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2024/05/17 18:58 |
よくわかるElements Garden(初心者P向け)
 ニコニコでは本日更新の「THE IDOLM@STER RADIO」で、如月千早役で、4月22日に「Day by Day」でメジャーデビューする今井麻美さんが歌う「arcadia」が初公開されました。この楽曲の作曲を担当したのが、Elements Gardenの上松範康さんです。「あげまつ のりやす」さんと読みます。うえまつさんはFF音楽の人なので間違えないようにしましょう。さて、この「arcadia」がとんでもない名曲なので、発売前後は話題になると思います。ただ、その時に自分でも思わず使ってしまいそうな言い回しが「Elements Gardenらしさあふれる」とか「Elements Gardenならではのサウンド」などの表現です。

 わかる人にはこれで一発だと思うのですが、わからない人は「だからそのならではを説明するのがてめーの仕事だろうが」と思われること必定なので、ここは自分で先に説明しておくことにします。あくまでもエレガを知らない、音楽にもあまり詳しくない人向けの説明ですのでご了承ください。

 さて、Elements Gardenらしさとは何か? を考えた場合、まず第一に出てくるのがストリングスの多用でしょう。ストリングス=ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどの弦楽器のことで、ポップスやロックなどのクラシック以外のジャンルでこうした楽器を使うときに「ストリングスを用いた」といった使い方をします。Elements Gardenの曲では弦楽器、ピアノ、重ためのギターなどを用いて、壮大な交響曲のような音作りをする傾向があり、その特徴がもっとも顕著なのが上松範康さんと言えるでしょう。

 そしてElements Gardenのもうひとつの特徴として、主題歌としての王道を決して外さず、サビに至るまでの楽曲のテンションの盛り上げと、サビのキャッチーさを非常に大事にしているところです。単にアーティスティックな方向に行くのではなく、アニソンゲーソンとしてのツボというか、魂を入れてくるところが人気の秘密なのかなと思っています。

 Elements Garden楽曲を表現する言葉に「日本ファルコムっぽい」などと聞くことがありますが、ストリングスを基調にした壮大なサウンドで、まっとうに主題歌作りを志向すると、目指す方向は似てくるのかもしれませんね。

 Elements Gardenの曲はあまり意識して聴いたことがないという人は、水樹奈々さんの「ETERNAL BLAZE」「Justice to Believe」、榊原ゆいさんの「片翼のイカロス」などを聴くと、なんとなくElements Gardenの上松さんらしさがピンと来るのではないかと思います。「arcadia」に近いフォークロアっぽさがあるのは「Justice to Believe」でしょうか。ちょいマイナーなところでは、『PRINCESS WARTZ』のOP「Dissonant Chord」は燃える美少女ゲーム主題歌の最高峰だと個人的に思います。

 今は上松さんの楽曲を紹介しましたが、Elements Gardenで上松さんと双璧を成す人気なのが、菊田大介さん。こちらは「純白サンクチュアリィ」や「雨上がりの花よ咲け」などのランティス移籍後の茅原実里さんの代表曲の数々や、栗林みな実さんの「Love Jump」などを手がけています。Elements Gardenといえばやはりこの2人で、それに水樹奈々さんの「残光のガイア」作曲の藤間仁さん、「冒険でしょでしょ?」編曲を担当した藤田淳平さんの名が続く感じでしょうか。

 さて、Elements Gardenの楽曲をつらつらとあげたところでお気づきだと思いますが、歌ってるのが本当に錚々たる面々です。これは知名度的に名前があがりやすいのももちろんなのですが、それ以上に、Elements Gardenの曲の特性があると思います。とにかく壮大で世界観を提示する音なので、凡庸なボーカルでは声が音に負けてしまうんですね。そのために歌い手には歌声で物語を語れる、表現力と艶のある歌い手でなければならない。その条件を備える人となると、やはり歌姫としての評価の高い人の名が並ぶことになるわけですね。そんな手ごわいElements Gardenがかなり本気出した音である「arcadia」が、“如月千早”の歌声にあまりにもしっくりと馴染んでいるのは一プロデューサーとしてなんだか嬉しくもあり。元々、Elements Gardenの詩自体が「汚れた大人はちょっと気恥ずかしくなるぐらいの王道(中二的)」をまっすぐ行く傾向があるだけに、半ば虚構、半ば実在の存在である“如月千早”という存在との相性はいいのかもしれません。もちろん、それを支える4月22日に「Day by Day」でメジャーデビューする今井麻美さんの歌唱力が大きなウェイトを占めているのは言うまでもありません。

