記念におなじみの楽曲をたっぷり披露する予定です!
アイマスのプロデューサーさんも、未来のプロデューサーも、要注目です。
出演は(写真左より)中村繪里子(天海春香役)、今井麻美(如月千早役)、たかはし智秋(三浦あずさ役)、下田麻美(双海亜美/真美役)の予定。

とのこと。フルメンバーを期待していたのですが、やはり外せない「A.I.E.N」コンビ、「IDOLM@STER RADI」枠で智秋さん、とかち枠で下田さん…と、ある意味順当、予想の範囲内ではあります。個人的には、これに長谷川さんが加わると非常に収まりのいい5人になるし、メドレーをやるなら「GO MY WAY」は突破力のある楽曲だと思うので、すこし残念。4人だと、微妙に下田さんが立ち位置難しいというか。長谷川さん、滝田さんとかと並んでる時は、眼に見えてリラックスしてるんですよね。さいたまスーパーアリーナはひとつの到達点であると同時に、若い世代にとっては最高の経験を積める舞台だと思うので、ここは長谷川さんにも来て欲しかったです。滝田さんは…テンパイヤーof THE IDOLM@STERの称号を持つ彼女に2万人の前で歌えってのはちょっと酷な気もするので^^; 呼び込みに小鳥さんボイスを使ってもらえたら嬉しいなと思います。

大満足とはいかなかった発表ですが、ごく個人的かつ利己的な感想としては、メドレーでも今井さんの蒼い鳥が聴ける可能性があるのでは…という期待が高まってます。さいたまスーパーアリーナで蒼い鳥独唱が聞けるなら死んでもいいぐらいに思ってるのは僕個人の主観の要素が強いのですが、それでも千早の「蒼い鳥」は、初見の人に対しては最も突破力のある曲だと信じています。

 あとはどういう選曲で来るでしょうかねー。できればフルサイズの「THE IDOLM@STER」を聞きたいです。あとはメドレー8曲ぐらい詰め込めるなら、「I Want」「蒼い鳥」「GO MY WAY」「隣に…」「エージェント夜を往く」「スタ→トスタ→」あたりがほしいところです。定番曲を押さえるなら「太陽のジェラシー」は当然入ると思うんですが、スロースターターの中村先生は歌の立ち上がりがちょっと怖いので、歌いだしの難しい「太陽のジェラシー」は避けた方がいい気も…アイマスファン的にはそれもまたよし、なんですけどね。アウェイですから、今回は。ニコニコつながりで「アイレデッスカ!?」もありえると思うんですが、あの辺は外よりも内を向いた曲なので。

 僕もなんとかぴあのプレリザーブでチケット取れたので、当日の様子はレポ予定です。取材が入った時は…うーん、その時はその時で^^;

2008/06/17 19:51 | Comments(4) | TrackBack() | アイドルマスター

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