 ここにきてやっぱりアイマスかよとは言われると思うのですが、「arcadia」はほんとにいい曲なので、Elements Garden好きの人は試しに聴いてみてくれると嬉しいです。しかし「arcadia」、個人的にはシングルカットしてタイアップが取れれば、大台が狙えるクラスの楽曲だと思うんですが。こういうのをキャラソンアルバムにほおりこんでくるところがコロムビアミュージックとアイマスサウンドチームのおそろしいところです。

 MASTER SPECIAL01では「乙女よ大志を抱け!!」にちょっとビッグバンド風味を入れてみたり、MASTER SPECIAL02では「livE」をテクノ気味にチューニングしてみたりと、常に貪欲に音の幅を広げようとしているところが、アイマスの歌に対する信頼に繋がってるのだなぁと思う今日この頃です。

 ……あれ?

 ええと。Elements Gardenの話でした。
 何の話してても最後はアイマスに着地するのって、よくある話ですよね?
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2009/03/18 00:45 | Comments(7) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)
千葉・ゆかり王国訪問感想。
 田村ゆかりさんの“田村ゆかり LOVE LIVE 2009 *Dreamy Maple Crown*”に参加してきました。会場は幕張メッセイベントホール。目算だと7000人くらいは入ってるのかな? 初めての会場……かと思ったら、よく考えたら任天堂の発表会で来てるわ。雰囲気違いすぎて笑いましたw

 今日のライブの全体的な感想で言うと、本当に完成度の高いライブでした。新アルバム「木漏れ日の花冠」をベースにしたセットリストで、飛び曲は少な目。最後のダブアンも僕の大好きなSpiritual Gardenでしっとりと締め。飛べる曲、騒げる曲、なのは曲といった安全牌を抑え目にして、かなり渋好みの選曲。その分、メタウサ姫→国家の強烈なコンボやアイドルソングなんかで幅を出してました。このキャパ、このセットリストで高い満足度のライブにできたのは本当に完成度が高かったんだと思います。

 あとMCが全般的に神がかってましたw
銘菓ひよこから、カイジの焼き土下座にナチュラルに話をつなげてきっちりまとめられる声優なんて他にいない。いるはずがない。いたらいやだ。日常から面白い話を拾ってきてゆかり味にして出す塩梅が絶妙なんですよね。「そこは何階? スタンド? ジョジョ的な?」とか小ネタを拾い食いせずにいられないのは伊集院の系譜かなw

 演出面では、メタウサ姫絡みのムービーに管理局の白い魔王が降臨されたのも大変笑わせていただきました。ハイジブランコは確かにツナ缶。そして衣装の早変えが相変わらず見事でした。定番のアイドル的な衣装に加えて、「恋のアゲハ」では、和装……花魁? なんて言うの? えーとSAMURAI DRIVEみたいな感じでかっけーかったです。

 んでね、本当にスタイルがよくてダンスが上手いのに感動したんですよ。え、そこ? って思われるかもしれないんですけど。田村ゆかりさんのラジオでのパブリックイメージって、ジャンクフード好き牛タン大好きあんま運動やトレーニングも好きくなくてひきこもりぎみでって感じだと思うんですよw わりと露悪趣味で自虐的な人ですし。

 ただ、それで17歳と5000日?の人があのスタイルとコンディションを維持できるはずがないと。僕らが思ってる以上に、水面下で節制と努力、ライブの準備をしっかりしてると思うのです。そういうのをことさらにアピールするのはかっこわるいからしないっていう自意識と、しっかりと作りこんだパフォーマンスで結果としてそれを見せるプロ意識が、本当にかっこいいなと思うのです。

 そんなことを考えてたら、ダブルアンコールのMCでちょっとほろりと来そうになってしまいました。ファンに名前を呼ばれて言葉を詰まらせた田村さんの心の動きはもちろん本物だと思います。でも、そこで嬉しい、感動した、の心に一緒に流されて泣いちゃうだけだと、プロとしては半分だと思うんですよ。楽しいライブはいつか終わるし、この関係も永遠ではない、そういうMCのあとにSpiritual Gardenを歌えば、歌詞の意味が思い出としてずっと鮮やかに刺さる。そのことを理解した上で、水を飲んで切り替えて、歌唱としては完璧なパフォーマンスで最後は締める。そのバランスが本当に見事だなと、思うのです。

 やっぱり僕らオタの間でカリスマとして愛される人には、会場に集まったファンを、そしてそのファンと一緒にすごす時間を、ひとときであっても愛することができる資質ってのが必要だと思うんです。本人自身にオタ気質があったり、若い頃下積みで苦労してたり、歌が大好きだから歌う場をもらった感謝があったり。人によって理由は様々だとは思いますけど、ステージの上の人の感謝と喜びの感情が本物かどうかってのは、なんとなく伝わるものなのですよね。そういう“感情の共振”みたいなものを呼び起こせるのは、武道館をオタで埋めるようなアーティストのひとつの条件なんじゃないかなと思ったりします。

 そういえば、ライブでは年末のカウントダウンライブの告知もありました。カウントダウン……これはまた、会場選びが難しそうな。O-EASTとかでよくカウントダウンライブが行われてる印象がありますが、ようは会場全体から見渡せるサイズの複数のスクリーン・モニターがあるor特設できることが条件なんですね。カウントダウンですから。STUDIO COAST とか、横長でスクリーンも3面でいいかなと思うんですが、キャパ2000人では全然不足でしょう。かといって、パシフィコでカウントダウンってピンとこない。

 うーん……東京国際フォーラム、JCBホール、日本武道館? ただ武道館のカウントダウンとか会場押さえられそうにないですし。なかなかに難しいところです。会場選びも含めて興味深いのですが、やっぱり年末は遠いですね。うーん、FCイベント目当てにFC入っちゃうかなw

 ともあれ、本当に楽しいライブでした。UO関係とか、色々と言いたい人もいるとは思うんですが、やはりよくできた楽しいライブには、まず良かった、また行きたいと言いたいです。


おまけ 僕はトランペットやサックスがいっぱい入ってゴージャスな感じの曲を聞くとなんでも「ビッグバンド風」と形容したくなるのですが、正確な定義がわからないので怖くて使えません。「ビッグバンド風」って正確にはどういうのを指すんでしょう。

2009/03/09 02:50 | Comments(1) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)
かっこいいってこういうことだ。@声優アワード
今年の声優アワード決定しました。
主演男優賞は神谷浩史さん。神谷さんは僕が風邪引きの時に優しく心配してくれて抱いてほしいと思ったクリスマスの夜取材が思い出されます。主演女優賞は我らが釘宮さん。雰囲気はランクAコミュでした。

第1回から通して取材してますが、今回が一番、ファンの視点からブレが少ない結果だった気がします。
釘宮さんの着物もドレッシーな女性声優さんたちも、そんな中落ち着いた装いが個人的にツボな沢城さんもよかったのですが、今回もやはり声優アワード心のメインは功労賞でした。

内海賢二さん、富田耕生、永井一郎さんの揃い踏み。特に心に残ったのが内海さんで、一声発しただけで、もうどうしようもなく内海ワールド。帽子をついとあげる仕種、握手の仕方、前を通る永井さんに道を譲る仕種など、何から何までがかっこいいのです。日本一の伊達男ですね。

それと、声優アワードでは浅野真澄さんや小林ゆうさんですら、わりと普通のコメントをする厳粛な場なのですが、その中普段のキャラクターを貫き通した杉田さんは漢だと思いました。あのズボンどこで売ってるんだろう。

会場近所のケンタッキーでしこしこと、受賞者コメントほぼ全文書き起こしたのでよかったら見てください。

神谷浩史、釘宮理恵が主演男優・女優賞に! “第3回声優アワード”

一仕事終えたので、木漏れ日のロゼット聞きながら明日の王国に備えます。

2009/03/08 01:43 | Comments(0) | TrackBack() | 雑記(アニメ系)

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